沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設をめぐり、日本政府が2013年の埋め立て申請以前の07年に軟弱地盤の存在を知りながら、「確認されていない」と事実を偽って申請していたことがわかりました。日本共産党の赤嶺政賢議員が防衛省から埋め立て予定海域についての調査報告書(07年)を入手し、9日の衆院安全保障委員会で追及しました。 赤嶺氏が入手した「シュワブ(H18)地層調査」と題した報告書には、「調査地には軟弱な沖積層が広く、厚く分布している」と明記。「今後の追加調査」として「ボーリング調査の実施」を提案していたにもかかわらず、沖縄防衛局は2013年に県に提出した辺野古埋め立て申請書に「長期間に渡って圧密沈下する軟弱な粘性土層は確認されてない」と記載していました。赤嶺氏は「事実を偽って申請したということではないか」と追及しました。 木原稔防衛相は、同沖積層については申請書にも記載しており、設計段階、施