最高裁が昨年4月の統一地方選埼玉県議選における中村美香氏(維新)の当選を無効としたことを受け、19日に選挙会が開かれ、南1区(草加市)で次点だった小森克己氏(49)の当選が決まった。同日、岡田昭文県選挙管理委員長が小森氏に当選証書を付与した。 中村氏は15日付で当選が無効となり、失職した。選挙会では中村氏の得票数がゼロ票となったことなどを確認し、供託金の没収も決まった。一方、議員報酬の返還は求められないとみられる。 中村氏を巡っては昨年4月、住所要件を満たしていないとして区内の有権者が県選管に異議申し立てを行った。当選無効を受け、中村氏は交流サイト(SNS)上で「居住実態を主張したが残念ながら認められなかった。今後、真摯(しんし)に有権者に謝罪していきたい」とコメント。日本維新の会の県総支部(高橋英明代表)は「信頼に応えられず、おわびする。支部における把握、指導が不足していたことを重く受け