以下の文章は、Corynne Mcsherry による Adobe Spyware Reveals (Again) the Price of DRM: Your Privacy and Security の日本語訳である。 出版界は遂に出版版「rootkit スキャンダル」に直面しつつあるのかもしれない。二つの独立系のメディアの報道によれば、Adobe の電子書籍ソフトウェア「Digital Editions」は、読者がローカルな「ライブラリ」に追加するあらゆる文書を記録し、それらのファイルがどうなるか追跡し、それからその履歴をインターネットを介して母艦に送り返しているというのだ。言い換えれば、Adobe は読者の読書傾向を追跡するだけでなく、他の人がそれをやるのも実に容易にしているのだ。 しかもすべては著作権の行使の名のもとで行われている。結局のところ、出版社が「安全に配信」したり、本へ
DNPは、「Adobe Digital Publishing Suite」(ADPS)の利用包括契約をアドビと締結した。ADPSはInDesignのDTPデータから電子書籍を制作できるが、配信には出版社とアドビの個別契約が必要だった。 大日本印刷(DNP)は1月18日、アドビシステムズと「Adobe Digital Publishing Suite」の利用に関する包括契約を締結したことを発表した。 Adobe Digital Publishing Suite(ADPS)は、電子雑誌や電子カタログなどの制作・配信を行うソフトウェア。ADPSはInDesign CS5/CS5.5で作成したDTPデータから電子雑誌や電子カタログを直接制作できるが、それを配信するには出版社とアドビとの個別契約が必要だった。 今回の包括契約によりDNPは、ADPSを利用した電子雑誌や電子カタログの印刷版と電子版の同
Adobe Systemsは米国時間3月8日、雑誌のようなレイアウトのウェブページをより簡単に作成できるという新しい標準「CSS Regions」(PDF)をWorld Wide Web Consortium(W3C)に提案した。Adobeはこの技術を、シリコンバレーで開催のCSS Working Groupのミーティングでも説明している。 雑誌風のレイアウトはAdobeの「InDesign」ソフトウェアの中心的な部分だ。各種ウェブ標準の機能が改善されれば、AdobeはInDesignユーザーに対し、ウェブ向けのデザインを作成する機能を容易に提供できるようになる。 Adobeがその方向に進んでいることを示すものがいくつかある。同社は今週、「Flash」コンテンツをCSS、JavaScript、HTMLを用いたウェブコンテンツに変換するツール「Wallaby」を発表している。また、先週リリー
iPad版「WIRED」の立役者であるAdobe Systems(Adobe)のXDカスタマーエンゲージメント ディレクターであるJeremy Clark氏とConde NastでWIRED誌のクリエイティブディレクターを務めるScott Dadich氏。前回のインタビューでは、電子出版、とりわけ電子雑誌に求められる要素やAdobeが提供する電子雑誌向けのフォーマット「.issue」(ドットイシュー)および「.folio」(ドットフォリオ)についての概要を紹介した。 後編となる今回は.issue、.folioの具体的な展開やAdobeが提供する電子書籍配信ソリューション「Digital Publishing Suite」の概要、Conde Nastのデジタル戦略について聞いた。 --AdobeにはPDFの蓄積があり、FlashPaperという経験もあるわけですから、ビューアとファイルフォー
デジタルライフスタイルマガジンの嚆矢(こうし)ともいえる雑誌「WIRED」。5月に創刊されたデジタル版は、iPadのみという限定的なマーケットながらも、かなりの好調が伝えられている。その成功の功労者ともいえる2人、Adobe Systems(Adobe)のXDカスタマーエンゲージメント ディレクターであるJeremy Clark氏とConde NastでWIRED誌のクリエイティブディレクターを務めるScott Dadich氏に話を聞いた。 --日本でいう「電子書籍」は、「Digital Publishing」に英訳されると思いますが、米国ではDigital Publishingのうち書籍形態のものを「Digital Books」、写真を多く使うなどした雑誌形態のものを「Digital Magazine」として明確に区別しているそうですね(関連記事)。あなたがたが担当しているのは、Digi
Adobe Systemsは、年次カンファレンス「Adobe MAX 2010」において、電子出版ソリューション「Digital Publishing Suite」を発表した。 これは、コンテンツの作成から、パブリッシュ、配信、マネタイズ、効果測定までを包括的に提供するための一連の製品とサービスを、出版社向けに提供するものだ。 ビューワは「Adobe Content Viewers for iOS」および「Adobe AIR」をサポートしているため、Androidタブレットを含む、AIRが動作する全プラットフォーム、およびiPad、iPhoneなどでコンテンツを閲覧できる。 コンテンツの作成ツールは、「Adobe InDesign CS5」を含む「Adobe Creative Suite」が基盤となっており、従来の一般的な雑誌制作のためのツールを使いつつ、タブレットデバイスなどに向けた電子
PDF電子校正ガイドライン登場 テクニカルコミュニケーター協会は2010年3月10日、「PDF電子校正ガイドライン 初版」を公開した。37ページのPDF文書で、PDFを利用した電子校正作業の手順、具体的な指示方法がまとめられている。主要な指示手順は13ページ分にまとめられており、内容も読みやすく、すぐに業務に利用できる価値の高いガイドラインといえる。 テクニカルコミュニケーター協会 PDF電子校正ガイドライン 初版より抜粋 PDF電子校正ガイドラインは、Adobe Readerを使って電子文書の校正を実施する場合の種々の記述方法や、それを実現するためのツールの使い方を簡潔にまとめたもの。Adobe Acrobat Pro 7以降のバージョンを使うとPDFファイルに対してAdobe Readerを使った注釈挿入ができるように設定できるが、この機能を使って注釈可能に設定したPDFをAdobe
AdobeはiPhone向け人気電子書籍リーダー「Stanza」のメーカーとともに、“1つのストアに支配されない”電子書籍出版システムを目指す。 米Adobe Systemsは4月8日、電子書籍リーダー提供企業の米Lexcycle、米非営利団体Internet Archiveらとともに、オープンな電子書籍出版システム「Open Publication Distribution System(OPDS)」に取り組んでいることを発表した。 米LexcycleはiPhoneとPC向けの無料電子書籍リーダー「Stanza」を提供している企業。Stanzaは複数の電子書籍ストアに対応するほか、Stanza Online Catalogの5万冊以上の無料書籍をダウンロードできる。 OPDSは、Atom配信フォーマットで記述されているStanzaを応用しており、コンテンツ制作者が電子書籍をシンプルなカタ
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