空自のアパ論文応募隊員、計94人に 投稿者の4割2008年11月8日3時2分印刷ソーシャルブックマーク 防衛省の田母神(たもがみ)俊雄・前航空幕僚長(60)=3日付で定年退職=が日本の侵略を否定する論文を発表して更迭された問題で、防衛省は7日、新たに16人の航空自衛隊員がアパグループの同じ懸賞論文に投稿していたことを明らかにした。これで空自からの投稿者は94人となり、投稿者全体の4割を占める。 また、航空幕僚監部教育課が全国の部隊に懸賞論文の募集を紹介した例は今回だけだったことも判明。投稿状況の不自然さが際だってきた。 外薗(ほかぞの)健一朗・新空幕長は7日、就任会見を開き、田母神氏の論文について「集団的自衛権など憲法に関する部分は、シビリアンコントロール(文民統制)の観点から不適切で、国民の信頼を損ねた」と述べた。しかし、論文で侵略を否定した点は「歴史解釈の範囲で、防衛政策と分けるべき」