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カナダに関するfutenrojinのブックマーク (5)

  • カナダで67年前に取り違えられた2人は「他人の人生」を生きてきたのか | 民族アイデンティティとは何かを問う

    67年前に生まれたカナダの2人の男性は、一方は先住民として、もう一方はウクライナ系移民として、境遇も文化もまったく違う人生を過ごしてきた。ところが、DNAテストにより、この2人は「取り違えられていた」ことが判明する。 老人になってから真実を知った2人は、自らのアイデンティティとは何かという問いを突きつけられ、苦悩する。 白紙に戻ったアイデンティティ 2021年、リチャード・ボーヴェのアイデンティティは白紙に戻されてしまった。それは、彼の娘のひとりが祖先に関心を持ったことがきっかけだった。彼女は自らに流れる先住民の血に関心を持っており、先住民のタトゥーを彫ることも考えるほどだった。それで父親に、家でできるDNAテストを受けさせたのである。 ボーヴェは当時65歳。それまでの人生を「メティス」、すなわち「フランス人と北米先住民の混血である」と思って生きてきたし、メティスの集落にある、祖父母のログ

    カナダで67年前に取り違えられた2人は「他人の人生」を生きてきたのか | 民族アイデンティティとは何かを問う
  • 「ジェノサイド」とは何か─カナダの先住民寄宿学校制度から考える | 植民地主義的な同化政策も「集団殺害」になりうるとすれば…

    先住民の子供たちをキリスト教会が運営する寄宿学校に強制的に入学させ、その文化を剥奪しようとした「インディアン寄宿学校制度」は、カナダ政府が19世紀から1990年代まで実施していた同化政策だ。この制度が「ジェノサイド(集団殺害)」に当たるとしたカナダ庶民院の決議は今後、国際的にどんな意味を持つのか? アフリカ、ヨーロッパ、北米で法律を学んできた研究者が読み解く。 2022年10月27日、カナダの庶民院は全会一致で、「インディアン寄宿学校制度(IRS)」がジェノサイドだったと認める歴史的な判断を下した。 この決議は、「カナダ真実和解委員会」が2015年に出した報告に基づいている。だが同委員会は法的な理由により、ジェノサイドという言葉を使うことを禁じられており、その代わりに、IRSの慣行を文化的ジェノサイドと呼んでいた。 決議がなされたタイミングは、教皇フランシスコがカナダ訪問中、寄宿学校のせい

    「ジェノサイド」とは何か─カナダの先住民寄宿学校制度から考える | 植民地主義的な同化政策も「集団殺害」になりうるとすれば…
  • 旅作りの達人たちに導かれ、カナダの、その奥へ──。 | 「ジャスパー・サイクリング・クラブ」部員に聞く

    特集「旅の行方」を組んだとき、拙記事でカナダをほぼ横断・往復した鉄道の旅について回想し、また同じ旅路をたどりたいと書いた。 その後、幸いにも同じ旅路の一部をたどる機会を得た。カナダ人の友人ティムと一緒に旅した、アルバータ州の州都エドモントンからジャスパーへ、そしてジャスパーからブリティッシュ・コロンビア州最大の都市バンクーバーというルートだ。 そこで私と同じように、コロナ後の旅の行方を追ってカナダを再訪していた人たちと旅の道連れになった。日旅行会社でユニークな旅を作ってきたベテランの5人組みだ。 これまで旅行会社とほぼ無縁の人生を送ってきたし、パッケージツアーなんて自分には無用とさえ思ってきた身としては、やや複雑な心境で一行に混ぜてもらった。 ところがどっこい。ほどなくして、自分の表面的なものの見方を思い知らされることになる。旅の道すがら、これまでどんな旅行を企画してきたのかを5人から

    旅作りの達人たちに導かれ、カナダの、その奥へ──。 | 「ジャスパー・サイクリング・クラブ」部員に聞く
  • カナダで起こった「大量刺殺事件」の背後にある深い闇 | なぜ遺族は「容疑者たちを憎むべきではない」と言うのか?

    カナダ中西部サスカチワン州で9月4日早朝、大量殺人事件が発生した。先住民保護地区のジェームズ・スミス・クリー・ネーションとその近隣の小村ウェルドンで計10人が刃物で刺されて死亡、18人が負傷し、容疑者たちは逃走中だった。 カナダ史上で最大級の大量殺人事件に、国内外で衝撃が走った。カナダ最大の全国紙「グローブ・アンド・メール」は事件に関する最新情報で、逃走中だった容疑者2人のうち1人が死体で見つかったと報じている。 同紙が報じている地元警察の発表によれば、死亡が確認されたのはダミアン・サンダーソン(31)で、自傷ではないと思われる負傷が死因とされている。死体はジェームズ・スミス・クリー・ネーションの草地で発見された。 もう1人の容疑者はその弟マイルズ・サンダーソン(30)で、当局はこちらも傷を負ったまま逃走中と見ている。弟が兄を殺害したのかと同紙の質問に対し、警察はその可能性を捜査している

    カナダで起こった「大量刺殺事件」の背後にある深い闇 | なぜ遺族は「容疑者たちを憎むべきではない」と言うのか?
  • カナダの“性”科学者が語る「最も強力な性器」とは|セックスはいつだって、決して単純ではない

    米国で「性の研究」が冷遇されるようになったせいで、教授も学生も逃げるようにカナダに向かっている。一躍注目を集めた女性教授の「性欲と体」の最先端研究とは? 前編はこちら クイーンズ大学の臨床心理学修士課程1年目の留学生ダン・タソーンは、米マサチューセッツ州の出身だ。高校生のときに、チヴァースの研究を取り上げた「ニューヨーク・タイムズ・マガジン」の記事を読んだという。タソーンは当時の感想を、「性ほど複雑なものを数値化できるとは思いませんでした」と振り返る。 そのチヴァースが現在、彼の修士論文の指導教官である。彼の目標は、女性の性的指向の流動性に関する発見をベースに、男性の場合はどうなのか研究すること。私たちは、男性が認識している自分の性的指向は安定しているものだと考えがちだが、正確なところはわかっていない。 チヴァースとドーソンの視線計測装置を使った研究は、カナダでなければ助成金を得られなかっ

    カナダの“性”科学者が語る「最も強力な性器」とは|セックスはいつだって、決して単純ではない
    futenrojin
    futenrojin 2022/02/27
    被験者に官能映画を見せなければならない場合、研究者らしい地味な格好をしていたほうが相手は安心しやすい――。カナダのクイーンズ大学で「性とジェンダー研究所」所長のメレディス・チヴァースはそう説明する。
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