Rustで"Hello World"を出力できる小さなWasm Runtimeをゼロから実装して、WasmとWASIの動作原理を理解する本です。
色々あって WebAssembly の component model を調べていたら、未来が見えた気がしたのでここに書いておきます。 「今の WebAssembly」 とは何か WebAssembly の Web の部分は忘れてください。これは単に JVM version 20xx です。ポータブルなバイナリ仕様です。 実行にあたっては今はホスト言語として JS が使われていますが、実際にはホストがJSである必要すらなく、なんならホストが不要なスタンドアロン環境すらあります。(wasmtime/wasmer) じゃあ WebAssembly は何かというと、サンドボックスで実行される VM の仕様です。比較的高水準なバイナリで、 V8 や Spider Monkey に付属する WebAssembly Runtime や、 Wasmtime や Wasmer といった WebAssemb
Rustの相互運用ABI(interoperable_abi)の提案 について調べるはずが、いつのまにかWebAssembly Interface Types (WIT) について調べていたのでとりあえずまとめておきます。 2023/2/11現在Interface Typesの提案はWebAssembly component modelに統合されています。 WebAssemblyコンポーネントを使うとき このプロジェクトで目標としているユースケースにはサーバーレス等のいくつかの場合があがっていますが、今回はCPythonからwasmのコンポーネントを読み込んでその中にある実装を利用するケースを考えましょう。これはCPythonにとっては共有ライブラリを読み込んでその中の関数を呼び出しているのと似ています。これを実現するためにコンポーネントモデルはwasmのコア言語の上に インターフェース定
ある時Twitterのタイムラインを見ていたら、「JavaScriptをWasm化して動かす意味がわからない」というような意見を見かけました。JavaScriptはブラウザに搭載されているV8のようなJavaScriptエンジンによって高速に動作するので、わざわざWasm化してもパフォーマンスは劣化するのになぜなのか?という話なんですが、これは「Wasm化=パフォーマンスのため」という考えだと意義がわからないのでこの記事ではそれについて解説します。 JavaScriptをWasm化して動かすツールやライブラリとしては、Shopifyが開発しているJavyやquickjs-emscriptenなどがあります。JavaScriptをWasm化して動かすためには、ある特定のJavaScriptエンジンをWasm向けにビルドして動かす必要がありますが、そのような用途ではQuickJSというJava
今回の話はWasmというよりもService Workerの話がメインになりますが、WasmとService Workerを組み合わせることで、ブラウザー上でサーバー処理をリアルに再現することができるので、このタイトルにしています。 まずは動画をご覧ください。 見ていただくと分かるように、ブラウザー上でPHPのコードを書くとその実行結果が右側に表示されています。 特に面白い点が、お問い合わせフォームのPOST後の処理までもブラウザー上だけで実行できているという点です。 これはWasmとService Workerを組み合わせて実現しています。 大体以下のようなプロセスで実現しています。 Wasmはブラウザー側でも実行可能ですが、あえてService Worker上で実行しているのは、URLへのリクエストに対してそのリクエストにインターセプト(介入)することで、POST後の処理などもブラウザ
ffmpeg.wasmffmpeg.wasm is a pure WebAssembly / JavaScript port of FFmpeg enabling video & audio record, convert and stream right inside browsers! Data Securityffmpeg.wasm runs only inside your browser, data security is gaurantee as no data is sent to remote server. Powered by WebAssemblyffmpeg.wasm transpiles ffmpeg source code to WebAssembly code using Emscripten to achieve optimal performance.
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