NECは5月21日、小惑星探査機「はやぶさ2」に関するグループインタビューを開催し、同社社会基盤ビジネスユニットの安達昌紀氏(主席主幹)と大島武氏(宇宙システム事業部プロジェクトディレクタ)がメディアからの質問に答えた。大島氏はNEC側のプロジェクトマネージャとして、はやぶさ2のシステム全体を統括する立場。 NECの安達昌紀氏(左)と大島武氏(右)。ここまで順調なこともあり、会見は終始和やかな雰囲気で進められた はやぶさ2は宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機であるが、この開発に大きく関わったのがNEC。メーカーとして探査機全体の取りまとめを担当し、設計、製造、試験を実施。電源系、通信系、データ処理系など、多くのサブシステムについても担当しており、「やってないのは推進系くらい」(大島氏)だという。 はやぶさ2に対するNECの関与。機体の大部分を担当している 同社は機体の開発だけでなく、