南極で、解けだした氷の上に立つペンギン=2010年(ロイター=共同) 【ロンドン共同】英レディング大の研究チームは24日、南極大陸を取り巻く海氷の大きさについて、約100年前と現在でほとんど変わっていないことがロバート・スコットやアーネスト・シャクルトンら当時の南極探検隊の日誌から分かったと発表した。 南極の海氷は地球温暖化の影響で融解し、海面上昇などを招くのではないかと懸念されている。研究チームによると、20世紀には増加した時期と減少した時期があり、一方的に減少を続けているのではないことが分かったという。 研究結果によると、1897年~1917年の間に航海した九つの船の探検日誌を分析した。