日本版の全地球測位システム(GPS)の実現へ整備が進む準天頂衛星「みちびき」の信号を使い、無人トラクターを操縦する実験が6日、都内で報道陣に公開された。トラクターの位置を数センチメートル単位で制御し、わだちの上をなぞるように正確に走行させることに成功した。農薬散布や収穫作業などの省力化につながると期待されている。無人操縦システムは日立造船や北海道大学などが開発した。走行ルートはあらかじめプログ
(独)宇宙航空研究開発機構 国土地理院 (独) 産業技術総合研究所 (独) 情報通信研究機構 (独) 電子航法研究所 (財) 衛星測位利用推進センター (独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)、国土地理院(GSI)、(独)産業技術総合研究所(AIST)、(独)情報通信研究機構(NICT)、(独)電子航法研究所(ENRI)、及び(財)衛星測位利用推進センター(SPAC)は、平成22年9月11日20時17分(日本時間、以下同様)に種子島宇宙センターから打ち上げた準天頂衛星初号機「みちびき」について、衛星バス機器ならびにミッション機器等の衛星各部の初期機能確認を約3ヶ月にわたり実施しました。 その結果、全ての機能、性能が正常であることを確認できたことから、JAXAは12月13日に「みちびき」を定常運用へ移行いたしました。これにより、準天頂衛星初号機「みちびき」の技術実証、利用実証が開始されることと
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H-IIA F18/みちびき。撮影地:増田海岸、撮影者:金木犀(@kin_mokusei)
準天頂衛星「みちびき」を載せた大型ロケットH2A18号機が、2010年9月11日午後8時17分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。約28分後、みちびきを高度約270キロで正常に分離し、地球を回る軌道への投入に成功した。H2Aの打ち上げ成功は12回連続、通算で17回。 みちびきは、縦横約3メートル、高さ約6メートルの箱形で重さ約4トン。日本のほぼ真上の空(準天頂)を通る軌道からGPSを補う信号を送り、山間部やビルの谷間などでも精度よく利用できるようにする準天頂衛星システムの1号機。H2A搭載のカメラの画像で正常な切り離しが確認された。 みちびきは今後、地球を回りながらエンジン噴射を繰り返し、約2週間かけて平均高度3万6千キロの所定の軌道へ移る。順調にいけば年末ごろから測量やカーナビなどの実証試験が始まる。地上設備や打ち上げ費用を含む総開発費は約735億円。文部科学、国土交
全地球測位システム(GPS)の精度向上をめざす準天頂衛星「みちびき」を載せた大型ロケットH2A18号機が、11日午後8時17分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。 準天頂衛星は、日本のほぼ真上の空(準天頂)を通る軌道からGPSを補う信号を送り、山間部やビルの谷間などでも精度よく利用できるようにするシステム。衛星1機が日本上空にとどまれるのは1日8時間で、常時カバーするには最低3機が必要になる。みちびきはその1号機。 衛星本体は縦横約3メートル、高さ約6メートルの箱形で重さ約4トン。H2Aから分離後、地球を回りながら約2週間かけて所定の軌道へ移る。地上設備や打ち上げ費用を含む総開発費は約735億円。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、準天頂衛星初号機「みちびき」を、9月11日に種子島宇宙センター(鹿児島県)で打ち上げる。日本のほぼ真上(準天頂)に見える衛星で、米国の衛星測位システムであるGPSを使った測位の精度を向上させるための実証機だ。 GPS信号を受信して三次元測位を行うためには、衛星4機以上が同時に見えている必要がある。だが日本は山間部やビルの谷間などで信号が届きにくかったり、測位できない時間帯があったり、信号が届くまでに時間がかかるといった課題があった。 みちびきは、日本の真上を通過しつつ地球の自転周期と同じ23時間56分で1周する軌道を周回する。みちびきが発信するGPS補完信号は、障害物の少ない真上から受信できるため、GPS測位精度を高めたり、GPS信号を受信機が捕捉するまでの時間を短縮できる。測位精度は、GPSのみの場合10メートル程度だが、みちびきを使うと1メートル以下
準天頂衛星システム(QZSS)みちびき(MICHIBIKI)の特設サイト。2010年9月、JAXAによって打ち上げられる国産GPS補完・補強衛星。まずはカウントダウンスクリーンセーバーからどうぞ。QZ-visionをお楽しみいただくためにはJavaScriptを有効にする必要があります。 また、最新のAdobe Flash Playerが必要です。 Adobe Flash Playerは、アドビシステムズ社のWebサイトより無料でダウンロード出来ます。 詳しくは、アドビシステムズ社のWebサイトをご覧ください。
準天頂衛星初号機「みちびき」については、平成22年6月23日発表のとおり、「みちびき」に搭載されている、海外メーカから購入しているリアクションホイールに懸念事項が確認されたため打上げを延期しておりましたが、当該部品の交換作業が終了し、打上げの見通しが得られたことから、H-IIAロケット18号機による「みちびき」の打上げを下記のとおり実施することと致しましたので、お知らせ致します。 記
A.1 ほぼ真上にいる「みちびき」からのGPS補完(*1)信号を受信することによって、測位が可能時間率は、約90%(GPSのみ)から99.8%(GPS+準天頂衛星3機(*2))に向上します。 また、測位信頼性も向上し、地上局から監視することで、準天頂衛星やGPS衛星の異常を数十秒以内でユーザに通知します。 *1 「GPS補完」とは・・・・・・ 「みちびき」はGPS信号とほぼ同一の測位信号を送信します。「みちびき」とGPSとの組み合わせによって、利用可能エリアの拡大や利用可能時間を増加させます。 *2 「みちびき」1機ですと東京地区で真上に見えるのは1日のうち8時間程度ですので、準天頂衛星システムは3機の準天頂衛星により24時間カバーします。 下の図はGPS衛星と準天頂衛星による測位をシミュレーションしたものですが、東京銀座地区で測位に必要となる4衛星以上の電波の受信が可能な時間率を示してい
お知らせ 今後の最新情報は「みちびき」のプロジェクトページで随時お伝えする予定です。運用の要となるデータ公開については、「QZ-Vision(キューズィービジョン)」をご覧下さい。 2010年9月27日 更新 「みちびき」中心経度約135度の準天頂軌道へ投入 9月11日にH-IIAロケット18号機によって打ち上げられた準天頂衛星初号機「みちびき」は、ドリフト軌道から準天頂軌道に投入するための軌道制御を21日から実施し、9月27日6:28の最終の軌道制御により、日本上空を通る中心経度約135度の準天頂軌道に投入されました。今後、技術実証実施機関等と協力して搭載機器等の初期機能確認を約3ヵ月間行う予定です。
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