遠隔操作できる「分身ロボット」を使うことで、ベッドに寝たきりの難病患者が社会復帰し、会社に勤める――。遠い未来の話ではない。これを現実のものとしたベンチャー企業が、気鋭のロボット開発者、吉藤健太朗氏が代表取締役所長を務めるオリィ研究所だ。 吉藤氏は「第18回日本在宅医学会大会 第21回日本在宅ケア学会学術集会 合同大会」(2016年7月16~17日、東京都)のシンポジウム「在宅医療とテクノロジー」に登壇。同氏らが開発したコミュニケーションロボット「OriHime(オリヒメ)」の、難病患者支援への活用事例を紹介した。 OriHimeは、インターネット回線経由で遠隔操作できる小型ロボット(関連記事)。カメラやマイク、スピーカーを内蔵し、操作者はOriHimeが置かれた場所の風景や音を見聞きできる。OriHimeの周囲にいる人との会話も可能だ。このように「身体的問題や距離を克服し、家族や友人と一
日経ビジネス2012年10月8日号の特集「日本を救う次世代ベンチャー100」にも登場した「Amaz技術コンサルティング」。三洋電機でリチウムイオン電池事業を引っ張ってきた技術者、雨堤徹氏が定年を待たずして退社し、2010年に郷里の淡路島にある兵庫県洲本市に設立した企業だ。 電池に関するコンサルティング事業のみならず、今夏には電池の開発・評価などが可能な研究所まで建設した。長年勤めた大手メーカーを辞め、自ら企業を立ち上げた背景には何があったのか。なぜ研究所までつくる必要があったか。電池そして日本の電池メーカーの将来をどう見ているのか――。同氏に率直な思いを語ってもらった。 (聞き手は田野倉保雄)
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