若い女性が悪質なホストクラブで借金を背負い、売春を強いられ、家族と共に経済的、精神的に追い詰められる問題が相次いでいる。女性や親を支援するのが国内有数の繁華街、東京・歌舞伎町を拠点にする「一般社団法人青母連(せいぼれん)」(青少年を守る父母の連絡協議会)だ。札幌市の繁華街ススキノのホストクラブを利用した女性客からも相談が寄せられ、札幌を含む4カ所に支部準備室を開設した。代表理事の玄秀盛(げんひでもり)さん(67)は「悪質ホストに奪われるのは心と体だ」と支援体制の整備を訴える。...
新宿・歌舞伎町のホストクラブの多くは、今月から売掛(ツケ)での支払いを全廃する方針を掲げる。社会問題化したことへの対応だが、その裏で悪質ホストたちは新たな手口に流れている。女性に消費者金融や闇金で入店前に金を調達させたり、クレジットカードを次々と作らせて限度額まで使わせたりするなどのやり口だ。被害者支援にあたる団体に寄せられた相談者の被害額は4億円を超え、相談者は増え続けている。(ジャーナリスト・富岡悠希) ●悪質ホストは「抜け道」を見つけている 「今までは売掛で困っている状況だったのが、それに変わって新しい手口が増えている」 悪質ホストの被害者支援をしている一般社団法人「青少年を守る父母の連絡協議会」(略称:青母連/玄秀盛代表)は3月30日午後、緊急の記者会見を開き、事務局長の田中芳秀さんがこう明かした。この会見には、テレビや新聞などの複数の記者が詰め掛けた。 歌舞伎町のホストクラブは4
警視庁保安課は19日、東京・歌舞伎町のホストクラブを対象に15日夜に実施した一斉立ち入り調査の結果を公表した。調査した176店舗のうち75%の132店舗で、グラスを積み上げてシャンパンを注ぐ「シャンパンタワー」の料金を表示しないなど風営法の料金表示義務違反が確認されたという。
悪質なホストクラブの被害防止に向けた法案を国会に提出した立憲民主党の塩村あやか議員が3日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」で、「まずは業界の自浄作用を促したい」として、「国と自治体、ホストクラブが連携できるような根拠のある法律を作るべきだ」などと法案の意義を語った。 悪質なホストクラブを巡っては、女性客が高額な料金を請求され、売掛金支払いのため、売春を強要されるケースが相次いでいて、立憲民主党は1日、政府や自治体に相談体制の整備などを求める法案を提出した。 共同提出者の塩村議員は、法案を売掛金の規制や罰則に直接、踏み込まない、いわゆる「理念法」とした理由について、「まずは業界の自浄作用を促したい」と述べた。 その上で、「国と自治体、そしてホストクラブがしっかり連携できるような根拠のある法律をまず作るべきだと思う」と説明し、今回の法案が「国・自治体・店舗が、きっちりと責務を明確にし
東京都新宿区歌舞伎町のホストクラブで女性らが売掛金で飲食し、高額請求が相次いでいる問題を巡り、高額請求を受けた女性から相談を受ける一般社団法人「青少年を守る父母の連絡協議会」(青母連)は28日、歌舞伎町のホストクラブ18グループの経営者らに「誓約書」を渡した。売掛金の規制や救済を求めるもので、回答があり次第、ホストクラブと相談者や家族とつなぎ、問題解決を図りたいとしている。 青母連の玄秀盛代表によると、区役所で同日、区とホストクラブ経営者ら、青母連の3者が集う会合が開かれた。ホストクラブの業界団体設立などに向けて吉住健一区長が先導したもので、ホストクラブ側から青母連の意見が聴きたいとの背景があったという。 この会合のなかで渡したという誓約書では、現在の売掛金の請求を放棄▽売掛金に月額限度▽被害者や家族の救済――などをホストクラブ側に求めている。 相談のなかには過度な取り立てなど、事件に発展
悪質なホストクラブを利用した女性が後から高額な料金を請求されるケースが相次いでいることを受けて、立憲民主党は国や自治体に相談体制の整備などを求める法案の骨子をまとめました。 悪質なホストクラブでは客の飲食代金を店やホストが立て替えて、後から「売掛金」として請求し、利用した女性が返済のため風俗店で働かされたり売春を迫られたりするケースが相次いでいます。 立憲民主党は当事者などから聴き取りを進め、被害の防止に向けて法案の骨子をまとめました。 骨子では▼国が悪質なホストクラブによる被害の実態などを調査することや、▼国や地方自治体が高額な請求で生活に支障が出ている人やその家族からの相談体制を整備することなどを求めています。そして、▼法律の施行後1年をメドに被害の状況などを踏まえ、必要な場合はさらなる措置を講じるとしています。 立憲民主党は今の国会に法案を提出し、成立を目指して各党に協力を呼びかける
ホスト、売掛の問題で暇空が言っていることは無茶苦茶で、話を歪めて塩村さんたちを俄かに叩きだした連中もおかしくて、ただこの問題にはいろいろ複雑なポイントがあるので、一面的に捉えないで欲しい。同時に、「親が子を心配する、助ける」が前に出ることにも懸念はある。 暇空がホストにこだわるが…暇空がホストにこだわり続けてるけど論点がぐちゃぐちゃなんだよね。 ①少女・若年女性が歌舞伎町、トー横などの場所に出てきて、さ迷って、あるいは体を売る等する背景、理由 ②そのような少女・若年女性に加害をし、買春し、あるいは性風俗等に誘い込む等する者の存在 まずここは分けなければならない。 ②は当然警察や行政の役割が大きいし当然強化されるべきなのだが、例えば歌舞伎町を「きれい」にしたとしても①の問題が解決する訳ではないし、別の場所、別の形での被害まで防げる訳ではない。 その上で、①も②も少女・若年女性への支援であれ加
ホストクラブの店員が、客の女性に高額な料金を請求して借金を背負わせたうえ、売春や犯罪をそそのかすケースがあるとして、警察は、店に対する指導の強化を検討するとともに、違法行為が確認された場合は、厳しく取り締まる方針です。 10日の衆議院の厚生労働委員会では、女性に借金を背負わせ、売春をそそのかすなど、悪質な接客をしているホストクラブへの対応について、警察庁生活安全局の幹部が答弁し、「ホストクラブ側の違法行為に対する捜査や、法律の順守の徹底、注意喚起などの対策を引き続き講じていきたい」と述べました。 また、松村国家公安委員長も、ホストクラブ側が客の女性に返済困難な借金を背負わせることについて、「常識的に考えて、問題ではないかと思う」と9日国会で答弁しています。 ホストクラブをめぐっては、店からの高額の請求を支払えず、「売掛(うりかけ)」と呼ばれる借金を背負った客の女性が、売春や犯罪行為をそその
ジャーナリスト、ライター。1970年代、関東生まれのポスト団塊ジュニア。大学卒業後、就職氷河期時代に某報道機関に入社。記者として社会、経済、国際分野などを約20年多方面に取材する。その後、ネットメディアに執筆の主舞台を移し、雑誌のライター業も。夫婦や家族のほか、貧困、ネットの誹謗中傷問題などにも関心を寄せている。「一筆入魂」をモットーとして、目線の低い取材を心がけている。 Lifestyle Analysis キャリア・スキル、ライフ、社会、健康、教養など、ビジネスパーソンのオフビジネスを豊かにする最新情報をお伝えする。 バックナンバー一覧 若い女性を風俗店勤務に追い込む「悪質ホスト」問題が、国会で取り上げられた。9日午前、参議院内閣委員会で立憲民主党の塩村文夏氏が質問に立ち、国家公安委員長の松村祥史氏やこども政策担当相の加藤鮎子氏らに認識を問うた。国会でホストに関する議論が展開されるのは
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