2年ぶりに有観客で開催された昨年大みそかのNHK総合「第72回紅白歌合戦」は、過去最低の平均視聴率を記録した。そんな中、難しい立ち回りを担いながらも奮闘したのが、司会を務めた女優の川口春奈だ。 川口と言えば、大河ドラマ「麒麟がくる」で薬物事件で降板した沢尻エリカの代役として織田信長(染谷将太)の妻・帰蝶を演じた。初の時代劇かつ大河初挑戦ながら10話分の撮り直しもこなし、女優としての評価を高めた。“NHKの救世主”が紅白司会として再び同局に戻ってくることに安心感を感じた視聴者も多かったのでは。 それでも、川口にのしかかっていた期待は大きなものだった。これまで「紅組司会」「白組司会」「総合司会」と役割を分けていたが、今回から呼称を「司会」に統一。同局は「すべての歌手・アーティストを応援する存在」と説明したが、ロールモデルがいないだけに立ち回りは川口ら司会者側に委ねられた。 川口はTBS系音楽番