ジャーナリストの池上彰さんが5日、朝日新聞での連載コラム「新聞ななめ読み」を続ける考えを明らかにした。朝日新聞社の慰安婦報道に関する特集記事におわびがなかったことなどを批判した池上さんのコラム掲載が見送られたのを機に、休載していた。1月30日付朝刊でコラムが再開する予定。 池上さんは「『編集の独立』を確保する仕組みや、訂正記事を集めるコーナーの新設など、朝日新聞社が一から出直す決意と方向性が一応示されたと考える。今後は、連載を再開することで、読者の立場から厳しい目で朝日の紙面を監視する立場に立ちたい」と話している。 朝日新聞社は、コラム掲載見送りの判断の誤りを認め、2014年9月4日にコラムを掲載。しかし、池上さんは、慰安婦報道を検証した第三者委員会の結論と、それを受けた朝日新聞社の対応を見極めたいとして連載を休止していた。朝日新聞社が5日、「信頼回復と再生のための行動計画」を発表したこと