他人から称賛されたかったんじゃなくて、自分自身を研鑽していくのを求めていたわけか。良いことじゃないか。
私は歌うことが好きだ。 録音したものを通勤中に聴くくらいには自分の歌声も好きだ。(ちょっとナルシストっぽくて他人には言えない) びびりなため控えめな人生を歩んできたが、こんな私でもいろんな人に歌声を聴いてもらい、あわよくば称賛してもらいたいという欲があった。 そんな折、簡単にスマホで歌を配信できるアプリがあることを知った。 そのアプリは固定客がいなくても視聴してもらいやすく、気軽にコメントを貰える空気だったので、私はここで歌ってみたい!と思った。 歌える曲の選別や音ズレしないかのチェック等、入念に準備をした。すごくわくわくした。 そして実際配信をしてみると、本当に何人か視聴してくれて、褒め言葉も貰えた。ありがとうございます。 でも、楽しいという感情はあまり湧かなかった。 この配信、録音して後で聴けないのが残念だな、と思った。 私は今まで、歌声をいろんな人に聴いてほしいと思っていたはずなのに
「お金持ち」というのは、フィクションやバラエティ番組の特集に出てくるような、豪邸に住み、ブランド物を身に着け、湯水のように金を使う人達の事だと思っていた。 きっとそういう人たちは、”何億”だとかそういう、学校で習ったけれど想像もつかないような莫大な単位の額のお金を稼いでいる。自分とは違う、遠い世界に住む人たちだ。 人口一万人足らずの町に生まれ、公立の学校に通い、田んぼに囲まれた片道4キロの通学路の途中で今日の夕飯はなんだろうとお腹を空かせながら考える。休日の友達との娯楽と言えば、街の方のショッピングセンターでプリクラを撮ること。そんなあまりにも在り来たりな日常を送っていた私にとって「お金持ち」というのは遠い存在だった。 私は田舎町の寺で一人目の子として生まれた。父親は大学教授で、母親は実家が呉服屋の専業主婦。祖父母は元々教師をやっていたようだ。 私の両親は母親の方がしっかりしていて気が強か
二十数年生きてきて、自分もスーツを着て電車に揺られる社会人になると信じて疑わなかった。 現在就職活動中。 50社程落ちて、内定はない。 小さい頃はスポーツ選手や漫画家に憧れて、サラリーマンにはなりたくないなんて思ってたけど、まさかサラリーマンになることがこれほどハードルが高いとは思ってもみなかった。 ネットを眺めていても、コメントをしてるユーザーが全員この就活を乗り越えてきたのだと考えると、どこか違う世界の人間のように感じられる。 大学の周りの人間も、知り合いはほぼ全員内定を持っている。 自分より話し下手な人、自分より単位を落としている人、自分よりプレゼンが下手な人、自分より英語が苦手な人、自分より就活を始めたのが遅かった人…みんな内定を持っている。 彼らを見下しているわけじゃない。彼らには彼らの秀でている部分があり、そこを上手くアピール出来て企業に評価されたのだろう。当然そんなことは理解
ショッピングセンターに併設されるスーパーの下着売り場に行くと多くのワイヤー入りブラが並んでいる。 大手メーカーの大主流は、昔からワイヤー入りだ。 しかしそのコーナーの一角、表の目立つところに小さくではあるが主張をする高めのノンワイヤーブラが売られている。 奥に行くと格安ではあるがまたノンワイヤーブラの棚がある。しかしファッション製に乏しいのが難点だ。 これがあなたの街のどこかにあるファストファッションを大量に取り扱う店に行く(靴からカーペットまで売ってるとこ)と まあノンワイヤーブラ祭りなのだ。 デザインも若い子向けが多い。派手で可愛くてふりふりで、胸も盛れる。少し前ならこれがノンワイヤーブラとは信じられないような商品が千円ほどで売られている。 個々の店舗を見ると独自性があるので省く。 前述のスーパーだが、例えばイオン系やイトーヨーカドーやなんやらその辺のことを指しているのだが、 そこにあ
ひさしぶりに将棋の対局を観るようになってから ふと悟ることがあり自分でも将棋をやりはじめた。 それから一週間。 驚くべきことに、初心者向けのソフト相手に、まともに対局が成立している。 駒の動きなどは既に知っていたし、子供の遊びレベルでは指したこともあるので、 完全にゼロから学びはじめたわけではないが、それにしても長足の進歩だ。 多くの将棋初心者はこの段階にすら辿り着けず去っていくのだろう。 よって、かつて完全な初心者だった私が、いまだ完全な初心者であるあなたに、 将棋の何たるかを伝授しようと思う。 将棋を理解するためのステップは四つだ。 駒の動かし方を覚える序盤のムーブを覚える中盤のムーブを覚える終盤のムーブを覚える 「1」はまあ頑張って覚えてくれとしか言いようがない。 金と銀の違い、あと桂馬の動きがちょっとややこしい。 ソフトで指せば、動けない場所にはそもそも動けないからわかりやすいはず
色々楽しいことがあったはずなのに、もうやる気が起きなくなってしまった。 ゲーム時間をかけても大して上手くならず、別に上手くなる必要もないゲームをやっても動画とかで十分になってしまった。 楽しいと感じることがなくなってしまった。 かつては斑鳩というSTGを毎日のようにプレイしていたのに、その情熱が一切なくなってしまった。 漫画ネカフェで色々読んだが、何か新しい作品を読もうと言う気持ちがなくなってしまった。 読もうとすると段々面倒くさくなり、楽しめなくなってしまった。 ARMSとかフルアヘッドココを本がボロボロになるくらい読んだのに、今では読む気力が無い。 小説昔は図書館で借りてまで読んでいたのに、いつの間にか読む気力がなくなってしまった。 池波正太郎の作品が好きだったが、今では星新一のショートショートがぎりぎり読めるくらいで 長い物語が読めなくなってしまった。 ラノベは、ロードス島戦記とラグ
バイオハザードのかゆうま(飼育係の日誌)みたいなノリで匿名日記を書くサイトを作った。ログイン不要。https://enigmatic-brushlands-82725.herokuapp.com/ 3月25日の夜に小池都知事の緊急記者会見があった翌日から、完全に在宅勤務になった。もう外はナウシカの世界みたいなもんだと思ってるのでなるべく外に出たくないのだが、さすがに食料は買いにいかないとで週2回だけ買い出しに出ている。(「マスクをしないと5分で肺が腐ってしまう。」と思いながら外出してる) で、外に行くと思ったよりも人が出歩いてたりしてビビる。スーパーとかどの時間に行っても「いやいや、週末でもこんなに客いなかったぞ」って人の量で、しかも突然Uターンしてきたり立ち止まったりしてまるでNPCのようだ。横断歩道待ってるとやたら近距離接近してくるご婦人方とか、自転車乗ってタバコ吸いながら盛大な咳をす
名作タグ歴代TOP10 第1位 「狂っぽう狂っぽう」 第2位 「意識高い高~い」 第3位 「小物界の大物」 (以下よろしく)
今のコロナでみんなの心がぎすぎすしていたり、誰かが誰かを叩いていたり、悲鳴を上げているのを見ても、なんだけ遠い世界の話のように見える 正直、コロナは怖いのは分かるけれど、目の前で親が流されていったり、住んでいたところの空気がいきなり放射能に汚染されて逃げるしかないとか、そんなのに比べれば遙かにマシじゃないかと思う 特に東京の人は一番感染者が多いから、恐ろしいのもわかるけれど、まだいいよ。真綿でじわじわと首を絞められるようだ、というけれど、突然上から爆弾が降ってきて何もかもなくなってしまって、後悔後悔で毎日を生きているより、よほどいいよ 俺は未だにあの時の光景を夢に見る 走って逃げて、高台にたどり着く目の前で、知り合いのおじいちゃんが流されて、母親の手を握ったけど、離れてしまって アレは地獄だ、アレこそ地獄だった コロナがいつか落ち着いた日に、経済活動は止まっているかもしれないし、仕事はなく
まだ漫画描いてるのかな、新作あるのかなって検索したらTwitterを見つけた。 名前のとこに米軍どうのって入ってるから「?」ってなって見てみたら 米軍、政治批判、スピリチュアル、米軍、歴史、政治批判、愚痴、ゴシップ・・・ 批判と不満と疑心と推測ばかりだった。 でも間違いなく探してた漫画家。 漫画は体の故障で描けなくなったという。 じゃあもう漫画家ではないのかというと、一応まだ漫画家を辞めたわけではないというけど、 このTwitterの内容と活動を見る限り、もはや漫画のまの字もない。 すっかり元気が吸い取られてしまった。 20年くらい前、子供だったときにハマった漫画だった。 一つの連載が終わって次の新しい連載になっても、またドンピシャでハマるような、好みが合致する人だった。 ハガキを出して買う通販の企画に、親にねだり倒してグッズも買ってもらった。 何度も何度も読んだし、少ないお小遣いを貯めて
緊急事態宣言からこちら、しばらく在宅勤務だったのですが、ハンコ押すために久しぶりに出社したわけですよ。 電車で40分位かかるところに通勤してるのですが、割と早め、6時半くらいに家を出て、電車に乗っているところお腹の調子が悪くなってきたわけです。 さぁどうしようかと思案したのですが、はじめは目的の駅のコンビニのトイレを使わせてもらおうと思ったのです。そこのトイレは比較的きれいでウォシュレットも完備されていまして。 ところが、目的の駅の二つ手前から急激にお腹が急降下しまして、これはいよいよもたないぞと。そこで一つ手前の駅で降りてトイレに向かうことを決めました。 電車を降り、股をもじもじさせながら、さぁもう肛門の扉をノックされているぞと、階段を降りてトイレに向かいました。 空いていない。 もうこの時分には余裕がありませんので、次の電車を待つ余裕はありませんでした。そこで機転を効かせ、駅前のコンビ
この時期になると少し寂しくなる。 私が創作漫画を描くのを辞めた理由について、誰にも話せないのでここに書く。多分、同じような理由で辞めた人はいっぱい居ると思うくらいよくある話。 10年以上、漫画を描いてきた。商業誌に載るようなレベルじゃなかったけど、同人誌で、コツコツと。10年以上好きで描いてて思うことは、漫画の才能ってあるんだなって。描き続けられる事が才能、とかよく言うけど、その才能なら私にもあったと思う。10年以上続いたし、今だってまだ描きたい時もある。でも、こんなに長く描いてるのに私の漫画、未だに面白くないんだもん。描いてるその時は面白いと思って描いてるよ?でも後で読み返して単純に面白くないなって思ってしまう。大して上手くもないし。これ、漫画の才能がないんだと思う。 私には一緒に漫画を描いてきた相方がいて、彼女は商業誌にも載ったりしてた。でも彼女は商業誌にはあまり興味が無くて、自分のペ
婚活当時30過ぎのワイが思い出すままに書き捨てる。こんなんでも誰かの参考になったら嬉しい。 AD「相手の年齢範囲が自分と比べて上下±2歳になってるのは何か理由や拘りがあるんですか?」 ワイ「いや、なんとなく同年代くらいがいいかなー、て感じです」 AD「増田さんの年齢的にプラス2歳というのはわかるんですが、下の可能性を自ら閉ざすのはおススメしません。実際にマッチングするかどうかはともかく、下は何歳でも可としておく方が可能性は広がりますよ」 ワイ「でも、ワイみたいなおっさんが20歳OKとかいうのもなんか痛々しくないですか?」 AD「それでダメな方は増田さんに申込んでこないだけです。ここは可能性を増やしましょう」 ワイ「りょ」 AD「相手の婚姻歴あり(=要するに×あり)OKなのはどうしてですか?」 ワイ「このご時世、色んな理由で離婚に至る方もいらっしゃるでしょうし、あんま気にしても仕方ないかなと
大学1年夏、初めての彼氏ができた。 彼にとっても、私は初めての彼女だった。 それだけの事で、私はこの恋愛を特別だと感じていた。 だけど、思い返せば私達の関係は馬鹿みたいにありきたりだった。 最初は何もかも新鮮だった。 初めてデートをした。初めて手を繋いで、ハグをして、キスをした。そして、初めて体を重ねた。 彼はすごく優しかった。私が不安になって泣くと、駆けつけてきてくれて、「頼りなくてごめん、ちゃんと好きだよ」と抱き締めてくれた。私はどんどん彼を好きになった。別れるなんて想像もつかなかった。彼も、「ずっと一緒にいようね」と笑って伝えてくれた。 しかし、付き合って数ヶ月が経つと、彼が私に使う時間、労力は減っていった。友達との飲み会、バイト、勉強、彼には大切なものがたくさんあった。 仕方ないと思った。彼の大切なものを私も大事にしたかった。それでも、寂しさに耐えられなくなって、彼に訴えた。 彼は
俺は犬と猫が好きだ。嫁も猫と犬が好きだ。だからずっと犬を飼いたかったのだが住宅事情と仕事の関係でずっと飼えなくて、去年の暮に満を持してペット可能の借家を借りることにした。 家は多少ボロいのだがペットOKの条件で探したのでそこは文句なく、中村珠緒似の大家さんに犬を飼っていいか尋ねると「もちろんいいですよぉどぼぼぼぼ」と中村珠緒みたいに笑って許可してくれた。 果たして犬を(願わくば猫も)飼うべく俺たちがまず認識を共有したのは「保護犬(猫)にしよう」ということだった。ここでは生体販売がどうのとか言うつもりはない。ただ、可哀想な子を可愛がろうと思ったのだ。 いくつかの里親募集イベントをネットで調べて二人で出かけてみたが、なんか色々と条件を付けられ「それ必要なのか?」って思うようなものまであって、いくつかのイベントを見送ってはめげずに別の里親イベントの予定を作っていた。 その犬に俺たちが出会ったのは
いつもイライラしてる。 わたしが食べてるのを欲しがるくせにあげたら食べないし、凝ってるのを作っても食べないし、食べるものだけ食べさせてたらすっかり偏食になってしまったし、アレルギーだからそれなりに気をつけなきゃいけないし、お茶碗の汁をこぼすし、汚れたスプーンをテーブルにこすりつけて更に汚すし、汚れよけに敷いているビニールシートと机の間にも汚れをなすりつけるし、汚れた手で服に触るし、食べない食べ物で遊び始めるし、汚れた手でわたしに触るので自分の服まで汚れるし、慣れてはいても頭が毎度沸騰してしまう。 しかも下の子がぐずって、そっちの面倒を見なきゃいけない間にもそういうことばかりする。手が足りない。 2歳だからお利口さんにできないのが当たり前なのはわかってる。 おおらかにかまえなきゃっていつも思ってるけど、せっかくセッティングしたものが破壊されていく光景を見ると脳みそがグワーッて沸騰して、泣きた
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