国立科学博物館が実施していたクラウドファンディングが9億円を超え成功を収めました。これを受け館長も感謝を述べましたが、同時にこれ以上はやりたくないとも明言しています。手放しで喜べないワケを聞いてきました。 国内クラファン史上、最高支援額と最多支援者数を更新 東京・上野に本館を置く国立科学博物館が「資金的に大きな危機に晒されている」として行ってきたクラウドファンディングに、目標金額1億円を大きく超える総額約9億1500万円もの寄付が集まりました。支援者の数は約5.7万人。国内のクラウドファンディングにおける最高支援額と最多支援者数をいずれも更新しました。 これを受けて科博側が開いた2023年11月6日の記者会見で、篠田謙一館長はクラウドファンディングについて「非常に大成功」と評価。特に「支援者数が当初予想したよりもはるかに多い5.7万人ということで非常に感謝している」と謝意を表していました。