1.家族に囲まれて安らかに逝く 2.事故で気づく間もなく逝く 3.寝てる間に逝く あと一つは?
著者の高村友也さんから著書『存在消滅』をいただいた。高村さんは、このブログで私が死の恐怖に絶叫する話を読まれ、共感されたらしい。まあ、そういう人が世の中にはいるのだ。 本書にも登場するが哲学者・中村義道が哲学者・大森荘蔵に哲学の門を敲いたときも、ようするにこれだった。死の恐怖である。大森は、たしかこう言ったらしい、「あの、お腹のそこにずどーんとくるやつですね」と。正確な言葉ではないが、死の恐怖というものを味わった人間ならたぶんお馴染みだろう。 私の場合は、ブログにも以前書いたが、世界がぎらぎらしだすというのがある。薄暗い寝室で眠れず、死の恐怖が極まると、世界がぎらぎらと輝き出す。目をつぶる。絶叫することもある。死の恐怖というのは、まじで来るもんだ。高村さんは、本書で「呼吸ってどうするんだっけ」的なことを書かれている。 これに解決はあるか。 ない。 本書が、いい本だなあと思ったのは、そのこと
嵐・二宮和也が主演の映画『青の炎』をご存知でしょうか。 養父から母と妹を守るため15才の青年が殺人を犯すという物語で、ラストシーンではニノが「好きなもの」を想いながら死にます。 俺の好きなもの… ロードレーサー… ロードレーサーに乗ってる時に見える世界… 母さんの手料理… 春香のふくれっ面… 大門の下手くそな絵… 及川の冗談… 紀子の裸のスケッチ… 寝言をしゃべる犬… IWハーパー 101… 北京語で歌っているフェイ・ウォン… ジダンのボール捌き… クストリッツァの映画… トム・ウェイツの声… カリカリに焼いたベーコン… 穴の開いていないドーナツ… 頭が痛くならないかき氷… 海亀の産卵… 控えめに鳴いてる蝉… モノクロじゃないパンダ… 底の抜けたポケット… 全然痛くない注射… 最後まで使い切った歯磨きのチューブ… これはいい…俺も死ぬ時は好きなものを想いながら死にてえ… ということで「好き
お盆が来たので、アンチエイジングとお盆についてボソボソ書きます。 究極のアンチエイジングとは子孫を残すこと。出産とは自分の遺伝子が入ったヴィークルを新車に乗り換える、ということ。新品のクルマがある人は古い方のクルマにガタがきたり見た目がオンボロになってきたり燃費が悪くなってきてもそれほど不安にはならない。老いや死の恐怖は子供の若さで中和できる。— エボサイ|フォロバ100 (@Sapiensism) 2021年6月3日 上掲は、進化心理学に関連した話を頻繁につぶやいている人のものだ。曰く、究極のアンチエイジングは寿命を延ばすことではない。自分の遺伝子が入った子孫を残すこと・子孫を繁栄させることであると述べている。もし遺伝子そのものに人格があり、遺伝子がもの思うとすればそのとおりだが、個人主義にもとづいて生きている現代人にはピンとこないツイートではないだろうか。「老いや死の恐怖は子供の若さで
※この記事は映画のネタバレがありますが、途中まではネタバレなしでご覧いただけます。ネタバレに入っていくところには注釈を入れます。 はじめに 『100日後に死ぬワニ』を原作とした映画『100日間生きたワニ』を公開初日に見てきたので感想を書きます。 ここでは「映画作品としての感想」もできるだけ書いてみるけど、その前に「"映画体験"としての感想」、つまり(このことばの定義も様々だと思うけど)仕事を無理やり切り上げました、お金払いました、映画館まで足を運びました、というところもひっくるめての感想も述べたいと思う。真に作品をフラットに批評できる人ならあくまで作品のみを評価するのだろうけど、私は俗物の貧乏人なので「配信ならいいけど1900円取るなら全然評価変わるよ」というタイプなのです。すまんね。なので正しき映画評論ではないかもしれないけど、個人の感想なのでご了承ください。なお今回は夕方割引で1300
『100日後に死ぬワニ』(きくちゆうき)のアニメ映画版『100日間生きたワニ』を観てきました。 まず、巷に溢れている悪評と比較して自分はどうだったのか? という観点で感想を書いてみます。ネタバレとかは気にしません。 ①100ワニは「紙芝居」なのかTwitterで感想を見ていると「紙芝居」という表現がたびたび目についた。これは個人的にはあまりしっくりこない。 たしかに動きの少ない映画ではあるが、動くべきところはちゃんと動いていた印象。『鷹の爪団』のアニメみたいな感じで、キャラが平行にスーッと動くとか、そういう内容ではない。 そもそも原作の4コマの時点で、動物キャラの日常生活を描く地味なテーマだし、ヌルヌル動くアクションだとか、奇抜な構図のカットだとか、そういう演出で面白さが増えるようなものではないと思った。ただ、それによる弊害もある(後述)。 ②100ワニは「テンポが悪い」のか「とにかく間延
「100日後に死ぬワニ」 100日目 https://t.co/r0Idn9I7mR
明日死んじゃう!? Twitterで話題の『100日後に死ぬワニ』がとうとう100日目! 死ぬ時に後悔しない生き方とは? 2019年12月12日から連載開始した4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』。主人公のワニの、ごくごく平凡な日常を描いているが、大きな特徴は、漫画の枠外に死ぬ日までのカウントダウンがついていることだ。 ワニ自身はもちろん、ワニの周囲にいる友人も、差し迫る死について知らないが、読者だけは分かっている。この斬新な設定がSNSでたちまち話題となり、今ではTwitterだけでも153.6万フォロワーを抱える。 そんな注目のワニの死が明日に迫る今、著者のきくちゆうきさん(@yuukikikuchi)に話を聞いた。 *** ――本日(2020年3月19日)19時の更新で、主人公のワニは「死まであと1日」となります。明日死んでしまうわけですが、きくちさんの今の心境についてお聞かせください
・ワニくんは死んで終わるよ(直球表題宗) →[当たり]事故死するよ(事故派) →病死するよ(病死派) →自殺するよ(自殺派) →殺されるよ(他殺派) →全部走馬灯だよ(1日目に死んでる派) →悪魔と契約してて魂取られるよ(あんな簡単に彼女できないよ派) →爆発するよ(爆発オチなんてサイテー派) →世界が滅亡するよ(全滅派) →寿命で死ぬよ(日数は連載開始からの現実の時間であって劇中は数十年後になるよ派) →死ぬ終わり方もあるし死なない終わり方もあるよ(100日目マルチエンディング派) →死ぬけどすぐ生き返るよ(ハッピーエンド派) ・ワニくんは死ぬけど続くよ(輪廻宗) →生き返るよ(福音派) →残機が減るだけだよ(ゲーム脳派) →異世界転生するよ(なろう派) →別の誰かが100日後に死ぬ話になるよ(呪い派) →過去に戻り死を回避する話になるよ(タイムリープ派) →生き返らせる話になるよ(ドラ
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