日米を拠点に世界各国で自動車産業の動向を取材するジャーナリスト。インディ500、NASCARなど米国レースにレーサーとしても参戦。自動車雑誌に多数の連載を持つほか、「Automotive Technology」誌(日経BP社)でBRICs取材、日本テレビでレース中継番組の解説などを務める。1962年生まれ。著書「エコカー世界大戦争の勝者は誰だ?」好評発売中 エコカー大戦争! 「エコカー=日本の独壇場」と思っているとすれば、それは大間違いだ。電気自動車、ハイブリッド車を巡る市場争奪戦はこれからが本番。日本は序盤戦を制したに過ぎない。世界規模の取材でエコカー大戦争の行方を探る。 バックナンバー一覧 「LG Chem社、自動車用Liポリマ2次電池の1kWh当たりの価格は400ドル以下」(日経BP社「Tech-on」2011年2月14日)。これは、「韓国企業による電気自動車の中核技術の価格破壊」を
東北大学 原子分子材料科学高等研究機構の陳明偉教授の研究グループは、3次元ナノポーラス金属/酸化物ハイブリッド電極を用いた高性能電気化学キャパシタの開発に成功したことを発表した。同研究成果は2011年2月20日(英国時間)、英国科学雑誌「Nature Nanotechnology」のオンライン速報版に掲載された。 電気二重層キャパシタ(もしくはスーパーキャパシタ)は、高出力と長寿命を併せ持ち、ボータブル機器からハイブリッド電気自動車まで幅広く応用されるようになってきている。スーパーキャパシタは高電力供給元ではあるが、それらのエネルギー密度は従来の電池や多くのアプリケーションで必要とされる値には届いておらず、例えば、従来のスーパーキャパシタの貯蔵エネルギー密度は約100F/cm3(もしくは150F/g)程度であった。これは、マンガン酸化物(MnO2)のような擬似容量金属酸化物をスーパーキャパ
電気自動車の問題点として よく取りざたされるのが航続距離。 バッテリーの単価が下がり より多く積める様になれば 航続距離が飛躍的に伸びる と、多くの方は思っているようですが これは間違いだといわざるを得ないでしょう。 なぜか? 今、日本で市販されている電気自動車で もっとも航続距離が長いのは テスラ・ロードスターでバッテリー容量53kwh 1回の満充電で400km走ることになっています。 しかし、この満充電をするための時間は 日本では3日(100V12A充電)となります。 公式発表のデータどおりなら 東京から名古屋まで走ることが出来ますが 名古屋で3日充電し、また東京へ戻ってくる。 これが現実的な利用方法だとは とても思えません。 その上、テスラの場合 日本仕様の急速充電器は使えないのです。 急速充電器が普及したところで 充電器渋滞が起こることは必至ですし 課金問題がクリアされていないこと
「アイ・ミーブ」の増産を急ピッチで進めている三菱自動車。量産型電気自動車で先陣を切り、世界展開をもくろむ同社だが、目下深刻な課題に直面している。それは次世代車のキーデバイスとされる、リチウムイオン電池の技術者確保である。 愛知県岡崎市の研究開発センターで働く若手技術者、両國義幸さん(26)はその貴重な人材の一人だ。大学で材料プロセス工学を専攻した後、別の自動車関連メーカーなどを経て1年半前に三菱自動車に入社した。「毎日、電池サプライヤーのリチウムイオン電池を評価してはデスクでリポートを書く、の繰り返しです」と、多忙な日々を送る。 三菱自動車が社内で抱えるリチウムイオン電池技術者はわずか十数人だ。2013年以降は電気自動車に加えて、プラグインハイブリッド車種の展開も進めていく。自動車の安全性や性能検証のため電池メーカーとすり合わせを行う機会も増えるが、その際には自動車メーカー側にも電池技
「2020年には自動車専用電池で30〜40%のシェアを取りたい」 パナソニックグループである三洋電機の本間充副社長は話す。三洋は、リチウムイオン電池の世界トップである。 スマートグリッド(次世代送電網)が実用化に向け動き出し、電気自動車(EV)が本格的な量産を向かえている今、繰り返し使える二次電池としてのリチウムイオン電池の需要は旺盛だ。 パナソニックがかかわる二次電池メーカーには、三洋があり、パナソニックとトヨタ自動車の合弁であるプライムアースEVエナジー(PEVE、本社・静岡県湖西市、旧パナソニックEVエナジー)があり、そしてパナソニックと3社がある。 ここで言うパナソニックは、社内カンパニーの「エナジー社」を指す。2008年10月に、松下電器産業からパナソニックへの社名変更に伴い吸収合併された旧松下電池工業である。 今回の主役は、エナジー社が開発したニッケル系を正極に使ったリチウムイ
「大阪府立大学の辰巳砂昌弘教授や林晃敏・助教は、電気自動車など向けのリチウムイオン電池に代わる新たな電池材料を開発した。食塩にも含まれる安価なナトリウムを使い、輸入に頼るリチウムが不要。充電池で一般的な液体材料も全廃し、固体材料だけで安全で安価な電池が作れる可能性がある。24日から仙台市で開く固体イオニクス討論会で発表する。」と報じられている。いまリチウム電池は、将来の電気自動車の普及に対応するために、多くの電池メーカーと自動車メーカーが、さまざまな形のアライアンスを組んで商品化競争をしている。電気自動車がこれから5年先に世界で何台走っているかがまだ明確ではなく、評論家の中には思ったほど普及しないかもしれないという人もいる。その時に、電池メーカーの数が多いだけに、すさまじい過剰生産が発生する可能性もある。ただ、リチウムイオン電池は電気自動車向けに限定されているわけではないから、他用途に振り
電気自動車や事業所向けの蓄電池で,ノート・パソコン用の円筒形Liイオン2次電池セル「18650」(直径18mm×高さ65mmの円筒形セル)を活用する動きが増えている。数百本~数千本の18650を束ねてモジュール化し,大容量のLiイオン2次電池として利用するものだ(Tech-On!の関連記事)。専用のLiイオン2次電池を使う場合に比較して,コスト面で有利とされている。一方で,多数の電池セルを集約して使うことから,電源電圧の制御など安全面での課題も指摘されている。長年, Liイオン2次電池の開発に携わってきた元ソニー 業務執行役員上席常務の西美緒氏に,「第51回電池討論会」(11月9~11日,愛知県産業労働センター)の会場で話を聞いた。 ――今年の電池討論会は,記録となる2000人以上が参加したようですね。 西氏 事前登録で1500人以上,そして当日参加で500人以上と聞いている。特に当日参加
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ノート・パソコン向けLiイオン2次電池を電気自動車(EV)に転用するアイデアで,世界をあっと言わせた米Tesla Motors, Inc.。今ではトヨタ自動車やパナソニック,ドイツDaimler AGなどがこぞって出資し,注目度がうなぎ上りに高まっている。Tesla社は,56kWhと大容量のLiイオン2次電池を搭載するスポーツ・タイプのEV「Roadster」を2008年から発売し,2000台以上を販売してきた実績を持つ。電池セルには,パソコン用途の直径18mm×長さ65mmの「18650」を使う。標準品として大量に出回っているため,車載専用の電池セルと比べて安価という特徴がある。だが,自動車に使う電池は,パソコンと比べて非常に高い安全性や信頼性が要求される。
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