防衛省 沖縄地方防衛局は令和6(2024)年5月22日(水)、米海軍のMQ-4Cトライトン無人機×2機が、2024年5月から10月まで嘉手納飛行場に一時展開するという計画を発表した。 日本周辺の安全保障環境が複雑化する昨今、情報収集・警戒監視・偵察(ISR)における米軍との協力が進展している。偵察用無人機については2014年以降、RQ-4Bグローバルホーク無人機とMQ-4Cトライトン無人機が日本に一時展開している。トライトンの一次展開は過去に2度あり、2021年5月~10月に三沢基地、2022年7月~10月に岩国基地で運用実績がある。嘉手納飛行場への展開は今回が初となる。 トライトンは優れたセンサーによる海洋監視を任務とする、高高度滞空型の大型無人機だ。ふだんはグアムを拠点に運用されており、今回の嘉手納展開については、まず米側において様々な観点から総合的に検討された。検討事項とは、周辺海域