自民党の麻生太郎副総裁が上川陽子外相の容姿について揶揄する発言を行い、上川氏がこれを受け流すという出来事がありました。麻生氏の発言が論外なのは当然ですが、抗議しなかった上川氏にも批判の声が寄せられる一方、「大人の対応」と評価する声もあるようです。 容姿に関する侮辱的な発言に対してどう対処するのかは本人の自由ですが、上川氏が外務大臣であるという現実を考えると、麻生氏の発言に対して反論しなかったことは、日本の国益を損ねる可能性が高いといえるでしょう。 麻生氏は2024年1月28日、講演の場で上川氏について「カミムラ」と名前を何度も間違った上、「女性の外務大臣は例が過去にない」と明らかに間違った話をしたあげく、「そんなに美しい方とは言わんけれども」「このおばさんやるね」など容姿や年齢について揶揄する発言を行いました。 説明するまでもなく女性の外務大臣は過去2人存在しており、しかも1人は超有名人の
容姿や年齢を揶揄(やゆ)し笑いのタネにするという人権意識の欠如、しかも、そうした“評価”にさらされるのはもっぱら女性だという現状―人権後進国と言われ、遅れた日本のジェンダー状況をただすために、政治は責任を果たさなければなりません。岸田文雄首相や自民党は、差別や蔑視は許されないことを国民にはっきり示す必要があります。 「不適切」と認めぬ首相 自民党の麻生太郎副総裁は1月28日の講演会で、上川陽子外相について「そんなに美しい方とは言わんけれども」「俺たちから見てても、このおばさんやるねえと思った」などと性差別発言をしました。野党や国民の厳しい批判を受け2日、「表現に不適切な点があったことは否めず」として撤回しましたが謝罪はしていません。岸田首相は5日の衆院予算委員会で、発言自体が不適切だと明言するよう求められましたが、言を左右にして応じませんでした。 麻生発言の根底には、女性は若く美しくあって
エッセイスト 小島慶子 タレントでエッセイストの小島慶子さんが「AERA」で連載する「幸複のススメ!」をお届けします。多くの原稿を抱え、夫と息子たちが住むオーストラリアと、仕事のある日本とを往復する小島さん。日々の暮らしの中から生まれる思いを綴ります。 【画像】麻生太郎氏の「過去の暴言」一覧はこちら * * * 「節」と呼ぶのはもうやめて。自民党の麻生太郎副総裁が上川陽子外務大臣の年齢や容姿を揶揄(やゆ)するような発言をしました。批判は当然です。 ところが大手メディアの報道ではまだ「麻生節」という言葉が使われています。番記者たちが長い間「まあ、麻生さんだから」と苦笑いで済ませてきた習慣が抜けきっていないようです。麻生氏は、2018年に当時の財務事務次官による女性記者へのセクハラが報じられた時には「セクハラ罪という罪はない」と問題を矮小(わいしょう)化するような発言で批判されました。今も
自民党の麻生太郎副総裁の講演会での“失言”が波紋を広げている。上川陽子外務大臣の容姿に関する発言がSNSなどで炎上しているのだ。麻生氏はその後、発言を撤回した。作家の甘糟りり子氏は、一連の騒動をどう見たか。甘糟氏が見解を綴る。 * * * 麻生太郎自民党副総裁の講演会での発言はニュースになった。上川陽子外相を「カミムラヨウコ」と間違えたまま、「ほお、このおばさんやるねえと思いながら」「そんなに美しい方とは言わんけれど」などといい、批判を浴びた。ふた昔前ならニュースとして扱われなかっただろうから、ほんの少しではあるけれど、ましな世の中にはなったのかもしれない。 それにしても、名前を間違えて謝らない上に、公の場で大臣を「おばさん」と呼んだり、政治家の女性の美醜について言及したり、品のない方だ。華麗なる家系や仕立てのいいスーツなどを理由に彼を褒めそやす人がいるが、そんなことは人の品格には何も関係
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派閥による政治資金パーティー裏金問題を受けた自民党の政治改革を巡る対応について、野党からは5日、早くも実効性を疑問視する声が相次いだ。岸田文雄首相(党総裁)は4日に「政治刷新本部(仮称)」を党内に設置すると表明したものの、抜本的な改革には言及しなかった。野党の各党首らは、自民の対応策が生ぬるく、問題の真相解明や再発防止につながらないと切り捨てた。 裏金づくりの温床になったとして、自民派閥の存在自体が問われる中、派閥を率いる麻生太郎副総裁を政治刷新本部の最高顧問に据えるとした首相の方針について、立憲民主党の泉健太代表は5日、記者団に「派閥を運営してきたボス(麻生氏)が入ってどんな議論ができるのか。国民はすでに期待していない」と批判。本部設置とは別に、問題に関与した議員への厳正な対処も求めた。
自民党派閥の政治パーティー券の不正疑惑でスクープです。安倍派、二階派だけでなく、麻生派も所属議員へのキックバックを“裏金”でおこなっていた疑いが浮上。関係者は「派閥の例会で、派閥幹部が現金が入った封筒を手渡していた」と生々しい証言をしました。日本共産党は、不正の温床である政治資金パーティーを含む企業・団体献金全面禁止法案を参院に提出しました。 直木賞作家の井上荒野さんが、高齢女性の自由な生き方を描く新作『照子と瑠衣』を出しました。 国内で初の死亡事故となったオスプレイ墜落。横田基地撤去を求める住民は「震えが止まらない」と語ります。 イスラエルによるガザ攻撃をどう見るか。パレスチナ人を父に持つハディ・ハーニさんに聞きました。 生活保護基準の引き下げは違法―。名古屋高裁が初めて国に慰謝料の支払いを命じました。 民法改正で“原則「離婚後共同親権」導入”となりかねない動きが…。「拙速な導入はちょっ
地元が同じ福岡県の麻生太郎氏(右)と横倉義武氏。背景は国会議員もしばしば訪れる東京・本駒込の日本医師会館(コラージュ) 今年3月、衆議院の議場前。自民党副総裁の麻生太郎(82)に、昨年度引き上げられた診療報酬について聞くと、あっさりと日本医師会(日医)の大物の名前を挙げた。2020年まで会長を4期8年務め、今は名誉会長の横倉義武(78)。麻生とは昵懇(じっこん)の間柄だ。 治療や検査など「医療の値段」である診療報酬は2年ごとに改定される。22年度の改定率を巡っては、自民党厚労族や日医などが「プラス0.5%以上」を要求。財務省は「0.3%台前半」を主張して譲らなかったが、最後に財務省案から0.1%程度上がって0.43%で決着し、8回連続の引き上げとなった。 診療報酬 治療や検査、入院、調剤など、医療機関や薬局が行う一つ一つの医療行為の値段。5000区分以上に及び、2年ごとに国が定める。医科、
日本医師会(日医)の政治団体・日本医師連盟(日医連)とその関連団体が自民党麻生派へ計5000万円の高額献金をしていた問題で、このうち4000万円を献金していた「国民医療を考える会」は、政治資金規正法の寄付の上限規制を逃れるために設立されたことが、日医連関係者への取材で分かった。(杉谷剛、中沢誠) 規正法では、政治団体間の寄付を5000万円までに制限している。日医連は毎年、都道府県の医師連盟から計10億円近い寄付を集めているが、東京など金額が大きい医師連盟は日医連に5000万円を寄付した上で、さらに「第2の受け皿」である考える会に寄付していた。 政治資金収支報告書によると、2021年11月30日、東京都医師政治連盟は約4880万円を、神奈川県医師連盟は980万円を考える会にそれぞれ寄付した。両医師連盟は同じ日に日医連にも各5000万円を寄付していた。
クーデターを主導したミャンマー国軍のミンアウンフライン総司令官から、麻生太郎元首相と日本ミャンマー協会長の渡辺秀央元郵政相が名誉称号と勲章を贈られた。有権者に選ばれた政権を武力で転覆させ、抗議する市民を多数殺害している人物からの表彰を受け入れるとは、常識的感覚からして信じ難い。苦境にあるミャンマー市民に理解される振る舞いだろうか。(北川成史、大杉はるか) ミャンマーの国営紙によると、ミンアウンフライン氏は20日、麻生氏と渡辺氏に名誉称号と勲章を贈った。首都ネピドーでの授与式に出席した渡辺氏に「両国と両国民、両国の軍隊が友好関係と協力を強化することができた」と謝意を表明。渡辺氏は「生涯、ミャンマーの発展と国軍の地位のために努力する」と約束した。麻生氏は欠席したが、渡辺氏を通して謝意を伝えたという。
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自民党の麻生太郎副総裁(82)が15日、地元の福岡県で開かれた講演会で、少子化の最大の原因は「晩婚化」と持論を展開し、ネット上では批判が殺到している。 麻生副総裁は講演で、少子化問題について「一番、大きな理由は出産する時の女性の年齢が高齢化しているからです」と述べた。また、女性の初婚年齢が「今は30歳で普通」だと述べ、複数の子どもを出産するには「体力的な問題があるのかもしれない」と指摘しました。 まるで晩婚化する女性に少子化の非があるとも受け取れるこの発言には、政治家や著名人からもSNSで苦言が上がっている。 子ども政策に注力し成果を上げている兵庫県明石市の泉房穂市長(59)はTwitterで次のように発言。 《“晩婚化”が無関係とは思わないが、最大の原因とも思わない。女性の体力的な問題も理由に挙げているが、早く結婚して、若いうちに産まない国民が悪いと言っているようにも聞こえる。国民に責任
自民党の麻生太郎副総裁は15日、福岡県飯塚市であった国政報告会で「原発で死亡事故が起きた例がどれくらいあるか調べてみたが、ゼロです」と述べた。関西電力美浜原発(福井県)で計11人が死傷した蒸気噴出事故などが起きており、発言の真意を問う声が上がりそうだ。 ▶麻生氏「増税含め国民は評価」 麻生氏は、国政課題の一つとしてエネルギー問題を挙げ、太陽光などの再生可能エネルギーは安定的な供給が難しいと指摘。その上で「(原子力は)最も安くて安全。原子力と原子爆弾の区別がついていない人もおられ、原発は危ないと言う人もいる」として、原発の活用を訴える中で「事故ゼロ」に言及した。 2004年8月の美浜の事故では、蒸気を浴びた点検準備中の作業員5人が死亡、6人が重軽傷を負った。東京電力福島第1原発事故では、収束作業に従事していた男性が肺がんを発症し死亡。その後、労災認定されている。 (坂井彰太、坂本公司)
「このパンフレットの中にはっきりと『Taro Aso』と記されている。麻生太郎副総裁が日本を代表して我々の活動に賛同してくれている証拠です」 そう言いながら、旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の韓国人幹部は、私に『UPF(天宙平和連合)』のパンフレットを手渡した。UPFとは旧統一教会系の団体で、’05年に故・文鮮明(ムンソンミョン)と妻の韓鶴子(ハンハクチャ)総裁によって創設された。安倍晋三元首相がビデオメッセージを送ったことでも話題になった団体だ。活動資金の一部は旧統一教会の寄付、つまり信者の献金で賄われている。 自民党の麻生太郎副総裁。旧統一教会が提唱する日韓トンネルの推進団体の顧問に就任していたことも報じられた 写真:時事通信社 その韓国人幹部は表紙に大きく『Think Tank 2022』と記されたパンフを指しながらこう続けた。 「安倍元首相だけでなく、日本のナンバー2である麻
「野党のいうことは何一つ聞かない」「政治に関心がなくても生きていけるというのは良い国だ」―。自民党の国会議員や閣僚から国民の声を軽視する発言が相次いでいます。 山際大志郎経済再生担当相は3日、青森県八戸市で自民党候補の応援をした際、「野党の人から来る話はわれわれ政府は何一つ聞かない。生活を本当に良くしようと思うなら、自民党、与党の政治家を議員にしなくてはいけない」などと発言。選挙や議会制民主主義の根本を否定する発言に批判が広がっています。 ところが、山際氏は5日の記者会見でも「誤解を招く発言になった」「丁寧に発信していく」などと述べ、発言の撤回を拒否しています。 一方、麻生太郎副総裁は、1日の三重県桑名市内での講演で「『政治に関心がないのはけしからん』とえらそうに言う人もいる。しかし政治に関心を持たなくても生きていけるというのは良い国だ」などと発言したことが報じられました。 SNSでは「こ
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