ただ、この報告書、「補償内容」「経過」「対策」まではいいとして、最後の「提言」部分がネット上の一部では物議をかもしているようです。というのも、提言では、政府やクレジットカード会社、セキュリティ製品ベンダーの対応についても踏み込んだ意見が述べられているため、人によっては弁解のように感じてしまうのかもしれません(もちろん、社長の意図はそうではないと思いますが)。 とはいえ、繰り返しになりますが、これだけ詳細な経過を含む報告書を一般に公表することは異例のこと。中島社長は、最後に「(今回の報告書について)さまざまな反論が周囲からあったが、裏側の部分も含めて情報を公開し、本音をそのまま伝えることで少しでも参考なればと願い、心を込めて筆を執った」と記しています。 非常に読み応えのある内容なので、ECサイトをはじめ、インターネットビジネスに関わる方は、一読されてはいかがでしょうか。
網自体は釣り糸に使われる強化ポリエステル製の糸で編まれており、素手ではまず切ることはできない。試しに筆者が糸を引っ張ったところ、食い込んで皮膚が真っ赤になってしまった。 網のサイズは3メートル四方で、まるごと対象物を覆うのにちょうどいいサイズだという。逆にこれより小さいサイズでは獲物をすっぽり捕らえるには余裕がなく、大きすぎると余計なモノに引っかかる可能性が出てくる。 しかもネットの中では、もがくほど余計からみつく網構造というから、侵入者にしてみればアリ地獄ならぬクモ地獄といった心境か。 一発でしとめる網と射程距離 難点は銃に装備できる網が1枚だけという点。これは、いざというときは一発で獲物をしとめないといけないことを意味する。侵入した不審者に動揺しながら、使ったこともない銃を手にしたところで、はたして網は犯人に命中するだろうか――。ふとそんな疑問がよぎる人もいるかもしれない。 実はこの銃
ネットバンキングの“穴”が不正引き出しを許した 2007年6月4日 (須藤 慎一=ライター) インターネットバンキングのID/パスワードなどの情報を盗み、他の口座にお金を振り込む窃盗の報道をこれまでに何件も見聞きしている。多くのインターネットバンキングが、乱数表による本人確認、振込結果を連絡するメールなどの安全対策を採用している。それなのに犯行を許したのはなぜなのか、つねづね不思議に思っていた。 今回、理由の一端が判明した。インターネットバンキングの仕様にセキュリティ対策の“穴”があり、その部分を突かれていたのだ。日本銀行が2007年3月に公開した論文が「事例からみたコンピュータ・システム・リスク管理の具体策」(PDF)で具体的に紹介している。 それを読むと、利用者の手間を省くための“親切設計”がセキュリティの不備になり、犯罪を許す原因になった可能性がある。これは銀行だけの問題ではない。
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