タグ

hharunagaのブックマーク (12,203)

  • 【憲法学の散歩道/長谷部恭男】 第38回 ソクラテスの問答法について - けいそうビブリオフィル

    筆者はいわゆるロースクールに所属している。法曹養成を任務とするロースクールでは、ソクラティック・メソッドと呼ばれる問答を通じた教育が推奨されている。アメリカのロースクールでは、そうした教育方法がとられているらしいので*1、それを輸入しようということのようである。 ロースクールで行われるはずのソクラティック・メソッドが、ソクラテスが行ったと伝えられる問答法(dialectic)とどのような関係にあるかは、判然としないところがある。ロースクールの教員のすべて(あるいは大部分)が、ソクラテスの問答を描いたプラトンの著作の熱心な読者かと問われると、はなはだ心許ない。 とはいえ、ソクラティック・メソッドを標榜する以上、ソクラテスの問答法との関係について、全く無関心というわけにはいかないであろう。プラトンの描くソクラテスは、たしかに問答を通じて「徳とは何か」「知とは何か」等の深遠な問題を探究しているよ

    【憲法学の散歩道/長谷部恭男】 第38回 ソクラテスの問答法について - けいそうビブリオフィル
    hharunaga
    hharunaga 2024/04/07
    「彼〔ソクラテス〕が〔多くの場合に〕実際に操っているのは、弁論術を使った説得である。…問答法が知の想起という成果を挙げることができるか否かは、相手の資質によるところが大きい」
  • 中国の大戦略 ラッシュ・ドーシ著 米の覇権 追い落としに警鐘 - 日本経済新聞

    直近までバイデン政権対中政策の中枢にいた著者が、政権入り前に執筆した著作である(原書は2021年7月刊行)。バイデン政権の対中政策の根底にある考え方が理解できる重要な著作だ。類書もあるが、中国語文献を渉猟し、中国共産党、政府、そして要人の言葉に基づいて叙述する点にオリジナリティがあるとする。著者の設定する課題は、中国が自らの野心を達成するための大戦略があるのか、もし「有る」のならその内容は何で

    中国の大戦略 ラッシュ・ドーシ著 米の覇権 追い落としに警鐘 - 日本経済新聞
    hharunaga
    hharunaga 2024/04/06
    “中国が49年に実現するとする「民族の復興」を成し遂げたら、東アジア地域や世界がどうなるのかを予測して、アメリカとしてそれを「やり過ごす」選択肢はないと警鐘を鳴らす”。評:川島真。日本経済新聞出版。
  • カーストとは何か 鈴木真弥著 「不可触民」に見る問題の本質 - 日本経済新聞

    インドは、今や中国を凌(しの)ぐ人口大国であり、高い経済成長率によって経済大国の一角を占めるであろうことが予想されている。また、経済のみならず外交や安全保障などの側面で、我が国とインドとの関わりが深くなるであろうことも間違いない。しかし、多くの日人にとって、インドは依然として「遠い」国である。なぜか。距離の問題は措(お)いたとしても、文化の点で我が国とは大いに異なる国であるとの印象をぬぐえない

    カーストとは何か 鈴木真弥著 「不可触民」に見る問題の本質 - 日本経済新聞
    hharunaga
    hharunaga 2024/04/06
    “イギリスによる植民地支配の下で、彼ら〔「不可触民」〕が法的・制度的に「指定カースト」という存在として、一面では保護され、他面では区別され差別される対象として固定化された”。評:脇村孝平。中公新書。
  • 帝国の疫病 ジム・ダウンズ著 医学研究の裏に無名の人々 - 日本経済新聞

    疫学とは、人間の集団内で発生する病気の要因や分布を研究する学問を指す。19世紀半ばにロンドンで流行したコレラの発生源を特定したジョン・スノウや、1880年代に結核菌・コレラ菌を発見して近代細菌学を創始したロベルト・コッホによって疫学は発展した。コッホの弟子で、新千円札の顔となる北里柴三郎も代表的な疫学者である。しかし書が主に扱うのは、そうした偉大な学術的発見を成し遂げた人々ではない。18世紀

    帝国の疫病 ジム・ダウンズ著 医学研究の裏に無名の人々 - 日本経済新聞
    hharunaga
    hharunaga 2024/04/06
    「疫学の発展を支えた名もなき人々の物語…。客観性を装った記録の背後にある植民地支配や人種差別を明らかにしながら、著者は支配され、抑圧され、声を奪われた人々の苦しみを描き出す」。評:武田将明。みすず書房
  • 男の子をダメな大人にしないために、親のぼくができること アーロン・グーヴェイア著 「有害な男らしさ」の克服法 - 日本経済新聞

    女の子の育て方は多様になり、従来の「女らしさ」にとらわれない育て方が広がっている。スポーツで強くなる、経済的に成功するなど一昔前なら男の子のみに求められていた素質を伸ばすことは社会からも歓迎されている。しかし、逆はどうだろうか。書は、父親である著者の幼稚園生の息子が「マニキュア」を園にしていってクラスメイトから、からかわれるというエピソードから始まる。評者はかつて「日では女性が男性の領域に

    男の子をダメな大人にしないために、親のぼくができること アーロン・グーヴェイア著 「有害な男らしさ」の克服法 - 日本経済新聞
    hharunaga
    hharunaga 2024/04/06
    「著者の強調点は、有害な男らしさは、女性にとって有害であるだけではなく、男性本人にとっても有害という事実である。…自分の息子たちを有害な男らしさの犠牲者にしないために」。評:山田昌弘。
  • 月曜社5月新刊:ジョヴァンニ・ジェンティーレ『純粋行為としての精神の一般理論』上村忠男訳 | URGT-B(ウラゲツブログ)

    ジョヴァンニ・ジェンティーレ(Giovanni Gentile, 1875-1944)イタリアの哲学者、教育学者、政治家。クローチェと並び、20世紀前半のイタリア思想界で大きな影響力を持った。ムッソリーニ政権下で文部大臣を務め、教育改革を推進。ファシズム体制の主要な理論的代表者と目され、共産党系のパルチザン組織「愛国行動団」のメンバーによって、フィレンツェの自宅で銃殺される。訳書に『教育改善の哲理』(田中治六/石川哲訳、聚英閣、1925年3月)、『改造教育』(田中豊訳、文明協會事務所、1925年11月)、『純粋行動の哲学』(三浦逸雄訳、1939年;書既訳書)、『教育革新論』(西村嘉彦訳、刀江書院、1940年)など。 上村忠男(うえむら・ただお, 1941-)思想史家。書に関連する編訳書に『国民革命幻想――デ・サンクティスからグラムシへ』(未來社、2000年)、『ヘーゲル弁証法とイタリア

    月曜社5月新刊:ジョヴァンニ・ジェンティーレ『純粋行為としての精神の一般理論』上村忠男訳 | URGT-B(ウラゲツブログ)
    hharunaga
    hharunaga 2024/04/05
    「ヘーゲル弁証法を転倒させた独自の行為的観念論を展開」「20世紀前半のイタリアを代表する思想家であり…、ファシストの理論的支柱とも目されてパルチザンによって銃殺」
  • 乃木坂46、シングル『チャンスは平等』より筒井あやめがセンターのアンダー楽曲「車道側」MV公開

    乃木坂46が4月10日に発売する35thシングル『チャンスは平等』より、アンダー楽曲「車道側」のMVを公開した。 同楽曲では、筒井あやめがセンターを務める。MVはとある学校で撮影され、メンバーそれぞれが、バスケ部、ダンス部、吹奏楽部、軽音楽部、帰宅部に分かれ、新学期の学校生活を送る様子を収めた。 登場する写真の多くは、メンバーが撮影当日の一瞬一瞬をフィルムカメラで撮影したものを使用。「おひとりさま天国」のMVなど、これまで乃木坂46のMVや個人PVに多数携わってきた伊藤衆人が監督を務めた。 ■関連リンク 乃木坂46公式サイト:https://www.nogizaka46.com/ 乃木坂46 OFFICIAL YouTube CHANNEL:https://www.youtube.com/@nogizaka46SMEJ YouTubeチャンネル『乃木坂配信中』:https://www.yo

    乃木坂46、シングル『チャンスは平等』より筒井あやめがセンターのアンダー楽曲「車道側」MV公開
    hharunaga
    hharunaga 2024/04/05
    筒井が使っているフィルムカメラはKodak EKTAR H35のようだ。ハーフサイズ(フレーム)で筒井はふつうに構えているから、携帯のように縦位置で写しているわけね。
  • 「知らなかった!」 部屋の壁にある『通気口』はなんのためにあるの?

    マンションやアパートの部屋の壁に、通気口が設置されていることがありますよね。 丸い筒状のタイプや、四角い形状でプレートで覆われているタイプなどさまざまな形状がありますが、なぜ通気口を設置する必要があるのでしょうか。 また、ふさいでしまったら何か問題があるのでしょうか。部屋に通気口がある理由を調べました。 通気口は部屋の気密性を緩和する! マンションなどの賃貸業務を行っている、藤伸興業株式会社(以下、藤伸興業)によると、通気口が設置されているのは「部屋の気密性が高くなりすぎないようにするため」とのこと。 現在の住宅は室内でも快適に過ごせるよう、気密性・断熱性が高くなるよう設計されています。 しかし、気密性が高いと、ほこりや湿気などが部屋の中にたまりやすくなるので、健康面に悪影響を及ぼす恐れも。 そのため、通気口を設置して効果的に空気を循環させているのです。加えて、建材などから出る化学物質を室

    「知らなかった!」 部屋の壁にある『通気口』はなんのためにあるの?
    hharunaga
    hharunaga 2024/04/04
    「部屋の気密性が高くなりすぎないようにするため」で「冬でも通気口から逃げる熱は小さく、開けっ放しでもさほど問題はない」 ←そうなの? 春秋は開けても、夏冬は閉めていた…。
  • 名著138「夢判断」フロイト - 100分de名著

    19世紀から20世紀への転換期、「無意識」という新たな心の領域を探求し、人類の知に大きな地殻変動を引き起こした人物がいる。ジークムント・フロイト(1856-1939)。精神分析と呼ばれる実践・理論の創始者だ。その彼の永遠の代表作ともいえる名著が「夢判断」(1900)である。人々の「心の病」に寄り添い、その原因を解明しようと探求を続けた「心の医師」フロイトは、果たしてこの著作で何を明らかにしたのか。「夢判断」を現代の視点から読み解くことで、私たちにとって「無意識」とは何か、それはいかなる働きをもつものなのか、心の病はなぜ発症するのか、それをどのように治療することが可能なのかといった問いを扱うとともに、人間にとって「心とは何か」「自分とは何者なのか」といった根源的な問題を深く考察する。 フロイトは、人間は誰しも「心の秘密」をもっているという。そのせいで自分でもわからないうちに心や体の調子が悪く

    名著138「夢判断」フロイト - 100分de名著
    hharunaga
    hharunaga 2024/04/04
    原著の引用は岩波全集版『夢解釈』からではなく、新潮文庫版からとのことだが、読んでみると講師・立木康介が手を入れている部分も多いようだし、第4回ではラカンも採り挙げられるから、本書も「名著」の1つかも。
  • 『〈世界史〉の哲学 現代篇1 フロイトからファシズムへ』(講談社) - 著者:大澤 真幸 - 橋爪 大三郎による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

    今回われわれは、「近代篇」で見出した、西洋近代を成り立たせているメカニズムーーとりわけ「宗教としての資主義」ーーの最終的な結果として、精神のエディプス的な構造がもたらされている… 今回われわれは、「近代篇」で見出した、西洋近代を成り立たせているメカニズムーーとりわけ「宗教としての資主義」ーーの最終的な結果として、精神のエディプス的な構造がもたらされている、ということを示してきた。エディプス・コンプレックスの理論は、一九世紀近代を成り立たせていた諸契機が諸契機が結集することで生まれたものだ。この点を明らかにしたことには実は、さらなる狙いがある。この後、フロイトの理論に、とてつもなく大きな転回が生ずる。このことは、近代の後に、そして近代の延長線上に大きな断絶が現れることを示唆している。この断絶こそが「現代篇」の主題となる。(第1章より) ビーズのように繋ぐ知性の洞察「<世界史>の哲学」シリ

    『〈世界史〉の哲学 現代篇1 フロイトからファシズムへ』(講談社) - 著者:大澤 真幸 - 橋爪 大三郎による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
    hharunaga
    hharunaga 2024/04/03
    “ファシズムは主張する。資本主義を資本主義のまま、よりよく改造できる。…「エディプス・コンプレックス」が近代人のモデル。負債に駆動される資本主義のあり方そのものだ”
  • 【公式】「乃木坂工事中」# 456「B級特技発表会 後編」2024.03.31 OA

    hharunaga
    hharunaga 2024/04/02
    松尾の顔マネや、けん玉の筒井・井上・五百城・向井とかが乃木坂46らしくて良い。「3文字しりとり」の池田の最初のはアリ?w 最近ゴリ押しされている新4期生最年長の尺が短めだったのも良かった。
  • 「無添加で汚れ落ちいいのに…」ミヨシ石鹸の洗濯用粉せっけんが製造終了 洗剤の主役交代の事情とは<ニュースあなた発>:東京新聞 TOKYO Web

    「無添加にこだわった『ミヨシ石鹸(せっけん)』の洗濯用粉せっけんが販売中止になります。なぜ?」。東京新聞「ニュースあなた発」に、埼玉県三芳町のフリーランス白田真希さん(56)から質問が寄せられた。粉の洗剤って数えるぐらいしか使ったことがないなと思い、調べてみると、ここ20年で起きた洗剤市場の変化が見えた。(鈴木里奈)

    「無添加で汚れ落ちいいのに…」ミヨシ石鹸の洗濯用粉せっけんが製造終了 洗剤の主役交代の事情とは<ニュースあなた発>:東京新聞 TOKYO Web
    hharunaga
    hharunaga 2024/04/01
    「最近は粉末に対応していない洗濯機も増えたという」 ←そうなのね。私は暖かい季節(今年はそろそろ)は粉末洗剤を使い、寒くなったら液体洗剤にしている。
  • 紹介 | uBlacklist

    uBlacklist は Google の検索結果をフィルタリングするブラウザ拡張機能です。Chrome、Firefox、Safari で使用できます。 Chrome ウェブストアFirefox Add-onsApp Store (Group-Leafy 作)GitHubデモ​ 特長​ブロックするサイトを一瞬たりとも表示しませんマッチパターンまたは正規表現でブロックするサイトの URL を指定できます正規表現でブロックするサイトのタイトルを指定できますサイトをハイライトできますBing、Brave、DuckDuckGo、Ecosia、Qwant、SearX、Startpage.com、Yahoo! JAPAN、Yandex でも使用できますルールを Google ドライブまたは Dropbox で同期できます公開されたルールを購読できます

    hharunaga
    hharunaga 2024/04/01
    「週刊女性PRIME」は、ネットに投稿された悪口と「〇〇紙記者」などの匿名コメントで記事を作りアクセス数稼ぎをしているクズ・メディアなので、このブラウザ拡張機能で、Google検索結果に表示されないようブロックした
  • <書評>『吉田松陰の生涯 猪突(ちょとつ)猛進の三〇年』米原謙 著:東京新聞 TOKYO Web

    歴史上の人物の評価は時代とともに変化する。研究の進展からだけでなく、時代の価値観の変化も一因だ。そもそも松陰や松下村塾の評価は生前にも揺れており、罪人として忌避する者がいる一方、出世につながると接近する者もいた。 著者は、松陰をいたずらに顕彰も批判もせず、淡々と史料を突き合わせ、思索し行動し苦悩する松陰の実像に迫っていく。そこからかえって時代が、人々が、松陰に何を仮託したのかも見えてくる。 吉田松陰が傾倒した水戸学は来、尊王と同時に武家政権の君臣秩序も重んじていた。しかし『孟子』に影響を受けた松陰はより先鋭化していく。また、民政の重要性を認識したものの、華夷思想を抜け出すことは生涯なかった。

    <書評>『吉田松陰の生涯 猪突(ちょとつ)猛進の三〇年』米原謙 著:東京新聞 TOKYO Web
    hharunaga
    hharunaga 2024/03/31
    「米国艦隊に開国を強制された武士たちの屈辱と劣等感はサムライ魂を呼び覚まし、高揚するナショナリズムは、日本近代化の推進力になった。だがそれが破綻に至る戦争への道筋を用意したことも否めない」
  • <書評>『福澤諭吉 幻の国・日本の創生』池田浩士 著:東京新聞 TOKYO Web

    著者は中学から約15年にわたり、福澤諭吉が創設した学び舎(や)で過ごした。戦後日が高度経済成長を遂げ、日米安保体制の確立へと進む時代だが、安保闘争に加わった著者は、学内で福澤の精神を説く教員に噓(うそ)を嗅ぎとる。軍事立国と戦争国家への近代化を歩み出す幕末維新期に遡(さかのぼ)り、福澤の言動を追う著者の問題意識はここに生まれた。「日の創生」を追究するライフワークの結晶が書である。 福澤が説く新しい文明の核心には、不分明にされてきた死角がある。たとえば自由民権論者の誰もが唱えた天賦人権など実は存在しなかった。それは所与のものではなく、その欠如や不自由を痛感する人びとが、不断の努力で、いまだない現実を獲得しようとする変革である。だが福澤は全ての変革を恐れ、阻止する論客へと姿を変えていった。 書は、汗牛充棟の観がある福澤研究や評論とはおよそ様相を異にする内容だ。福澤と「じかに向き合う」た

    <書評>『福澤諭吉 幻の国・日本の創生』池田浩士 著:東京新聞 TOKYO Web
    hharunaga
    hharunaga 2024/03/31
    “「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」…の福澤は、…学問の有無によって貴賤(きせん)上下の差別をする姿を見せる。…人民の責務を述べ、異論を抑えようとする高圧的な姿である”。評:米田綱路。
  • <書評>『おかしゅうて、やがてかなしき 映画監督・岡本喜八と戦中派の肖像』前田啓介 著:東京新聞 TOKYO Web

    映画『ああ爆弾』や『江分利満(えぶりまん)氏の優雅な生活』は、公開から約60年を経た今も、愕然(がくぜん)とするほど面白い。 監督の岡喜八(1924~2005年)は、しばしば豊橋陸軍予備士官学校で爆撃を受けた経験を語った。手足を吹き飛ばされたり、頸(けい)動脈から血を噴き出したりする者のなか、生存者はわずか3人。ここで強烈に死を意識したことが、数々の戦争映画を手がける原点になったという。 書は、21歳で敗戦を迎えるまでの喜八の経歴をたどり、その経験や心情が、後の監督作品にいかに反映されたかを読み解く。徴兵検査が11月末日の満年齢を基準に実施されたために、2月生まれの喜八は、多くの同級生よりも入営が遅れた。沖縄やフィリピンで多くの戦死者を出した世代と、土決戦要員とされて戦死者が比較的少なかった世代とが、ここで分かれた。生死は紙一重だという意識が、『肉弾』や『日のいちばん長い日』などで

    <書評>『おかしゅうて、やがてかなしき 映画監督・岡本喜八と戦中派の肖像』前田啓介 著:東京新聞 TOKYO Web
    hharunaga
    hharunaga 2024/03/31
    “戦争の恐怖や非人間性をくり返し描いた一方で、中国の戦場を舞台に西部劇のような娯楽作『独立愚連隊』を撮り…。「戦中派」にとって、…反戦も好戦も、心情的にはどちらも真なのだ”
  • 乃木坂46、ヘアメイクが早いメンバーは?先輩と“髪型被り”することも - モデルプレス

    この日は「乃木坂46裏側公開!セルフパパラッチ」と題し、メンバーが自宅や楽屋などで自撮りした動画を公開。井上和と伊藤理々杏がライブ前のヘアセットや髪型についての動画を公開したことから、MCのバカリズムが「髪型って皆さん自分でライブの当日に決めるんですか?ヘアメイクが一番早い人って誰ですか?」と質問。すると5期生の一ノ瀬美空、五百城茉央、川崎桜(※「崎」は正式には「たつさき」)、池田瑛紗の4人が挙手した。

    乃木坂46、ヘアメイクが早いメンバーは?先輩と“髪型被り”することも - モデルプレス
    hharunaga
    hharunaga 2024/03/31
    『バズリズム02』3/29放送分。髪型が被った時は、後になった自分の方が変えると、先輩の伊藤理々杏が言っていた点も記事にした方が良かったですね。あと、中村麗乃は舞台のため欠席か? 残念。
  • 「原爆の父」の映画 被爆国でどう受け止める? 米アカデミー賞7冠「オッペンハイマー」 あす日本公開:東京新聞 TOKYO Web

    「原爆の父」と呼ばれた物理学者の生涯を描き、米アカデミー賞で作品賞など7冠に輝いた映画「オッペンハイマー」が、全米公開から8カ月遅れて29日に日でも公開される。原爆被害の描写などを巡って議論を呼んできた作品。原爆投下を経験した日でどう受け止めれば良いか、映画評論家の関口裕子さんと考えた。(石原真樹) 作品に、被爆地を撮影した映像をオッペンハイマーが見ているシーンはあるが、被爆者の姿や市街の描写は出てこない。彼が自責の念にかられ反核に転じていく姿から、クリストファー・ノーラン監督が原爆を肯定していないことは分かるが「一瞬でも被爆地の惨状が挿入されていれば多くの人に原爆の悲惨さを知ってもらえたのに…」というのが記者の率直な感想だ。 「ノーラン監督はインタビューなどで『原爆は否』と言っている。作品でオッペンハイマーは、研究に夢中なマッドサイエンティストにも上昇志向の強い人間にも見え、研究に対

    「原爆の父」の映画 被爆国でどう受け止める? 米アカデミー賞7冠「オッペンハイマー」 あす日本公開:東京新聞 TOKYO Web
    hharunaga
    hharunaga 2024/03/30
    “被爆地の描写の欠如に加え、人類史上初の核実験「トリニティ実験」の…放射能への危機感や防護装備は描かれない” ←良心的米国人?の「お気持ち」だけ描いたのかな?…。
  • 『文学部という冒険 文脈の自由を求めて』(NTT出版) - 著者:田島 正樹 - 張 競による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

    より深く、より反時代的に!文学部に対する風当たりは、以前にもまして強くなっている。当の文学部自体が自信喪失して、さまざまに姑息な小手先の「改革」によって、この逆風を乗り切ろうと… より深く、より反時代的に! 文学部に対する風当たりは、以前にもまして強くなっている。 当の文学部自体が自信喪失して、さまざまに姑息な小手先の「改革」によって、 この逆風を乗り切ろうとしている。 書は、そんな世の流れに真っ向から反抗して、 臆面もなく旧き良き人文学の意義を唱えようとするものである。 文学部は、より深く反時代的に、その伝統と分に立ち返ることによってのみ、 その使命を果たすことができるからである。 聖書から、ドン・キホーテへ、カズオ・イシグロから、『映像研には手を出すな!』まで、 古今東西のテキストを縦横無人に跳躍しながら、人文学の神髄と実践に触れる。 「文脈の自由」に潜む大きな可能性文学部不要論が

    『文学部という冒険 文脈の自由を求めて』(NTT出版) - 著者:田島 正樹 - 張 競による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
    hharunaga
    hharunaga 2024/03/30
    “著者によると、文学は文脈に深くかかわっており、文脈は自由と密接不可分の関係にあるという。…著者が示したのは「文脈の自由」である。…新しい文脈を発見することによってテクストの限界を超えることもできる”
  • 統計学の極意 デイヴィッド・シュピーゲルハルター著 - 日本経済新聞

    現在、文科省の音頭の下、多くの大学がデータサイエンス教育に舵(かじ)を切った。この分野の学部がどんどん新設され、既存学部の教員にも実証研究の経験が要請されるようになった。これは、深層学習や識別AI人工知能)などの先端技術がデータサイエンスを土台にしていることに起因する。一方でこれは、日がこれらの分野で大きく立ち後れてしまっている悲しい証しでもある。書はそんな状況に格好の処方箋となる。

    統計学の極意 デイヴィッド・シュピーゲルハルター著 - 日本経済新聞
    hharunaga
    hharunaga 2024/03/30
    “第1に、ユニークな事例が満載である。第2に、数式をほぼ使わずそれでいて数式と遜色ない説明がなされている。何より第3に、データ解析の背景にある「帰納的推論の根本」が余すことなく語られている”。