<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム> 先日、デビュー20周年記念企画「佐津川愛美映画祭」(10月26日まで、群馬、愛知、静岡)を開催している佐津川愛美(35)をインタビューした。幅広い役柄に挑戦し、女優としてまい進する佐津川の映画業界に対する熱い思いを聞いた。 14歳で芸能界入りし、2005年公開の「蝉しぐれ」が映画初出演だった。「自分の父親の働く姿を観られるわけでもないので、14歳で大人たちが一生懸命動いて、働いている姿を初めて見たんです。みんなで1カットを作り上げる瞬間に感動しました。映画の玄葉が好きという気持ちを最初の現場で持たせていただけたのは私の道しるべです。映画に関わりたいという私の全てのスタート」という。 約20年前に初めて映画の現場に足を踏み入れてから、変わらない信念がある。そこには「蝉しぐれ」の撮影現場で黒土三男監督から言われた「女優はビールを注ぐな」「俳優部は下