米国の成人が1日に広告付きの音声メディアに費やす時間では、なおラジオ放送が圧倒的に長いことが、ニールセンの最新調査で明らかになった。ポッドキャストや音楽ストリーミングサービスの人気が高まる一方で、「オールドメディア」であるラジオへの米国人の根強い愛着が浮き彫りになった。ただ、若い世代を中心に変化の兆しも出ている。 ラジオや音楽を毎日4時間以上聴く米国人 ニールセンとエジソンリサーチがまとめた2024年第1四半期の聴取習慣に関するリポートによると、米国の成人は音声メディアを1日平均4時間超聴いており、広告(CM)のある聴取時間の67%をラジオが占めていた。以下、ポッドキャスト(20%)、音楽ストリーミング(10%)、衛星ラジオ(3%)という順だった。この調査は広告付きの音声メディアのみを対象とし、サブスクリプション(定額課金)型の音楽ストリーミングや、広告の付かない一部の衛星ラジオ放送などは