日銀総裁“財政の健全化を” 12月21日 23時17分 日銀の白川総裁は21日の記者会見で、日本の格付け会社が日本の国債の格付けを引き下げたことについて、国債の信用が失われると経済にも大きなショックを及ぼすおそれがあるとして、財政の健全化を急ぐべきだという考えを強調しました。 日本の格付け会社が21日、財政の先行きに対する不安から日本の国債の信用度を示す格付けを最上位から一段階引き下げました。これに関連して、白川総裁は「国債の信認が崩れると経済に大きなショックを及ぼすので、財政の健全化が大事だ」と述べ、先進国の中で最悪の水準にある財政の健全化を急ぐべきだという考えを強調しました。また、日本の国債は海外投資家の保有が少ないために、今のヨーロッパのような価格の急落は起きにくいという指摘が一部に出ていることについて、白川総裁は「海外の投資家による国債の保有比率が低いからといって、日本国債がさきざ