「赤旗」日曜版のスクープが端緒となり、政治資金規正法違反の罪で略式起訴された薗浦健太郎・元首相補佐官(自民党離党、衆院議員辞職)。当時の秘書らの供述調書から浮き彫りになったのは「赤旗」の「権力監視」の役割です。(「日曜版」10月8日号で詳報) 東京地検は2022年12月、政治資金パーティーの収入を政治資金収支報告書に過少に計上したなどとして薗浦氏と元秘書2人を規正法違反(虚偽記入、不記載)罪で略式起訴。いずれも罰金100万円と公民権停止3年の略式命令を受けました。 刑事確定訴訟記録法に基づき日曜版編集部はこの事件記録を閲覧。薗浦氏の元秘書らは略式起訴のきっかけとなった「赤旗」日曜版の取材について捜査機関に詳しく供述していました。 日曜版編集部は、薗浦氏側が19年に開催したパーティーの収支を収支報告書に記載していない事実を“闇パーティー”疑惑(21年3月21日号)とスクープ報道。これが立件の