クラブ史上初となるスペイン人指揮官、ダニエル・ポヤトス監督を招聘し、新たなスタイルの構築を目指しているガンバ大阪。一時は最下位に転落も、5月28日のアルビレックス新潟戦以降のリーグ戦は6勝1分という「V字回復」でリーグ戦の中断期間を迎えている。そんなガンバ大阪で奮闘する一人の通訳がいる。「プラチナ世代」の一学年下で、自身も京都サンガのアカデミーで活躍した岡井孝憲さんだ。宇佐美貴史とのマッチアップ歴も持つ岡井さんに、サッカー人生やスペインサッカー観を聞いた《全2回の2回目/#1からつづく》。 京都サンガのユニフォームをまとい、Jリーグでのプレーを夢みた少年は、紆余曲折のサッカー人生を経て「言葉」を武器にJリーグの舞台に立った。 ダニとかの意図をできる限り“ほぐしてあげる” ポヤトス監督が「エンドレナドール・デントロ・ド・カンポ(スペイン語でピッチ上の監督)」とまで信頼を寄せる山本悠樹は、ポヤ