県内における新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、福田富一(ふくだとみかず)知事は10日、臨時の記者会見を開き、県民に対し22日まで県内全域への不要不急の外出を自粛するよう呼び掛けた。ここ数日で県内の感染者数が急増していることから、現在が感染拡大を防ぐ重要な局面と判断。特に若者に対し、軽症や無症状のうちに自らが感染源となる可能性が高いとして「危機意識をさらに高めてほしい」と求めた。 10日までに県内で確認された感染者は32人。6~10日の5日間は15人の感染者が確認され、9日は県北で初めて陽性が判明した。県はこれまで、緊急事態宣言の対象区域7都府県や、外出自粛を呼び掛けている地域などへの往来自粛を県民に呼び掛けていたが、福田知事は「本県が対象区域とならないためには、一歩踏み込んだお願いをする必要があると判断した」と強調した。 外出自粛の期間はウイルスの潜伏期間や、学校の休校期間を踏まえた