レンタルビデオ店にはじまり、現在は動画配信、FX、英会話、ゲーム、太陽光発電、3Dプリンタ、IOT、ロボット、VRシアターと多岐にわたる事業を展開している株式会社DMM。創業者であり現会長の亀山敬司氏にインタビューを行った。前編となる本稿では、「投資」「awabar」「DMM」などのキーワードから亀山会長の思いに迫っていく。 亀山:ビジネスの付き合いはリアルな関係で、本質的なんだよね。投資を通じて誰かと関係をつくるのも利益目的だし、会社と社員の関係も同じで損得があるわけ。人件費を抑えれば会社の利益が上がるし逆なら下がる。その一方で、共通の「会社が潰れたら困る」という連帯もある。この損得と連帯の両方が絡んだ関係の中でこそ、その人の本当の部分が分かるような気がする。 更には、損得を短期的に見るか?長期的な視点で見るか?といったものもある。投資一つとっても、「明日、不動産を買って、来年上がって儲