「鉄道ファンの聖地」や「プロレスの聖地」と言われる神保町の書泉グランデ 東京都は神保町・秋葉原に店舗を構える中規模書店、「書泉」が元気だ。 経営は赤字続きの状態ながら、2023年3月に1冊の書籍を「書泉グループ独占販売」で復刊させ、結果的にシリーズ3作で累計約3万部も売り上げたのだ。3万冊もの拡販につながったのは、「書泉グランデ(神保町)」に勤めるひとりの書店員の発案によるものだった。 出版業界全体で売り上げの落ち込みが続く中、都心部で本を売り続ける「書泉」の内情とはいったいどんなものなのか。約1年前に代表取締役に就任した手林大輔氏に話をうかがった。 ■転職先は「赤字書店の社長」――書泉の社長に就いたきっかけを教えてください。 「普通に転職サイトで見つけたからです(笑)。ミドル用の転職サイトサービスに登録して、ある日サイトを眺めていたら『へぇ~、社長の公募とかあるんだ』と思って。前職は教育
科学データが見せる10世紀に社会が 大きく変化したわけ ヒトと自然、これまでとこれから(笹生衛 教授 前編) 神道文化学部全ての方向け Tweet 旱魃(かんばつ)、大雨、洪水。そして都市部への人口集中による感染症の大流行。古代の人々の姿と、現代に生きる私たちの姿はほとんど変わらないことが、古代の遺跡調査と文献史料、そして最先端の科学データを突き合わせたときに見えてくるという。 笹生衛・神道文化学部教授(國學院大學博物館館長)への前後編インタビューで伝わってくるのは、古代の話でありながらどこまでもクリアで、そしてリアルな歴史の肌触りだ。 10世紀に、何かが起きたのではないか――。これは私が20代の頃、古代の集落の発掘調査現場に身を置くようになって抱きはじめた疑問でした。古墳時代からの伝統的な集落のかたちが8・9世紀までは残っていたのに、9世紀の末期から10世紀にかけて、その集落が消滅・分散
記事:じんぶん堂企画室 「書泉グランデ」書店員・大内学さん 書籍情報はこちら 『中世への旅 騎士と城 』の魅力 本の街・神保町に店を構える「書泉グランデ」は、1948年(昭和23年)創業の老舗書店。鉄道、アイドル、格闘技をはじめとした趣味人向けの専門性の高い書籍を網羅的に取り揃えている。 今回、重版されたのは『中世への旅 騎士と城 』(白水uブックス)(著者:ハインリヒ プレティヒャ、翻訳:平尾浩三)。中世ヨーロッパの騎士たちの日常生活などを、豊富なエピソードをまじえてわかりやすく解説している。日本では1982年に翻訳刊行され、2010年に白水uブックスで復刊された。大内さんが同書に出会ったのは、中学生時代だったという。当時、初めて読んだ感想を次のように語る。 「ゲームやライトノベルの多くが中世ヨーロッパの世界を下敷きにしていました。例えば、友達同士で会話しながら遊ぶボードゲーム・テーブル
内 容 隠修士、カタリ派、少年十字軍、ベギン会、鞭打ち苦行団、千年王国運動 —— ヨーロッ パ中世社会が希求した〈霊性〉のあり方を民衆的な宗教運動に探り、初期から末期までのその持続と変化の様をとおして中世世界をトータルに捉え直すとともに、「ヨーロッパ精神」の最も深い水脈にふれた画期的著作。 目 次 序 章 宗教運動とその霊性 第1章 隠修士 はじめに —— 民衆的宗教運動の叢生 1 隠修士の霊性 2 隠修士と教会制度 A 教会人の隠修士批判 B 隠修士の聖職者・修道士批判 C 対立から宥和へ 3 隠修士の記号学 A イマジネールの中の隠修士 B 生活コードの解読 C 霊性と想像 むすび 第2章 カタリ派 はじめに —— ゴシック期の組織的宗教運動 1 カタリ派の霊性 A コンソラメントゥム B 完徳者と帰依者 C カタリ派の福音主義 2 カタリ派思想・神話の基本構造 A 絶対二元論とその帰
日本の古典籍中の「赤気」(オーロラ)の記載から発見された宇宙変動パターンの周期性と人々の反応に関する記述 2023年4月27日 大学共同利用機関法人情報・システム研究機構 国立極地研究所 国立極地研究所の片岡龍峰准教授は、日本の古典籍に残る、過去1400年にわたる「赤気」(オーロラの意)の記録から、太陽活動と地磁気の基本的な変動パターンが読み取れることを明らかにしました。これは、将来起こりうる巨大フレアや巨大磁気嵐への備えとなる重要な知見です。 また、個々の古典籍について、改めて丁寧に見直していくことによって、興味深い記述・表現・絵図が幾つも残されていることも確認されました(図1に一例)。オーロラを見た当時の人々の反応の記録からは、その驚きの表現などに関して、時代によって変わらないこと、あるいは時代によって変わることについて、さまざまなヒントを伺い知ることができます。このような調査は、当時
東京都千代田区神保町の書店「書泉グランデ」が、復刻を望まれていた品切重版未定本を力技で再重版に持ち込み、さらには完売させてしまった、という出来事が話題となっています。 タワーのように積み重なった『中世への旅 騎士と城』 書泉グランデは、株式会社書泉が神保町に構える大型書店。同社が重版にこぎつけたのは、長らく品切重版未定となっていた『中世への旅 騎士と城(H.プレティヒャ・著/平尾浩三・訳/白水社)』という書籍です。元はドイツで書かれた本で、内容は「中世ヨーロッパの世界観の解説」という専門書。これを日本語訳したものが前述の『中世への旅 騎士と城』で、1982年に発売されました。 重版までの経緯をツイートした作家のSOW(@sow_LIBRA11)さんによれば「この書籍に書かれた情報を基礎として、数多くの日本産RPGやファンタジー作品が創られた。影響を受けていない作品はほぼないと言い切れる、い
SOW@ @sow_LIBRA11 まぁ解説しますとね。 『中世への旅 騎士と城』というのは、ドイツでは広く知られている、中世ヨーロッパ世界観の解説書なのですが、これが80年代初頭に日本で翻訳版が発売。 これを基礎として、多くのJRPGやJファンタジーが形作られたんですな。 2023-03-21 10:39:17 SOW@ @sow_LIBRA11 要は現在に続くまでの、本邦ファンタジー作品の原典。 孫引きやひ孫引きまで含めれば、影響を受けていないものはゼロと言ってもいい。 それゆえ、最初の版は幻と化してしまい、長く新装版が求められ、2010年頃にようやく発売されるも・・・ 2023-03-21 10:41:20
パブリッシャーのPLAIONは2月13日、『キングダムカム・デリバランス(Kingdom Come: Deliverance)』Steam版の日本語対応を発表した。本日22時に、日本語吹き替え音声や字幕が追加。Steamでも、公式の日本語訳でプレイ可能になったとのこと。 『キングダムカム・デリバランス』は、チェコのスタジオWarhorse Studiosが手がけた、史実ベースのオープンワールドRPGである。本作の舞台は、15世紀のボヘミア王国だ。現在チェコと呼ばれるこの地域は、豊かな資源や文化を背景に、神聖ローマ帝国の中枢として栄えてきた。しかしボヘミア王国の黄金時代は、皇帝チャールズ4世の死をきっかけに終焉。チャールズ4世の後を継いだボヘミア国王ヴェンツェスラウスと、ハンガリー王ジギスムントの政争により、ボヘミア王国は混乱に陥ってしまう。 本作の主人公ヘンリーは、家族や友人と平穏に暮らす
鎌倉時代中期に起きた蒙古(モンゴル帝国)による日本侵攻「元寇」を題材としたオープンワールド時代劇アクションアドベンチャー「Ghost of Tsushima」や、ヴァイキングの侵攻が盛んだった9世紀のヨーロッパを舞台とした「アサシン クリード ヴァルハラ」のように、特定の時代を舞台としたゲームは複数存在します。中でも、中世ヨーロッパを舞台とするゲームでは、豚が間違った表現のされかたをしていると、ライデン大学の歴史学者であるピーター・アレクサンダー・ケルクホフ准教授が記しています。 What’s wrong with medieval pigs in videogames? - Leiden Medievalists Blog https://www.leidenmedievalistsblog.nl/articles/whats-wrong-with-medieval-pigs-in-vi
ミニステリアーレ(独:Ministeriale)は、中世ドイツ封建社会における身分の1つ。騎士に従って戦闘に参加するが主君の所領の管理なども行う。中世初期には非自由民であったが徐々に力をつけ、後には騎士階級と同化していった。「元来、家人層は、隷属身分の中から登用されて軍事的・管理的職務につき、徐々に社会的地位を上昇せしめてきたものであり、彼らの主人に対する関係は、原理的には、一方的な家産的隷属関係であった」[1]。11・12世紀都市の「指導的立場の人々の相当の割合がミニステリアーレ層の出身」であった[2]。 下級騎士・従士・家人(けにん)などと訳され、日本の封建社会でいう郎党や小姓などに相当する。一般的には「家士」の語を当てることが多い。 諸侯が絶えず角を突き合わせていた当時の神聖ローマ帝国では戦争が絶えず、ミニステリアーレの中には複数の主君に仕える者も多くいた。戦闘に赴く際は騎士と殆ど変
2024年1月2日- Amazonが商品画像提供をやめたため、文献リンクが不調になりました。順次直します。 2023年7月23日- 美術史家イタリア・ドイツ頁直し。 2023年7月20日- 『ギリシア美術』を読む:museumチェック 2023年7月17日- 『ギリシャ美術入門』を読む:希臘文献と補填の必要な関連ページ 2023年7月16日- 州立古代収集庫(2) :ギリシア陶器、キクラデスの石像 2023年7月14日- 州立古代収集庫 :エクセキアス(ギリシア陶器)、アンティーク「マイナーアート」 2023年7月10日- グリュプトテーク(2):アイオン(モザイク)、サルコファガス(石棺) 2023年7月3日- グリュプトテーク:アフィア神殿破風、アッティカの墓碑 2023年5月31日-6月14日 イーザル河畔のアテネミュンヘン&ベルリン博物館島の希臘美術を見る+ゲーテの墓参り 2023
Accueil Inspiration Ce graphiste détourne les logos célèbres dans le style du Moyen-Âge Ce graphiste détourne les logos célèbres dans le style du Moyen-Âge parJustine M.25 janvier 20224 commentaires Les logos de marques célèbres se révèlent être un agréable terrain de jeux pour bon nombre de créatifs, qui adorent laisser libre court à leur imagination et proposer des versions alternatives surprena
銅大 @bakagane 「そうなっちゃった」で平家が滅びる場面としては、たかぎ七彦さんの『アンゴルモア元寇合戦記』の壇ノ浦の描写が見事でした。 安徳天皇視点で、外から兵たちの「流れが変わった」が聞こえてくるのです。潮流?風向き?それとも人? わからぬまま、すべてが押し流されていきます。どんぶらこー。 2022-01-28 21:01:29 銅大 @bakagane 平家のやった悪行って、ひとつひとつは、先例もあるし大したことではないのですよ。天皇の外戚になるのも。邪魔な権力者や法皇を排除するのも。イラッときてナスを踏み潰すのも。だから、やらかした側からすると、「なんで?」になっちゃうんです。「なんで私たちだけがこんなに恨まれるの?」と。 2022-01-28 09:29:18 銅大 @bakagane 『平家物語』は平家滅亡の物語ですが、「驕り高ぶった」平家が報いを受けたというより、平安
義手の代わりに、短剣やカギ爪、サイコガンを仕込む話をご存じでしょうが、これは決して空想の中の話ではありません。 2018年にローマ・ラ・サピエンツァ大学(Sapienza University)が発表した中世イタリア人の遺骨は、まさにそれに該当していました。 墓地に埋葬されていた男性は、右腕の先の方がなく、代わりにナイフの刃が安置されていたのです。 しかし、ナイフを義手代わりに装着していたとなぜ言えるのか? また、当時の技術でどうやってナイフを装着していたのか? 以下で見ていきましょう。 本研究は、2018年に学術誌『Journal of Anthropological Sciences』に掲載されたものです。
syutendouji @syutendouji4 @mazomanzi 撃ち手「ほーん、弓に対する鎧の有用性を実証したいんね、ええよ。ただ弓兵舐められるのは癪に触るから初手で殺しとくンゴ。」 2021-12-27 10:02:33 はすね @Re_113_Gnu 実は右のおじさん(tobias capwell氏)、ロンドンにあるウォレス・コレクションの学芸員で、イングランド騎士の鎧に関する論文出したり、中世のトーナメントを再現するイベのリエナクターだったり、リチャード三世の遺骨をレスター大聖堂に護送する際は当時の鎧を着て同行するなど、色々とすごい人なのだ twitter.com/ichiipsy/statu… pic.twitter.com/nEWpTGqkf3 2021-12-27 13:45:27
漫画家・ゆづか正成先生の描き下ろしイラストを使用したグッズも販売!『ヒストリ屋-中世ヨーロッパ大騎士博in書泉グランデ』が2022年1月2日より開催! △描き下ろしイラスト(騎士・城) △商品(甲冑)イメージ 株式会社書泉(アニメイトグループ)は、『ヒストリ屋-中世ヨーロッパ大騎士博in書泉グランデ』を書泉グランデ1Fにて2022年1月2日より開催いたします。 今回開催する『ヒストリ屋-中世ヨーロッパ大騎士博in書泉グランデ』では、中世ヨーロッパを扱った書籍、グッズを中心とした品々を販売いたします。実際に着用できる甲冑の各部位や模造剣といった、中世ヨーロッパの騎士になりきる事ができる商品など様々なアイテムを取りそろえています。 さらに、歴史や料理を題材にした作品を多く製作している、漫画家・ゆづか正成先生描き下ろしのイラストを使用したグッズも販売いたします。中世ヨーロッパの騎士や城がデザイン
■第I部 地域のネットワークとコミュニケーション 第1章 中世後期ドイツの政治的コミュニケーションと秩序(服部良久) 第2章 スティーヴン王期のチェスター伯と北部ウェールズ(中村敦子) 第3章 中世盛期スコットランドにおける教皇特任裁判官による紛争解決(西岡健司) 第4章 一三世紀半ば北イタリアにおける河川交通と紛争(高田京比子) 第5章 現下の悪だくみ、それはハプスブルクか(田中俊之) 第6章 ネットワーク上の学識者たち(中田恵理子) 第7章 近世ドイツ帝国最高法院における法曹のネットワーク形成(渋谷聡) ■第Ⅱ部 統治のダイナミクスと政治文化 第8章 異端者の情報にアクセスする(図師宣忠) 第9章 救霊から共通善へ(轟木広太郎) 第10章 聖人に囲まれた国王(藤井真生) 第11章 「暴君」リナルド・ダ・モンテヴェルデとフェルモの反乱(佐藤公美) 第12章 都市反乱と暴力の諸形態(青谷秀
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