奥岸 明彦さん (篠山市 化石保護技術員 / 恐竜ラボPreparator) 1971(昭和46)年京都生まれ。本気で宇宙飛行士にあこがれた高校時代。社会人になってからは勤めながら、埋蔵文化財について学ぶ。2007年から兵庫県立人と自然の博物館(ひとはく)所属のプレパレーターとして勤務開始。現在は、篠山市化石保護技術院、ひとはく恐竜ラボPreparatorとして、化石が入っていると思われる篠山層群の岩を砕き、クリーニングをする業務を行うかたわら、同じくクリーニング業務と石割調査を担当する市民ボランティアの育成やとりまとめも担う。また、子ども向けの化石石割体験や篠山層群レクチャーも幅広く手掛けている(年に10回開催される子ども向け「化石石割体験」、篠山市内の全小学6年生を対象にした「大地のしくみ」校外学習など)。 はじめの豆知識 主に化石発掘や化石クリーニングに関係する用語の意味についてまと
まだまだ謎の多いフィールドミュージアム構想!今回は、聞き書きのプロである一般社団法人ROOTのみゆきさんにくっついて、篠山市にある「丹波並木道中央公園」に行ってきました!お話をお聞きしたのは、「プレパレーター(preparator)」と呼ばれるお仕事をしている、奥岸あきひこさん! 奥岸さんとパシャリ!(左からちー太、奥岸さん、みゆきさん) 突然ですが、みなさんは「プレパレーター」というお仕事を知っていますか? 日本国内には数十人しかいないというプレパレーターさんは、どうやらぼくのご先祖さんや他の化石さんたちを、研究者さんたちと協力して発掘したり、修復したりする、「化石の技術者さん」のことだそうです!研究者さんたちがこわれやすい化石をきちんと研究できるように「クリーニング」したり、研究者さんたちだけじゃなく、新しい発見をみんなが見られるように展示用レプリカをつくったり、化石標本の管理をしてく
聞きなれない言葉だと思いますが、「プレパレーター」という恐竜研究に関わる職種があります(プレパレーターの仕事内容は職場によって異なり、多岐にわたります)。 プレパレーターは、研究者に同行して発掘作業をしたり、化石を研究所に持ち帰るための処置を施したり、また、持ち帰った化石を岩石から取り出す作業をしたり、レプリカを製作したり、化石にまつわる技術的なことを専門とする技師です。 そのすべてをここで紹介すると長くなってしまうので、プレパレーターの代表的な仕事「クリーニング」について、詳しくお話しましょう。 化石を研究するには、発掘はもちろん、埋まっている岩石から化石をそのままの状態で取りださなければなりません。これをクリーニングと呼びます。研究者が自ら行うこともありますが、恐竜のような大きな化石では、専門的な知識と技術が必要となり、チームで取り組まなければなりません。 岩石には、できた時代や産地に
博物館を訪れると、絶滅した恐竜や哺乳類、魚類など大昔の生き物の化石を間近で見られる。これらの化石標本に「複製」や「レプリカ」といった説明が付いているのに気付いたことはないだろうか。そう、展示されているのは必ずしも実物の化石とは限らない。腕利きの職人が本物と見分けがつかないほど精巧に作ったレプリカ(複製品)だ。中には、50年以上の歳月をレプリカ作りに注いできた〝レジェンド職人〟がいる。その職人が今年3月、引退した。 円尾博美さん(90)。本業は彫刻家で、主に国立科学博物館の研究者から依頼を受けて標本のレプリカを作ってきた。訪れた人の視線を釘付けにする迫力のある首長竜「フタバスズキリュウ」の全身骨格をはじめ、東京・上野にある同博物館の日本館で展示するレプリカの大半の製作に関わったという。博物館の展示と古生物研究を長きにわたって支えてきた円尾さんの足跡と功績を取材した。(共同通信=岩村賢人)
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