月桃の花が本島南部で咲き始める4月の春休み。沖縄の季節で言えば「うりずん」の頃。ガタゴトと荷台の上で揺られ、軽トラで私道を進む先は苗にするサトウキビが植えられている場所でした。収穫期はとうに過ぎていると言うのに、サトウキビ刈りをしたいというワガママを受け入れてくれた農家の方がクルマを出してくれたのです。荷台のどこに陣取るのが一番座り心地が良いか、荷台でのゴトゴトは震度いくつか等と些細な会話を子供としていました。 サトウキビは北緯33度以南、赤道を挟んで南緯25度以北の熱帯から亜熱帯の地域で栽培されている作物で、ブラジル、インド、中国、タイ、パキスタンなどの国々で盛んに生産されています。日本国内では鹿児島県から沖縄県に連なる南西諸島の島々が主な産地となっており、両県併せての国内シェアはなんと99%。台風の通り道となっている南西諸島においては、強風や水不足など気象災害に強い特徴を有すサトウキビ
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