青森市のアスパムで同日、第3回首長級会議が開かれ、外ケ浜町と青森市、蓬田村を含む沿線4市町村の首長らが出席した。 阿部町長は「個人としては今でも鉄路復旧の気持ちはあるが、鉄路にこだわり続けても議論が進展せず、町や沿線のためにならない。苦渋の決断をした」と説明。JRの提案を容認する県の考えを受け、町議や町民と意見交換を重ねた上で復旧を断念したとした。 県はこれまで存廃の姿勢を明らかにしていなかったが、小谷副知事は会議で阿部町長の発言に先立ち、「地域交通の確保のために鉄路廃止はやむを得ない。(バス、タクシーの)自動車交通への転換を容認したい」と明言。バス、タクシーに転換した場合、鉄路より運行本数が増えることや、JR東がNPO法人を設立して自治体と共同で運営を担うことを「交通の確保につながると前向きに受け止めた」と述べた。 JR東は今後、合意内容を書面で取り決めるほか、国への申請など鉄路の廃止手