4/24に行われたイベントを振り返っての連ツイをまとめました。 元ツイート https://twitter.com/hirorin0015/status/591804873647071232 には、もっとあれこれぶら下がっているツイートがあるのだけれど、そっちまでは拾いきれなかったので、ご関心のある方は元ツイートからたどってみるといいかもです。
4/24に行われたイベントを振り返っての連ツイをまとめました。 元ツイート https://twitter.com/hirorin0015/status/591804873647071232 には、もっとあれこれぶら下がっているツイートがあるのだけれど、そっちまでは拾いきれなかったので、ご関心のある方は元ツイートからたどってみるといいかもです。
たまたま、Dr. Tara C Smithのエントリで、とてもよい懐疑論の定義をしているBrian Dunningを知った:Brian Dunning: "What Is Skepticism?" 懐疑主義とは何か To quote Dr. Shermer: Skepticism is not a position; it's a process. マイクル・シャーマーの言葉でいえば、「懐疑主義は立場ではなく、過程だ。」 懐疑論者や批判的思考者は物事を信じない人々だという誤解が広まっている。実際、懐疑的という言葉の普通の使われ方は、この誤解が広まっていることを示している。「彼はスプレッドシートの数字に懐疑的だった」は、彼はその数字を疑っているという意味だ。したがって、懐疑的であるには、物事に否定的で、それらを疑ったり、信じなかったりすることだ、と。 懐疑主義という言葉の真の意味は、疑うこと
本城です。 このたび、ASIOSの本が出版されることになりました。 『謎解き 超常現象』(彩図社) 1.500円 約300ページの中で42の超常現象を扱っています。こういった謎解き本を読むのは初めてだという方向けに定番のものも扱っている一方、近年話題になったWEB動画なども扱っています。まずは以下の詳しい目次をご覧ください。 執筆メンバーは50音順に、秋月さん、蒲田さん、長澤さん、原田さん、 本城、皆神さん、山本さん、横山さん、の計8名です。 ------------------------------------------------------- 「はじめに」(本城) 〈第1章〉人智を超えた奇跡の力「超能力」の真相 1. 御船千鶴子の千里眼 【日本超能力史に名を残す伝説の霊能者】(本城) 2. 不食の聖者、長南年恵 【司法が認めた“公認霊能者”】(原田) 3. ゲイル・セントジョーン
EMとクリーニング この文章は、EM菌を利用したクリーニングが当業界に大変流行していることから「洗濯の科学」に依頼されて書いた文章です。「洗濯の科学」では、諸事情から当方納得の上、一部を変更して出版されています。 クリーニング業界に見かけるEM このところ、「EM」という文字をクリーニング業界で見かけることが多くなった。業界紙でもEMを使用したクリーニングを紹介したり、一部の資材業者はEMを使用したという洗剤なども販売している。 EMとは、「有用微生物群」の通称であり、1982年に琉球大学農学部教授の比嘉照夫氏が開発した微生物資材の名称とのことである。「共存共栄する有用な微生物の集まり」の意味であり、本来は農業分野での土壌改良に使用されているものだという。 このEMが、クリーニングでどの様に使用されているか、また、有効性の有無などについて筆者の知る限りで論じてみたい。 EMとの出会い 約1
本城です。 今回の記事ではアメリカの懐疑論者、レイ・ハイマンを紹介します。 まずは略歴から。 -------------------------------------- レイ・ハイマン(Ray Hyman/1928年~) オレゴン大学の心理学者。コールド・リーディングのスペシャリスト。アメリカの懐疑団体サイコップ主催のアンケート投票では、「20世紀の傑出した懐疑論者10傑」の第5位。 ボストン大学の学生時代にはマジシャンとしても活動。1970年代初期になると、ジェイムズ・ランディ、マルセロ・トルッツィ、マーチン・ガードナーらと一緒に、「RSEP」(Resources for the Scientific Evaluation of the Paranormal)という超常現象の調査グループを結成。 1976年にはサイコップの創設メンバーとして同会に参加。毎年のように政府機関から依頼のある
こんにちは。蒲田です。 雑談の話になりますが、懐疑論者の中では「もともとビリーバーだった人の方が優れた懐疑論者になりやすい」とか「ビリーバー的な要素を秘めたままの懐疑論者の方がすばらしい人が多い」なんて話が、単なる思いつきのように口から出ることがあります。 他の人は、もしかしたら根拠があって言っているのかもしれませんが、私は妥当な根拠なしに納得しています(笑)。 ちょっと考えてみると、ハリー・フーディーニとかカール・セーガンとかは、ビリーバー的な要素を色濃く秘めている人だったと思います。逆に、ジェームズ・ランディとかマーチン・ガードナーとかは、そういう雰囲気を感じないので、反例といえるかもしれません(どうなんですかね?ウィザードさん、ワカシムさん)。 話は単純で「超常現象に興味を持っているか否か」にまとめられるのかもしれません。つまり、すばらしい批判をするにはその批判対象についてよ
本城です。 今回は私の好きな人物の一人、ハリー・フーディーニを紹介したいと思います。 彼は1900年頃~1920年台にかけて活躍したアメリカの有名なマジシャンで、後年はスピリチュアリスト(心霊主義者)の詐欺行為を暴き続けたことでも有名です。 マジシャンとしての人気・知名度はおそらく歴代No.1。アメリカの『Inside Magic』誌が2004年に行った人気投票では、「伝説のマジシャン」部門で見事に1位。フーディーニが得意としていたマジシャンと助手が一瞬で入れ替わる「メタモルフォーゼ」も、「ベスト・マジック」部門で1位となっています。 また、この投票ではエントリーされませんでしたが、フーディーニが最も得意としていた脱出技も有名です。彼の場合、「正常に機能する手錠であればどんなものでも開けてみせる」と豪語し、実際、観客が持参してきた数々の手錠を自分の手にかけ、ことごとく外してみせました。 ま
ニセ科学, サイエンスライティング, 本 | 火の玉研究とオカルト批判で有名な、大槻義彦さんの自伝的オカルト批判。大槻教授の最終抗議 (集英社新書 467B) (集英社新書)posted with amazlet at 08.12.07大槻 義彦 集英社 売り上げランキング: 7798 おすすめ度の平均: 大槻教授の「敗戦体験」 現代社会に必須 科学者の責任について 教授の危機感はわかるけど 反オカルト科学者が必要とされている Amazon.co.jp で詳細を見る 前半は、大槻さんがいかに科学を志すようになり、どういう経緯でオカルト批判をするようになったのか。後半は、これまでは批判してこなかった血液型占いや星占いなどについての具体的批判と、科学者へのメッセージが述べられています。 おもしろいのは前半。終戦の翌年、小学校5年生の冬、風呂場で火の玉(「ひかりもの」)を見て、驚き恐れた大槻少年
トンデモ水ビジネスの片棒を担いでしまったはてな匿名ダイアリーという記事。 何の事かと思えばGoogle広告に表示されてたものがどうやら似非科学ビジネスのものだった、ということらしい。まあよくあることだよね。こういうのは見つけ次第Adsense設定から競合広告フィルタを設定するといい。情報商材系なんかも含めてブロックしとくとクリック単価があがったなんて話も2chあたりで見掛けた記憶がある。俺はめんどうなのでやってないけども。 さてはてこのような疑似科学とか似非科学とか呼ばれるものたちは、なぜいつまでも無くならないのか。おもしろ科学読本的な書籍や健康になれるとうたった本を販売し、それが広まることで関連グッズを売り上げてたりする。ほとんど詐欺みたいなもんだ。 古くは天羽優子さんの水商売ウォッチングのように、水関係のもの、整水器販売やらなにやらがかなり多いし、極端に広まったものとしてはマイナスイオ
とある方が、カール・セーガン博士の「人はなぜエセ科学に騙されるのか」を勧められているのを横で見ていて、興味を持ったので読んでみた。 原題が「The Demon-Haunted World : Sciense as a Candle in the Dark 」(悪霊に取り憑かれた世界で、科学は闇を照らす蝋燭)。カール・セーガン博士は、1996年12月末に亡くなったそうなので、遺書的なエッセイという位置づけであるらしい。入手したのは平成12年11月1日発行、青木薫氏の邦訳。 身近に、これからこれを読む人がいる訳なのだが、非常に印象深かった箇所をメモしておきたくなった。 よく耳にする意見に、科学もまたほかの学問と同じく、気まぐれで理性的でないというものがある。それどころか、理性そのものが幻想だと言われることさえある。独立戦争で活躍したアメリカの革命家イーサン・アレンは、これについて次のように語っ
著:ロバート・T・キャロル 日本語版編集委員:小内亨・菊池聡・菊池誠・ 高橋昌一郎・皆神龍太郎 訳:小久保温・高橋信夫・長澤裕・福岡洋一 (刊行日 2008/10/02) A5判(210�o×148�o)ソフトカバー。434ページ。 本文1色刷。 ISBN978-4-903063-12-6 C0095 定価(本体3500円+税) アヴァター *化身、権化 avatar アカシック・レコード *アーカーシャ記録、アーカーシャ年代記 akashic record 悪魔 devil→サタン 悪魔祓い *降魔、除霊、浄霊、掃魔 exorcism アズテック(ニューメキシコ)UFO事件 Aztec(New Mexico) UFO hoax アストラル体 *星気体、幽体 astral body アストラル体投影 *アストラル体投射、幽体離脱 astral projectio
はじめに 理性的な人がなぜ信奉者になってしまうのか?という問題については、心理学的なアプローチが色々あります。それはそれで非常に興味深く好きな分野なので触れたいのですが、エントリの流れに従うと、先に別の視点から触れたい内容があります。 ところが、それは批判的思考の限界*1の話でもあります。 批判的思考自体がそんなに当たり前の話題ではないところに、いきなり批判的思考の限界の話などを持ってきても、誤解を生むだけだと思ったので、軽く批判的思考自体に触れておきます。 尚、私は専門家ではないため、厳密な話ではないことを予めご了承ください。 「批判的思考」の定義 さて、まずは定義を見ておくのがいいのかもしれません。といったところで、最初の躓きです。実は「批判的思考」には決定版の定義がありません。 批判的思考の偉い人は以下のような感じで定義していますが、同時に厳密な定義ではなく、ゆるい定義のままにしてお
批判的思考のポイントは「態度」「知識」「技術」の3点でしたね。批判的思考を行うという態度をもっと重要視して欲しいというのが前回のエントリ*1でしたが、今回は知識に焦点を当ててみましょう。 批判的思考における「創造性」の重要さ 日本の批判的思考研究者として有名な人として道田泰司教授が居ます。以前のエントリで道田教授の定義を取り上げました。 道田「批判的な態度によって解発され、創造的思考や領域固有の知識によってサポートされる論理的・合理的な思考」 批判的思考(クリティカル・シンキング)とは何か - Skepticism is beautiful 道田教授の定義には「創造的思考」というものがでてきます。道田教授は批判的思考がどんなものか?ということについて「見かけに惑わされず、多面的にとらえて、本質を見抜くこと」という表現もしています。こちらの表現ではより創造的な思考に重点が置かれているという解
本城達也 「超常現象の謎解き」運営者。 ハンドルネームは「ウィザード」。 超常現象の調査がライフワーク 若島利和 「懐疑論者の祈り」の運営者。 ハンドルネームは「ワカシム」。 蒲田典弘 「Myth of Roswell Incident」の運営者。 ハンドルネームは「テンカマ」。 ロズウェル事件が大好物 那須野美穂 「気になる資料室」の運営者。 ハンドルネームは「NAZOO」。 若島です。 はじめまして。創立メンバーであり、懐疑論者であるワカシムこと若島です。 初なので自己紹介でも書こうかというところですけれど、プライベートな紹介はここに書いているのでありまして、ちと違うことでも書きましょう。 まあ、なんですよ。私と本城と蒲田は、Yahoo掲示板の科学>オルタナというところに参加していたころからの付き合いで、けっこう長い。 那須野さんはもう少し後ですけど、互い
「知識は正しい方がよい」という話をもうちょっと掘り下げようと思ったら、なぜか懐疑論になってしまったので、先にこっちを投下します。 懐疑主義とは疑うことではない まかり間違って私の文章を読んでいるような人から見ると、世間には「あまりに簡単に信じすぎだ」と思うことが多いかと思います。そういった問題意識があるからこそ、「疑え」という強い主張が出てきます。 そんなわけで、「疑え」というキャッチフレーズは良く使われます。懐疑主義の猛者というより「ニセ科学批判者」という肩書きで有名になってしまった菊池誠さん*1のASCIIの記事も「ASCII.jp:信じるな疑え! 「ニセ科学」批判の菊池教授に聞く (1/3)」でしたし、香山リカさんとの対談本も『信じぬ者は救われる』です。 結果として「疑う事が重要だ」「懐疑主義者は、常識も、そうでないものも疑ってかかる」という印象が強くなり、「疑え」は懐疑という考え方
本城達也 「超常現象の謎解き」運営者。 ハンドルネームは「ウィザード」。 超常現象の調査がライフワーク 若島利和 「懐疑論者の祈り」の運営者。 ハンドルネームは「ワカシム」。 蒲田典弘 「Myth of Roswell Incident」の運営者。 ハンドルネームは「テンカマ」。 ロズウェル事件が大好物 那須野美穂 「気になる資料室」の運営者。 ハンドルネームは「NAZOO」。 本城です。 皆さんは、テレビなどで気功を操る人物が、バタバタと人を吹っ飛ばしたりしているシーンを一度は見たことがあると思います。 そういうとき、次のように思ったことはありませんか? 気功師のアシスタントや、タレント、芸人ではなく、懐疑論者が相手だったらどうなるんだろう? と。 経験を積んだ懐疑論者であれば簡単には暗示にかかりません。興味がわいてきますよね。 私が定期購読している雑誌の中に、アメリ
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