しかし、調査報告書を読んでみると、MERYこそが問題の巣窟ともいえる状況だった。 報告書で73万件近い画像が著作権侵害の可能性ありと指摘される中、そのうちの52万件近くがMERY内に存在していた。ユーザー投稿が多いと思われていたMERYだが、それでも大多数はペロリが組織した約140人におよぶ女子大生インターンが作成していた。インターンが記事執筆を行うだけでなく、その中間管理職もインターンが務めるなど、企業統治への意識がほとんど存在していなかったと考えられる。 法務部門は買収前に“問題あり”と指摘 しかも、MERYの杜撰(ずさん)ともいえる著作物(具体的には写真)の管理について、DeNAの法務部門は買収前に“問題あり”との判断を下していたことも明らかとなった。 プロバイダ責任制限法を免罪符としてメディアではなく、「プラットフォーム(利用者の投稿を受け付ける受け身のサービス)」とするため、ペロ