「タスクシュート」という名前はいつ、どのようにして思いついたのか? 以前から折に触れて日記を読み返す […]
シゴタノ!を始めたのは2005年5月ですが、それ以前に7つのブログに取り組んでいました。思いつくままにその時々で自分の中でホットなトピックをテーマにしてブログを開設、飽きるとまた次のテーマへ…。 ブログの開設自体は無料でできますから、お金の掛からない実に素敵な趣味だな、と今でも思うのですが、シゴタノ!の直前、通算7つ目のブログの最後のエントリーの最後の一行に以下のような言葉があります。 相手に強引に買わせるのではなく、相手に自分から買ってもらえるような仕事をしたいですね。 書いていた時は、まさかこのエントリーを最後にこのブログの更新を終えることになるとは思いませんでした。話の流れからこのような結びになっていたわけですが、改めて読み返してみると、未来の自分、すなわち今の僕自身に向けてのメッセージのように思えてなりません。 ブログ塾は全11回のメルマガなのですが、その中で「ブログに関する悩みや
一年ちょっと前、今のドメイン取ったときって、どんな気分でブログかいてたのかなぁってふと思った。 ほぼ間違いないのは、今とは全然違うってこと。 気分を言葉にするって難しいし、なんとなくやってた、って言えばそれまでなんだけど、なんか当時の自分の気持ちを当時の自分に聞いてみたいなー、なんてことを思ったりした。 —– しかし一年ちょいで世界変わりすぎだこれ 日刊ごりゅご306 – 日刊ごりゅご シゴタノ!でも連載されている五藤さんのポステラスからの引用なのですが、「世界変わりすぎだ」といわれてもなかなかピンと来ないかもしれません。 しかしありきたりですがほぼ確実なことがあります。自分の人生に不満があってそれを変えようと思うなら、アウトプットする(文章を書かずともよいのです)ことが今はいちばん近道なのです。五藤さんはそれをおやりになったのです。 結局私達というのは、自分のことにしか興味がありません。
あけましておめでとうございます。本年一回目の「R25世代の知的生産」です。今年もよろしくお願いします。 年の変わり目、ということで新しい決意や目標を持たれている方もおられるかと思います。この連載をチェックしているならば、「今年はもっとアウトプットするぞ」と闘志を燃やしている方も少なくはないでしょう。 人間とは基本的に惰性が好きなので、ゼロの状態から何かを始めるのは大きなエネルギーを必要とします。「今年はもっとアウトプットするぞ」という決意だけでは、実行するのは難しいでしょう。 今回は、今年を「アウトプット元年」と定めた人に3つのアドバイスを書いておきたいと思います。 「メモ帳」を持つ 「アイデアノート」を持つ 「連載」を持つ では、それぞれ見ていきましょう。 「メモ帳」を持つ この連載でも似たような事は何度も書いているので、若干くどいですが「メモ」することの重要性は何度書いても書き足りませ
昨年に引き続き、今年読んだ本から、佐々木正悟さんと僕(大橋悦夫)とでそれぞれ10冊ずつ、今年は「2010年の仕事始めまでに仕込んでおきたい本」ということでピックアップします。 電車での移動中やちょっとしたスキマ時間にざっと目を通す読み方ではなく、邪魔の入らない静かな空間で、お気に入りのメモ帳とペンを片手に手を動かす、という能動的な読み方を想定しています。 ですので、以下の20冊のうち多くても3冊か4冊に絞って、そのエキスとエッセンスを仕事始めといわず、読んだそばからすぐさま仕事に活用する、という意気込みで読んで欲しいものばかりです。 ではさっそく順不同に。 佐々木正悟編 1.『フリー〈無料〉からお金を生みだす新戦略』 ──好きなことをして生きていきたいすべての人に 「好きなことをして、生きていくのは難しい」とはよく言われる。インターネット時代がやってきて、「ついに好きなことをして生きていけ
調査によると、典型的な新年の誓いは一〇年繰り返され、そのうちの四分の一は年明けから一五週間のうちに挫折して翌年また引っ張り出されるという。 明日は大晦日です。上記引用は、シゴタノ! — 挫折しないためのたった1つの方法で私が引用した箇所ですが、毎年今頃の時期に読み直す価値があると思っています。 ところで、本書の邦題は相当の意訳です。『脳が教える!1つの習慣』の原題は、「1つの小さなステップが人生を変える」なのです。内容は明らかに「小さな習慣の重要性」を説いています。 「小さな一歩」が「習慣」を作り出す 藤村 あと用途が明確だとアナログは使いやすいです。僕はライフログ(その日にあったことを時間で区切ってひたすら記述する)をMOLESKINEに書き始めたのですが、これが習慣になっちゃいました。 誠 Biz.ID:誠トレンド格付2010:iPad、iPhone、電子書籍――誠 Biz.ID
7月24日(土)にスピードチェンジジャパンさん主催のブログセミナーを行いました。 少人数でたっぷり 4時間、実際に手を動かしていただきながら、その都度その場でフィードバックしつつ、質問にお答えしながらのワークショップ形式。 僕自身にとっても非常にやりがいのあるセミナーでした。 ただ、常々感じていることですが、セミナーというスタイルには学習の場としての限界があります。 セミナー会場では受講者全員が「学びモード」になっているために、大変な集中力を発揮できますが、ひとたびセミナー会場を離れると、途端に普段のモードに戻ってしまい、そこで学んだことを十分に実践に活かしきれないのです。 特にブログは、ただ書くだけでなく、書き続けなければその真価を発揮しないものですから、なおさらです。アクションを起こし、さらにこれを継続する必要があるのです。 そうなると、セミナー会場の“外”が重要になってきます。セミナ
奥村倫弘 光文社 2010-04-16 売り上げランキング : 62578 おすすめ平均 グーグル・ニュースとは違うアプローチ 一冊まるまるはちょっと引っ張りすぎたか? そうだったのか! Amazonで詳しく見る by G-Tools 「これさえ読んでおけば」という本ではありませんが、新書ですし、月間アクセス数が1万に満たない状況にあるなら、読んでおいて損にはなりません。 当今、ブログにおいて「タイトル」はとても大事です。これはいうまでもないことです。なぜなら、そもそもタイトルしか読んでもらえない可能性が圧倒的に高いからです。 私自身は、タイトルの付け方などさっぱり分かっていないので、本書のような本はよく読みます。ヤフー・トピックスのように、黙っていても相当の読者がクリックしてくれるところですら、タイトルにこれほどこだわっているのですから、私のようなブロガーが、何の気なしにタイトルをつけて
1969年に出版された『知的生産の技術』(梅棹忠夫)には以下のような文章があります。 p12 社会には、大量の情報があふれている。社会はまた、すべての人間が情報の生産者であることを期待し、それを前提としてくみたてられてゆく。ひとびとは、情報をえて、整理し、かんがえ、結論をだし、他の個人にそれを伝達し、行動する。それは、程度の差こそあれ、みんながやらなければならないことだ。 今日ではブログの普及によって、誰しもが簡単に情報の生産者となれます。特に意識しなくても「知的活動」はいくらでも実行できるでしょう。このような時代において、ビジネスパーソンになぜ知的生産の技術が必要なのか。これについて今回は考えてみたいと思います。 コア・コンピタンス コア・コンピタンスとは「顧客に対して価値提供する企業内部の一連のスキルや技術の中で、他社がまねできない、その企業ならではの力のこと」(※1)です。これは企業
非常に刺激的な一冊。まずはそう評価するべきでしょう。 序文をあのビルゲイツが書くこの本は「ライフログ」を先駆的に実践する著者が自らの体験とともに「ライフログ後」の世界の可能性について言及されています。 帯には、 「見聞きしたもの、位置情報、体の状態まで、全てをデジタル化すれば世界が変わる!」 とあります。そういった記録を残していく事によって私たちは完全記憶(トータル・リコール)を手にする事ができます。 それはあまりにもやり過ぎだろう、という声もあるでしょう。あるいは待ち望んだ未来がやってきたと感じる人もいるかもしれません。どちらにせよ、世界は徐々に「ライフログ」的な世界に足を踏み入れています。 例えば、Twitterです。日常の思った事をつぶやくだけではなく、最近では自分がいる場所の情報なども流す人が増えてきています。あるいは就寝時間や起床時間などもよくみかけます。これらの情報は「ライフロ
あとで思い出したい、もっと言えば、未来のある特定のタイミングに思い出したい、ということがあります。このような時に役に立つのが、リマインダーですが、使い込んでいくと「単に指定した日時に間違いなく思い出させてくれる」だけでは物足りなくなり、「もっと少ない手間で設定ができるといいのに」などと思うようになります。 さもなければ、 「リマインダーをセットするのは面倒だし、その時になれば思い出すだろう」 と高をくくって、結局「その時」を迎えるころには忘れてしまう、かもしれないからです。 そんな事態を防ぐためにリマインダーを活用しているわけですが、設定の手間を軽減しつつ、しかし確実に思い出せるようにするために、最近では、以下の2つのツールを併用するようにしています。 1.Remember The Milk(以下、RTM) 2.R*PAD いずれもリマインダーサービスですが、共通点としてメールでリマインダ
事務職の生産性の課題とは、人間の生産性の課題だ。それらをハードウェアで解決することはできない。人間の生産性にはソフトウェアによるアプローチが必要だ。 たとえば、ファイルシステムに問題がある場合、企業としてはどのように対処するだろうか。私が今まで見てきた企業のほとんどは、まず新しいファイルボックスやファイルキャビネットを買っていた。新しいファイルボックスにより自分たちのファイルシステムが向上すると思っているのだが、そのようなことは決してない。 これがソフトウェアの問題に対して、ハードウェアでアプローチするということだ。 今、沢山の人の未決箱の中には(あなたのでさえも)、受け取った時点では60秒以内で完了できたはずの仕事が幾つも入っている。しかし、今となっては未決箱に重なったそれらの仕事を60秒以内で完了させることはできない。 その理由は、ほとんどの場合、これらの仕事があなたにとってすでに古く
貯金やダイエットのように、続けるほどにその成果が目に見えて現れてくる習慣がある一方で、早起きやジョギングなど、長く続けてもさほど何かが変わることはない習慣もまたあります。 「続けさえすればいい」という一見すると制約のない自由なイメージが思い浮かびがちです。でも、自由であるがゆえに逆に油断が生じて「3日坊主」になりやすいといえます。走っても走らなくても結果が変わらないように感じられるため、取りかかる気持ちが削がれてしまうのです。 こうした長期戦に臨むにあたっては次の4つのアクションが漏れなく実行されているかどうかをチェックするとよいと思います。 1.許す 2.書く 3.頼む 4.知る 許す 許す対象は自分自身です。少しでもできたら「できた」ことにします。例えば、筋トレなら腕立て伏せを「10回」でもやれば、「今日は筋トレをやった」と考えるようにします。 本来であれば、腕がプルプルふるえて、「も
40年前と比べて、私たちを取り巻く「情報環境」は大きく変化しました。情報を入手するのは新聞・書籍や論文からだけ、という時代からネットを介する事で一個人がほぼ無料に近いコストで様々な情報にアクセスできるようになっています。 そういった環境の変化の中で、情報を扱う技術や接し方も変化せざる得ない状況です。もし昔のやり方のまま、この情報化社会に立ち向かおうとすれば、たちまち情報の波に飲まれてしまうでしょう。 実は、昔から世の中に存在する「情報の総量」は人間が一生で扱いきれるキャパシティーをはるかに超えていました。ただ、昔はその情報と個人とが切り離されていたので、このような問題について考える必要はありませんでした。 しかし、今では普通に生活しているだけでもかなりの量の情報が個人に向かって流れ込んできます。それはある種便利さの象徴でもありながら、我々を煩わせる要因の一つとしても考えられます。 今回はそ
Bさん(30歳男性)とは、昨年暮れの──といってもつい9日前の12/27(日)のことですが──山本ケイイチさんのランニング会の後に開かれた朝食会で知り合いました。 会社の許可を得て堂々と週休3日(実働4日)のワークスタイルを実践していたり、昨年1年間で15kgの減量を実現していたり、美崎栄一郎さんに倣って自分なりに工夫したバインダーノートを愛用していたり(改めて取材したいくらいのデキ!)、といちいち感心させられるエピソードをご披露いただきました。 つまり、きちんと結果を出しているのです。いずれも『レバレッジ・リーディング』や『「仕組み」仕事術』、『いつまでもデブと思うなよ』や『「結果を出す人」はノートに何を書いているのか』などなど、このブログを読んでくださっている方であればおなじみの本ばかりですが、これらの本の内容を忠実に実践しただけだといいます。 すかさず、その秘訣をお聞きしました。 や
By: scottjacksonx – CC BY 2.0 あけましておめでとうございます。正月も三日目ですね。新しい年に向けていろいろ計画されている方も多い事でしょう。計画だけではなく実現したい事や、少し考えてみたいアイデアなども思いつかれたかもしれません。 去年に手持ちの情報を整理してさっぱりされた方は、今年一年の自分の思考を整理していくために「メタ・ノート」を作る習慣を設けてみてはいかがでしょうか? メタノートって何? メタ・ノートは『思考の整理学』の中で著者の外山氏が自分の考えを深めるために使われていたノート方式の事です。 » 思考の整理学 (ちくま文庫)[Kindle版] 複数のノートを使い、情報を時間的・文脈的に別の視点から見ることで、深みのあるアイデアを作ることができます。 ファストフード的アイデアと熟成的アイデア 一般的に新しいアイデアは古いアイデアの組み合わせである、とい
わかっちゃいるのに行動を起こせない、ということは少なくありません。それをしなければ確実の自分の将来に影を落とす(ポリシーに反する、人格を損なう、評判に傷がつく、年収が下がる、etc)ことが明白だったとしても、「今すぐそうなるわけではないから、よかろう」と、妥協してしまうのです。 言うまでもなく、こうした妥協は少なければ少ないほどいいでしょう。 ゼロにできたら最高です。 もちろん、人間ですから100%は難しい。 可能な限りこうした妥協を少なくするための方法はないかと考えるわけですが、そこで思い出すのが、数年前に師事していた老師から突きつけられたこんな質問。 できなかったの? やらなかったの? この問いに対して「できなかった」と答える限りは、進歩も成長もできない、と老師は言います。 人の成分の大半は水ですから、何もしなければ高いところから低いところに流れ落ちていきます。すなわち、放っておいたら
特に私は、動き出せばやる気になるという事実の説明に対して「作業興奮」という用語は、まったく不十分だと感じてきました。実際、原稿を書き出してもさっぱり進まないことがよくありますが、それは、「興奮した」ところで作業に移せるとは限らないからです。興奮自体も不十分なことが多々ありますが、たとえばものを書けないという場合、覚醒レベルだけを高めても、どうにもならない技術的な要因が多く残ります。 身体を動かせばいいようなこと、たとえば掃除やスイミングなら、興奮レベルが高まるだけで、まずまずうまくいくのですが、知的作業に作業興奮は今ひとつ役立たないと、私はずっと考え込んできていました。 自分自身への「影響力の武器」 本書は、いわゆるマーケット心理学の解説本であり、色々と賛否はあるものの、現実に幅広く応用されている知見です。しかし、私はマーケットに従事していないため、その点ではたんに興味本位で読みましたが、
前回は「がんばれ」を取り上げましたが、これに加えて「難しい」も要注意ワードです。 なぜ要注意かと言うと、その言葉を使うことによって以降の思考が停止してしまうからです。言うなれば思考停止語です。 以下が思考停止語の例です。 「難しい」 「すごいねー」 「参考になります」 「やはり」 いずれも発した側の思考停止を代弁します。思わず口をついて出てしまう言葉ですが、その言葉を発した瞬間、相手の心の中で反射的にツッコミの衝動がフラッシュします。 「難しい」「じゃぁ、どうすればいいの?」 「すごいねー」「どこが?」 「参考になります」「どんな風に?」 「やはり」「文脈が見えないんですけど?」 思考停止語を使っていると、文字通り考えることが停止します。停止と言っても、実態は先送りされることになります。「後で考えることにして今は先に進もう」というモードです。 もちろん、これは言い訳であって、実際には停止す
Do the devices that make it possible to do so many things at once truly raise our productivity or merely help us spin our wheels faster? 「一度にたくさんのことが同時にこなせるようにするツール類というのは、本当に我々の生産性向上に寄与しているのだろうか? それとも単に目の回るような忙しさを助長しているだけなのか?」 この記事を、気になった部分を抜粋しながらご紹介します。 ●大量のメールやタスクにさらされると優先順位が付けられなくなる ●その結果、注意が散漫になったり必要以上の焦りを感じるようになるだけでなく、 ●罪悪感や物足りなさ(あるいは“不完全燃焼”感)を覚えるようになる ●こういった状態が続くと、それは経済的な損失を生み出す ●調査によると、1日のう
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