日本製鉄が、ハイブリッド車の部品などに使われる電磁鋼板の特許を巡りトヨタ自動車などを訴えてから半年が過ぎた。日鉄が三井物産にも提訴の対象を広げたことが、波紋を呼んでいる。取引を仲介する商社は慣例的に特許紛争の対象外とする"不文律"が崩れたからだ。調達がグローバル化し、商社は板挟みの難しい立場となった。訴訟は当事者以外の企業にも、知財戦略の課題を投げかける。不透明な道筋日鉄は21年10月、ハイ
フリーマッケットアプリ大手、メルカリの株式公開が6月19日と決まった。 4月18日未明、NHKが「6月にも東証マザーズに上場」と報じた。実現すれば、株式の時価総額は2000億円を超える可能性がある。今年に入って最大の新規上場案件になる見通しだ。 未上場で時価総額10億ドル(約1070億円)を超える企業は、米国では「ユニコーン」と呼ばれる。ユニコーンは、額の中央に一本の角が生えた伝説の生物。ベンチャーキャピタルなど投資家が、ユニコーンのようにまれで、巨額の利益をもたらす未公開企業をユニコーン企業と名付けた。 米フェイスブックや米ツイッターも、かつてはユニコーン企業であった。世界最大の定額制音楽配信サービスを手掛けるスポティファイ・テクノロジーは4月3日、米ニューヨーク証券取引所に上場した。時価総額は2.8兆円に上った。 日本でも、数少ないユニコーン企業のメルカリの上場が接近したことで話題を集
人気漫画『島耕作』シリーズに登場する中沢喜一部長が、「35人抜き」で社長に抜擢(ばってき)される場面をご記憶の人も多いのではないだろうか。これを地でいく話が、日本を代表する大手商社の三井物産で起こり、話題になっている。社内序列32人を抜いて執行役員から4月1日付で社長になるのは、安永竜夫執行役員(54)。財閥系企業での執行役員からの抜擢は異例で、戦後の昭和34年に現在の三井物産として再スタートして以来、最年少社長の誕生となる。年功序列重視の日本企業にとって新しいモデルになる可能性がある。 ■下馬評は「次の次」 1月15日午前7時前。ノートだけ持ってくるよう飯島彰己社長から指示された安永氏は、都内ホテルに急いだ。社長後継指名の場面といえば社長室がお決まりだ。飯島氏がホテルを選んだのは、社長人事をめぐり激しさを増すマスコミの夜討ち朝駆け攻勢から逃れようと、ホテル住まいを余儀なくされていたた
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