<英テロ>誤射男性、デニムの上下姿 警視庁説明は虚偽か 【ロンドン山科武司】先月22日、ロンドン同時爆破テロ事件捜査中の警察官に誤って射殺されたブラジル人電気技師、ジェアンシャルレス・ジメネゼスさん(27)は事件当時、薄手のデニムの上下姿で爆弾を隠し持っているようには到底見えなかったと16日、英民放ITVが報じた。事件直後ロンドン警視庁はジメネゼスさんの「服装と不審な行動」に基づいて誤って射殺したと釈明したが、説明すらまったくの虚偽だった可能性が出てきた。警察の対応が改めて批判を浴びる可能性もある。 ITVが、現場検証写真や目撃者の証言に基づいて報じたところによると、ジメネゼスさんは事件当時は薄いデニム姿で、地下鉄駅の改札を定期で通過。列車がちょうど入ってきたため走って車内に乗り込んだ。着席してまもなく、追いかけてきた警察官に至近距離から射殺された。 ITVが放映した現場写真などは、事件の