かつて、地球上では数多くの核実験が行われていました。 1945年以降、広島と長崎への原爆投下を含め核爆発は2000回以上にも及んでいます。 1963年に部分的核実験禁止条約(PTBT)が締結されて以降は、放射性物質がほとんど飛び散らない地下核実験が主流となりましたが、それまでの約18年間は、主に大気圏内や水中で核実験が行われていました。 人間のみならず、周囲の環境などにも大きな影響を与える核爆発の影響は、どのように地球に刻まれていくのでしょうか。 今回、米パシフィックノースウェスト国立研究所(PNNL)の地球科学者サイラー・コンラッド氏ら研究チームは、カメの甲羅に蓄積されるウラン同位体を測定することで、過去の核爆発が及ぼす環境への影響を測定する新しい方法を発見しました。 一体カメの甲羅にはどのようにして人類の負の歴史が刻まれているのでしょうか。 研究の詳細は、2023年8月22日付で『PN