ソニーは生物の目の構造をまねた曲面形状のイメージセンサーを開発した。デジタルカメラなどに搭載するCMOS(相補性金属酸化膜半導体)センサーは平面状が当たり前だが、今回のセンサーは中央部がくぼんだ半球状。まさに眼球の奥で像を結ぶ網膜を模した。暗い場所でも明るくノイズの少ない画像を撮影でき、レンズの小型・軽量化や低コスト化も可能になるという。CMOSセンサーで世界シェア首位の実力を証明した格好だ。
国立情報学研究所(所長:喜連川 優)とロシア科学アカデミーの研究チームは、可視可能な大きさの物体をテレポートする新たな方法を開発しました。 テレポーテーションは、 ある物体(より正確にいうと物体の量子状態)を、情報を送信せず、1つの場所から別の場所に送る方法です。 原子や光子等の微小な粒子のテレポーテーションは実験でも実現されていますが、それよりも大きな物体のテレポーテーションは困難であることが知られています。今回、研究チームは、巨視的物体においても存在する新たな「もつれ状態」を見つけることにより、これを克服する方法を開発しました。このもつれ状態を使って、何千以上という原子のテレポーテーションが可能であることが証明されました。 詳細はこちら New Journal of Physics誌
眠っている人の脳の活動状況を分析することで、夢の内容を高い精度で解読することに、通信会社などが出資する民間の研究所が成功しました。 この研究は、NTTやKDDIなどの通信会社などが出資して作る京都府の国際電気通信基礎技術研究所のグループが行ったものです。研究グループは、3人の男性を眠らせて数分後に起こし、見ていた夢の内容を聞き取るとともに、眠っていた時の脳の活動内容を調べる実験を、それぞれ200回以上、行いました。 そして、見た夢の内容を車や食べ物などといった20ほどのパターンに分類し、その画像を男性が起きているときに再び見せました。そのときの脳の活動を分析し、眠っていたときの活動と照らし合わせることにより、一部の内容については、70パーセント以上の高い確率で夢の中に登場したかどうか、当てることができることが分かったということです。 夢の中の色や物体の形を解読することには成功していないとい
長野県塩尻市では、工業高等専門学校の天文部の学生たちが、「金環日食」になった瞬間の僅かな時間だけに見られる「ベイリービーズ」といわれる現象を観測しました。 ベイリービーズは、月のくぼみから漏れた光の粒が連なってビーズのように見える現象で、金環日食になった瞬間の僅かな時間だけに見られます。 ベイリービーズが現れる時間を厳密に計測することで、正確には分かっていない太陽の直径を知る手がかりになることから、21日は天文学者などが全国22か所で観測プロジェクトを行いました。 長野県内では長野工業高等専門学校の天文部の学生が塩尻市の小学校の校庭に集まり、特殊なフィルターを付けた望遠鏡にビデオカメラを取り付けて観測に臨みました。 そして日食が始まると、望遠鏡の向きや明るさを調整しながらカメラを回し続けました。 午前7時33分ごろになると、太陽の右下に小さな光りが連なる「ベイリービーズ」が観測されました。
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