妊娠した交際相手の女性に「栄養剤」と偽り子宮収縮剤を点滴し流産させたとして、警視庁捜査1課と本所署は18日、不同意堕胎の疑いで、金沢市内の大学病院に勤務する医師、小林達之助容疑者(36)=金沢市=を逮捕した。
警視庁の出頭要請に応じ、自宅を出る小林達之助容疑者 =18日午前8時35分ごろ、金沢市もりの里(大渡美咲撮影) 「妊娠しちゃった」。交際女性からこう告げられたら男性はどう感じるだろうか。喜びか、それとも…。警視庁捜査1課に不同意堕胎容疑で逮捕された医師、小林達之助容疑者(36)の脳裏に浮かんだのは、「堕胎」の2文字だった。医師としての知識と立場を悪用し、“保身”という身勝手な動機で宿ったばかりの命を奪ったのであれば、許されることではない。イケメン医師を犯行へと駆り立てた背景には“もう1人の女性”の存在があったという。「寝耳に水」…テレビカメラに平然と 5月18日早朝、金沢市もりの里の住宅街。どこにでもある4階建てマンション前には、多くの報道陣が詰めかけていた。 報道陣が見つめる先は2階の玄関ドアだった。午前8時半過ぎにドアが開いた。妻とともに出てきたのは、「容疑者」と呼ばれる直前の小林「医
警視庁の出頭要請に応じ、自宅を出る小林達之助容疑者 =18日午前8時35分ごろ、金沢市もりの里(大渡美咲撮影) 医師が交際女性の同意を得ずに子宮収縮剤を投与して流産させた事件で、不同意堕胎容疑で逮捕された医師の小林達之助容疑者(36)が勤務先の東京慈恵会医科大学付属病院(東京都港区)から、収縮剤の点滴液を不正に入手していた疑いがあることが25日、捜査関係者への取材で分かった。点滴液は女性に収縮剤の錠剤を手渡した1月上旬以降に持ち出されていたという。 点滴液を入れて使う輸液バッグは実家の内科医院(横浜市緑区)から持ち出していたことも分かった。 警視庁捜査1課は同日、同病院と内科医院を家宅捜索し、同病院から収縮剤を不正に入手するため偽造した処方箋(せん)などを押収。小林容疑者は「流産させて申し訳なかった」と事件への関与を認める供述を始めており、全容解明に向けて捜査を進める。 捜査1課の調べでは
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く