内閣府は二〇二〇年度予算の概算要求に、首相が各界の著名人らを招き東京・新宿御苑で四月に開いている「桜を見る会」の関連経費として、本年度予算の三倍超の五千七百二十九万円を盛り込んだ。安倍政権下で参加者が増え、費用が膨らむ一方の実態に予算を合わせる判断には、野党から「開き直りだ」と批判の声が上がっている。 内閣府の担当者は本紙の取材に「来年度の開催方針は未定だが、国会の議論を受け、過去の実態に合わせた予算を計上した」と答えた。招待者数は一万四千人、同伴者を含む参加者は一万六千人と想定した。
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