NECと東京工業大学は、同大の大学院で博士後期課程進学を目指す学生向けの支援制度を発表した。採用されれば博士号取得年にNECの研究開発部門への入社が内定する。入社すればNECが奨学金返済の資金を援助する。進学前から援助を打ち出すことで、博士後期課程進学による金銭面や将来の不安を軽減し優秀な人材の育成を狙う。 東工大院の修士課程から同院の博士後期課程への進学を目指す学生を対象とする。入社するなどの条件を満たせば、540万円を上限に給与への上乗せなどの形で奨学金返済を支援する。博士後期課程在学中には有給のインターンシップ参加や、社員による研究への助言などもおこなう計画だ。 書類審査や面接などの選考を2月から実施し、4月以降に結果を本人に通知する。今後も継続的に制度を運用し、年に数人を採用する計画だ。今後、他大学への制度拡大も検討する。 NECはIT(情報技術)分野の研究開発に強みがある。高度人
博士人材の不足や、多様性の欠如 ——。日本のアカデミアが抱える課題は根深い。 2022年に主要8部局の教授・准教授ポストでの女性限定の公募や、入試改革における「女子枠」の導入を決定した東京工業大学。 前編に引き続き、東工大の益一哉学長に日本のアカデミアが抱える「人材問題」、そして昨今議論が進んできた、アカデミアや理工系大学に女性を増やす取り組みについての考え方を聞いた。 —— 研究人材の待遇面の悪さは、日本の科学力を衰退させている要因の一つのように感じています。この点、益先生はどう感じていますか? 益:日本は、研究者や研究者になる人材(博士課程の学生)だけではなく、そもそも人に投資をしないですよね。 例えば、産業界と共同研究をするとお金は出ます。ただ、極端な話、実験装置などの「もの」に対する「直接経費」にしか出ないんです。実際に研究を進める博士課程の学生の給料を払う必要性が認識されていない
東京工業大学の益一哉学長。12月初旬、Business Insider Japanの単独インタビューに応じた。 撮影:今村拓馬 「このままでは世界に置いていかれるという危機感があった」 東京工業大学の益一哉学長は、Business Insider Japanの取材に少し険しそうな顔でそう語った。 東京工業大学といえば、東京医科歯科大学との統合を電撃的に発表したことに加えて、8部局同時に教授・准教授ポストで女性限定の公募をかけたり、入試改革における「女子枠」の導入を決定したりと、2022年のアカデミアの話題をさらった。 この動きの狙いはどこにあるのか。日本の科学技術を支える屋台骨である大学は、これから先どこに向かうべきなのか。 アカデミアの激震地の中心にいる人物の一人、東工大・益学長の単独インタビューを前・後編でお伝えする。 —— 東京医科歯科大学との統合に至った経緯は? 益一哉学長(以下、
東京工業大学と東京医科歯科大学の2つの国立大学が、近く統合に向けた協議を始める方針を固めたことが、関係者への取材で分かりました。大学の国際的な競争力の向上が課題となる中、理工学系と医療系でトップクラスの大学が研究力の強化を目指すものとみられます。 統合の構想が持ち上がっているのは、東京工業大学と東京医科歯科大学です。 関係者によりますと、2つの大学は、近く統合に向けた協議を始める方針を固め、選択肢として、1つの大学になることや、運営法人のみ統合することなどを検討しているということです。 国は大学の競争力を高めるため、10兆円規模の「大学ファンド」を設立し、国際的に優れた研究成果を出すことなどを要件に、支援を受ける大学を年内に公募する予定です。 東京工業大学と東京医科歯科大学は、統合構想を進めるとともに「大学ファンド」への応募を視野に入れ、理工学や医学、歯学などの分野で研究力をさらに高めるね
東京工業大学は横浜市緑区のすずかけ台キャンパスに大型研究の施設・設備を集約し、国際的な最先端研究拠点とする再開発に着手した。整備資金は田町キャンパス(東京都港区)に建設する高層ビル収入を償還原資とする大学債発行で得る。2025年をめどに、すずかけ台全体を整備する予定。同大は近年、大学改革で他大学をリードしており、キャンパス整備との連動に注目が集まりそうだ。(編集委員・山本佳世子) すずかけ台は東京工業大学の次世代研究基盤戦略で中核となるキャンパスだ。本部の大岡山キャンパス(東京都目黒区)と比べ敷地に余裕があり、学生は大学院生が主体で研究所機能もある。益一哉学長は「大型研究施設を1カ所に固めることで、著名な外国人研究者を招く場合も対応しやすい」と説明する。 同大は研究機器の学内外共同利用や、それを支援する技術職員の育成でも先進的な大学だ。すずかけ台では遠隔操作対応や自動化した研究機器を設ける
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