東京都は25日、初めての痴漢被害実態把握調査結果を公表しました。調査は、日本共産党都議団が痴漢対策を繰り返し求めてきたのを受けて、都が2023年度、新規事業として予算計上した「痴漢撲滅プロジェクト」の一環。 東京・埼玉・千葉・神奈川の1都3県に住む▽電車内や駅構内で痴漢に遭ったことがある16~39歳の人▽痴漢を目撃または現場に居合わせたことがある16~69歳の人―を対象に行いました。 女性のうち生涯で痴漢被害の経験があると回答した人は2156人に上り、女性全体の45・4%を占めました。男性は298人で男性全体の8・6%でした。 被害を経験した場所で最も多かった回答は「電車内・駅構内」で27・1%でした。電車内・駅構内で最初に被害を経験した時の職業などについては、「高校生」だったという人が最も多く、2218件中799件と36・0%を占めました。小学生だったとの回答は118件(5・3%)、中学