前回、自衛隊の内部に〈不適切な人物〉が浸透している実態を報じたが、今回は自衛隊が〈なぜ、彼らを招く必要があるのか〉について、現場で危機感を募らせる制服組の話を中心に紹介したい。 「いま起きている事態は、大きくは制服〔武官〕と文官の対立、細かくいえば、三軍(公式には、3自衛隊と表現される)で考えを異にする制服同士の対立、さらに制服の上下関係における対立という側面があります」 こう語るのは、〈陸上自衛隊・富士学校〉で教鞭をとる1人の制服だ。 「三軍で考えを異にする制服と制服の対立は〈米軍との距離〉をどう考えるか、という点から始まっています。大きな枠組みとして、海上自衛隊は米軍との距離をさらに縮め、実質的には〈統合運用〔自衛隊が米軍の一部として行動〕〉することを目指しています。この方針を現職中に堂々と主張した1人が、武居さんでした。 対して、陸上自衛隊は、ロジスティクス〔兵站/軍隊を運用するため
2004年度の日報はどこに消えた? 防衛省は陸上自衛隊のイラク日報を公表した。しかし、宿営地にロケット弾が撃ち込まれ、危険が迫り始めた2004年分はそっくり抜けており、イラク派遣の全体像を知る文書とは到底いえない代物となっている。 戦闘状態を思わせる日々を記した日報がないのは、当時、小泉純一郎首相が「非戦闘地域への派遣である」と明言していた一方で、実際にはその言葉とは裏腹な「戦闘地域」への派遣だった疑いが表面化するのを避けるため、あえて破棄したと考えるほかない。 陸上自衛隊のイラク派遣は2004年2月から06年7月まで2年半に及び、延べ5600人の隊員がイラクに送り込まれた。イラク特別措置法にもとづき、施設復旧、給水、医療指導といった人道支援活動を行った。 憲法で禁じた武力行使にならないよう、米軍が戦闘を続けるバクダッドから離れた南部を選び、しかもイラク諸州の中でもっとも人口密度の低いムサ
アフリカのソマリア沖での海賊対処を理由に自衛隊がジブチ共和国内に設置しているジブチ基地で、業務委託企業が雇用するジブチ人労働者の解雇をめぐる労働争議に対し、自衛隊が装甲車と銃で威嚇し、排除していたことが25日、現地関係者らへの取材で分かりました。(山本眞直) 2016年6月14日、自衛隊から営繕や調理などの業務委託を受注していた元請けのT企業が、下請け委託業者を予告なしに契約解除しました。新規に業務委託を受けたF企業(本社・横浜市)は7月24日、前下請け企業のジブチ人労働者全員の雇用を拒否すると表明しました。 ジブチ人労働者でつくる日本基地労働者組合(STBJ)によれば、全労働者(約90人)がこれに抗議し、ジブチ労働総同盟(UGTD)の支援を受けストライキで抵抗。 同24日、解雇撤回を求めて基地に入ろうとした際、自衛隊は基地正門付近で、装甲車2台と銃を構えた自衛隊員約30人が威嚇し排除した
空自のアパ論文応募隊員、計94人に 投稿者の4割2008年11月8日3時2分印刷ソーシャルブックマーク 防衛省の田母神(たもがみ)俊雄・前航空幕僚長(60)=3日付で定年退職=が日本の侵略を否定する論文を発表して更迭された問題で、防衛省は7日、新たに16人の航空自衛隊員がアパグループの同じ懸賞論文に投稿していたことを明らかにした。これで空自からの投稿者は94人となり、投稿者全体の4割を占める。 また、航空幕僚監部教育課が全国の部隊に懸賞論文の募集を紹介した例は今回だけだったことも判明。投稿状況の不自然さが際だってきた。 外薗(ほかぞの)健一朗・新空幕長は7日、就任会見を開き、田母神氏の論文について「集団的自衛権など憲法に関する部分は、シビリアンコントロール(文民統制)の観点から不適切で、国民の信頼を損ねた」と述べた。しかし、論文で侵略を否定した点は「歴史解釈の範囲で、防衛政策と分けるべき」
論文発表、即日更迭という素早いさやアパグループの懸賞論文応募という形に引っかかりを感じて、アパグループのHPをのぞいた見たら、ちょっと面白かったので紹介します。 http://www.apa.co.jp/book_report/index.html ・この懸賞論文のテーマは「真の近現代史」ではなく「真の近現代史観」 ・審査委員長は渡部昇一氏 (史実に基づく歴史叙述ではなく渡部氏好みの陰謀史観が評価基準ということでしょう。) なお、渡部昇一氏に関するウィキペディア記事は面白いです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%A1%E9%83%A8%E6%98%87%E4%B8%80 ・賞の名前は優秀賞藤誠志賞で藤誠志はグループ会長元谷外志雄のペンネーム (空の実力集団の長が民間会社の長の名の賞に応募するってちょっと違和感) ・懸賞金300万円のほか全国アパホテル
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