スペイン・カタルーニャ出身の建築家アントニ・ガウディ氏が手掛けた未完成の巨大教会「サグラダ・ファミリア」(聖家族教会)。この世界遺産は以前、完成までに300年くらいはかかると言われていた。ところが、現在では2026年の完成が見込まれており、1882年の着工から150年弱で完成することになる。この「工期半減」の裏には、3DプリンターやCNC(コンピューター数値制御)の石材加工機といった先端IT(情報技術)の活用がある。
◆無謀な銀行経営、預金者にツケ 欧州債務危機でスペインの銀行救済に向けた欧州連合(EU)の金融支援が正式決定され、同国の金融不安沈静化に向けた取り組みが動き出す。金融不安の大きな原因は、日本も経験した不動産バブルの崩壊だ。無謀な銀行経営が残した傷跡は深い。貴重な資産が奪われるなど国民生活への影響は極めて大きく、その治癒の道のりも遠い。(マドリード 宮下日出男) マドリード北部の商業地区に隣接した一角。近代的なガラス張りの超高層ビル4棟が威容を誇る。数年前に完成し、コンサルタントやエネルギー関連、広告代理店といった企業が入居し、過去の華々しい経済成長時代をうかがわせる。 だが視線を転じると、隣には柵に覆われた荒れ地が広がる。マドリード市が計画する国際会議場の建設予定地だ。3年前に着工したが、財政悪化が原因で工事は中断と再開を繰り返し、2カ月前に再び中断した。 「いつ完成するかって?
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