14日の参院予算委員会で新聞報道をもとに質問した自民党の山本一太参院政審会長を「最も拙劣な質問方法だ」と批判した仙谷由人官房長官が野党時代に同様の質問攻めをしていたと、山本氏が15日の記者会見で明らかにした。 山本氏は、平成16年の日本歯科医師連盟(日歯連)によるヤミ献金事件をめぐり「(自民党の国会議員による関与が)少なくとも新聞報道にはある」などと質問していたことを紹介、正式な謝罪がない場合は辞任を求めると発言した。さらに「仙谷氏がやはり『陰の総理』だ。答弁を求められていないのに、菅直人首相をかばうように出てくるから、『菅防(かんぼう)長官』だ」とも皮肉った。 その後、仙谷氏は記者会見で「私の質問もある意味で拙劣だったことになる」と、過去の質問についてこたえた。