新春恒例の初市式が5日、小田原漁港の小田原市公設水産地方卸売市場(同市早川)で行われた。 【写真】小田原市公設水産地方卸売市場で競りにかけられる魚 昨年から相模湾周辺の水温上昇の影響で異例の豊漁が続き、初競りでも本来は秋の魚も大量に並んだ。漁業関係者は「魚種も豊富な小田原の魚をアピールするチャンスにしたい」と意気込んだ。 初競りは早朝5時半からスタート。江の島や湯河原の漁港からも小アジやサバ、ヤガラ、アンコウなど計約30トンが運び込まれ、仲買人や卸売業者らの威勢のいい声が響いた。
新春恒例の初市式が5日、小田原漁港の小田原市公設水産地方卸売市場(同市早川)で行われた。 【写真】小田原市公設水産地方卸売市場で競りにかけられる魚 昨年から相模湾周辺の水温上昇の影響で異例の豊漁が続き、初競りでも本来は秋の魚も大量に並んだ。漁業関係者は「魚種も豊富な小田原の魚をアピールするチャンスにしたい」と意気込んだ。 初競りは早朝5時半からスタート。江の島や湯河原の漁港からも小アジやサバ、ヤガラ、アンコウなど計約30トンが運び込まれ、仲買人や卸売業者らの威勢のいい声が響いた。
漢方薬の材料に使われる生薬で、国内消費量のほぼ全量が輸入とされるマオウ(麻黄)が神奈川県伊勢原市日向地区で商業栽培の道を歩み始めた。着手から8年ほど、試行錯誤を重ねて優良株を開発、今夏には国内初という商業出荷につなげた。関係者は「ゆくゆくは伊勢原を薬草の里としたい」と夢を語る。 マオウは、代表的な漢方薬である葛根湯や麻黄湯の材料として知られる。国内には自生せず、中国からの輸入に依存しているが、農地開発や土地の砂漠化などで野生のマオウが減り、輸出規制が行われている。安定供給などを目指して国内では20年以上前から栽培に向けた取り組みが進められているが、実用化していないという。 石川県で研究を進めていた第一人者である大学教授から知人を介して依頼を受け、伊勢原でも8年ほど前から一般社団法人「国産生薬生産普及協会」によって始められた。 国内栽培で壁となっているのは、マオウの薬効成分である「アルカロイ
松田山(松田町)などでミカンを栽培し「おひるねみかんジュース」を販売している合同会社F&Eあしがら金太郎電力(同町寄(やどりき))が、ジュースの製造過程で出るミカンの皮を商社に販売するビジネスを始める。「農薬不使用」の特徴が着目され、化粧品の材料に活用される予定だ。同社代表社員の小山田大和さん(40)は「農薬不使用が新たな付加価値になる。足柄全体に広がれば」と期待している。 同社は遊休農地を借りてミカンを栽培。収穫の大半をミカンジュースにして販売している。農薬不使用が消費者の安心感につながり、人気を得ている。 ジュースに加工する工程で出る皮はこれまで製造工場で廃棄しており、その処分費用が製造コストに上乗せされていた。 2018年6月ごろ、ミカン山を視察に訪れた製薬会社の関係者が、漢方の生薬として農薬不使用のミカンに興味を持ち、取り寄せて分析。農薬が検出されなかったことから、19年に皮の事業
秦野市名古木のJT(日本たばこ産業株式会社)の安全性研究所が2019年5月末を目途に移転する予定であることが分かった。設備の老朽化に伴うもので、横浜市にある同社の医薬探索研究所内に新たに建設される建物に移転する。かつて葉タバコ耕作で栄えた秦野からJTの施設が閉鎖することに、「歴史が消えないように」という声も出ている。 JT安全性研究所(菅井象一郎所長)は、秦野たばこ試験場跡地に中央研究所生物実験センターとして1973年に設立された。現在はJTの医薬事業における研究開発部門のなかで安全性試験を担っている。敷地面積は1万9千507平方メートル。研究所にはJT社員や関連会社社員など約80人が勤務する。 同社によると移転の理由として「研究所は建築後20数年から50年の建物があり、設備の老朽化に伴う維持管理費が膨大になってきた」とその経緯を説明する。同様にJT医薬探索研究所(横浜市)の建物も建築後2
真鶴の新ブランド戦略 真鶴町の沖合でカキの試験養殖が始まった。町の新ブランド創出の一環で、島根県海士町から取り寄せた稚貝が地元岩漁協によって岩の海に沈められた。 海士町はカキの産地として知られており、年間30万個以上を養殖している。昨年秋には真鶴の宇賀一章町長が現地を訪れて出荷技術などを視察したほか、海士町からカキの専門家を招き、岩海岸や真鶴港近くでの養殖についてヒアリングしていた。 海士町が協力 県内では横須賀市の漁協が6年ほど前から「マガキ」を育てているが、真鶴では大きく成長しやすい「岩ガキ」に着目。地方創生補助金300万円を使い、海士町からの技術指導や岩漁協による管理委託などの契約を結んだ。今月15日に海士町から届いた稚貝はホタテ貝600枚に薄く張り付いた状態で到着。これを水深20mほどで育てる計画だが、目下の課題は海士町よりも高めに打ち寄せる波と、別の種類の貝が張り付きやすい環境だ
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