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農業に関するfutenrojinのブックマーク (6)

  • 「農業界のスタンフォード大学」が描くオーガニックじゃない「未来の農業」 | 有機農業だけでやっていくのは不可能

    農業分野で世界のトップに立つオランダのワーゲニンゲン大学の学長は「農業をこのままの体制で続けることは不可能」と語ると同時に、すべてを有機農業に移行すればいいわけでもないと主張する。それではどうしたら、持続可能な農業を営むことができるのか。「農業界のスタンフォード大学」の取り組みを、フランス誌が取材した。 「環境や生物多様性を尊重しつつ、世界人口に対応する糧を確保することは可能です」 すがすがしいほどに楽観的な意見だが、ワーゲニンゲン大学の学長ショーケ・ヘイモヴァーラの言葉なのだから、重みがある。ワーゲニンゲンはアムステルダムから南東に90キロのところにある小さな自治体だ。同大学は、あらゆる世界ランクのトップに君臨する農業界の権威として、この分野のスタンフォードとも謳われる。 オランダ政府の「シンクタンク」とも目され、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)からも諮問を受けているうえ、充実

    「農業界のスタンフォード大学」が描くオーガニックじゃない「未来の農業」 | 有機農業だけでやっていくのは不可能
    futenrojin
    futenrojin 2024/05/11
    ワーゲニンゲンもオランダの地名として素敵な部類に入るが、スケベニンゲンにはかなわない。いつの日か、6月上旬のスケベニンゲンの初物ニシンの競りに行き、ニシンの尻尾をつかんで口に放り込むあの試食をしたい。
  • 不平等の問題に取り組まなければ、フランスは「農家の危機」から抜け出せない | トマ・ピケティ「新しい“眼”で世界を見よう」

    フランスや欧州各地で農家の危機が発生している。これが示すのは、社会の不平等や私たちの経済システムの目に余る不公平さを激減させなければ、いかなる持続的な発展も望めない、ということだ。 それなのにフランス当局やEU当局は、農家の危機に対して、農薬の規制を緩めて環境汚染を進行させる一昔前のやり方で対応しようとしている。不平等の問題や経済的自由主義の教義と闘おうとしていないのである。 この対応がことさら不適切なのは、いまの農業が、ほかの職種と比べても格差が大きいだからだ。何事も基的、かつ具体的な現実から出発すべきだ。そうでないと、実行可能な解決策につながらない。 まずはおさらいをしよう。この数週間、フランスでは2022年の農家の平均年収が5万6014ユーロ(約921万円)だという統計が大量に拡散され、世論を驚かせた。想定を大幅に上回る額だったのだろう。このデータは、フランス農業省の統計部門がほか

    不平等の問題に取り組まなければ、フランスは「農家の危機」から抜け出せない | トマ・ピケティ「新しい“眼”で世界を見よう」
  • 日本の「合鴨農法」に魅せられた米国人の挑戦─米北東部で高品質の日本米を育てるには | バーモント州の「宮城県のものによく似た水田」を訪ねて

    米バーモント州の農家エリック・アンドラスは、かつて滞在していた日で稲作を目にしたことがきっかけとなり、日の合鴨農法を自身の農場でも実践するようになった。彼の努力の軌跡を、米メディア「アトラス・オブスキュラ」がたどる。 毎年夏になると、バーモント州バージェンズにある2万4000平方メートルの田んぼを、カモの一群が泳ぎ回る。稲の合間を縫って雑草をべ、水田の中を頼りなげに進んでいく。カモたちはのどかな風景に趣を添えているだけではない。施肥や除草という重要な任務を遂行しているのだ。 このカモたちは、日の農業技術「合鴨農法」の一環で放たれている。バーモント州にあるこの水田は、東アジア、とくに宮城県の水田によく似ている。 日から1万キロも離れた米国北東部でこんな光景を目にするのは、不可思議というか、意外な感じを受けるかもしれない。だが、バウンドブルック農場の経営者エリック・アンドラスにとって

    日本の「合鴨農法」に魅せられた米国人の挑戦─米北東部で高品質の日本米を育てるには | バーモント州の「宮城県のものによく似た水田」を訪ねて
  • 「わさび」栽培地は日本国外に10ヵ所しかないのに、なぜイスラエルもそのひとつに? | イスラエル紙がその理由を取材

    わさびの生産地と聞いて日人の多くの目に浮かぶ光景は、沢辺だろう。そんなイメージとはかけ離れた、乾燥した高原で、わさびを栽培している人たちがイスラエルにいるという。イスラエル紙「ハアレツ」が、知る人ぞ知る現地を取材した。 イスラエルはゴラン高原南部にある共同体エリアドで、警備員の車がゆっくりと温室のそばを過ぎていく。 モシャブやキブツ(イスラエルのユダヤ人農村共同体)で育った者なら嫌というほど知っている表情が、警備員の顔に浮かんでいる。「お前たちは何者で、ここで何してるんだ?」と言いたげな表情、見慣れない車や人をじっくり観察する怪訝な目つき──。 「何が起こっているのか、この客人たちは何者か、いまにも電話で確認しそうな表情だね」と面白そうに言うのは、この温室を自作したラン・ロネンだ。 温室のなかでロネンが栽培するのは、日料理に欠かせない材で、世界市場でも高価な「わさび」だ。 ほこりっぽ

    「わさび」栽培地は日本国外に10ヵ所しかないのに、なぜイスラエルもそのひとつに? | イスラエル紙がその理由を取材
  • 福島第一原発から66キロ、「フクシマ産100%」の逢瀬ワイナリーに英紙が太鼓判 | 風評被害に立ち向かうワイナリーの挑戦

    英紙「オブザーバー」が福島県の「ふくしま逢瀬ワイナリー」を訪問。国内外で高い評価を得ているワインに舌鼓を打つと同時に、風評被害に立ち向かう人々を取材した。 知られざる「日のテロワール」 「ふくしま逢瀬ワイナリー」は、丘の中腹にある手つかずの森にたたずみ、周囲には収穫間近の果物や野菜がたくさん実る畑が広がる。ある晩夏の午後、そよ風が暑さを和らげるなか、ブドウの木には熟した房がたわわに実っていた。 日のテロワール(ワイン産地の土壌や気候条件)として、これほど素晴らしい環境は他に想像がつかない。 このワイナリーの製品は国内外で受賞歴があり、冷えたシャルドネは蒸し暑い夜にぴったりだ。それは紙オブザーバーも太鼓判を押すところである。 ただ、マーケティングの面では悩ましい問題に直面している。ワインやシードル、カルバドス、リキュールの原料となるブドウやリンゴ、ナシ、モモはすべて地元の福島県産なのだ

    福島第一原発から66キロ、「フクシマ産100%」の逢瀬ワイナリーに英紙が太鼓判 | 風評被害に立ち向かうワイナリーの挑戦
  • 地球温暖化で一番トクするのは「ロシア」だ——農作物が“武器”になるとき | 「ロシアン・ドリーム」を求め、移住を始めた中国人

    中国から、チャンスを求めてロシア中国国境からちょうど35マイル北、ロシアのユダヤ自治区東部にある小さな村ディミトロフ。まだ11月だというのに、ここは骨身にしみるほどの寒さだ。 傾きかけた小屋や、古びた農具の列の後ろには平らな農地が広がっている。荒涼とした風が吹きすさぶなか、それは次第におぼろげになり、イバラに覆われた葉のない枝が残る森へと溶け込む。 数人の村人が、舗装されていない一道を歩いていく。寒さのために彼らは肩を丸め、幽霊のような足跡だけが乾いた雪の上に残った。 この道を数マイル進んでいくと、錆びきったコンバインが枯れて茶色くなった大豆の茎のなかを、うなりながら進んでいくのが見えた。 トラクターが傾いて止まると、運転席からディマという名の陽気な男性が降りてきた。ディマは、この村で約26平方km近くもの土地を耕す農場主だ。「シン・ジエ」という生まれ名を持つ、中国北東部の遼寧省出身

    地球温暖化で一番トクするのは「ロシア」だ——農作物が“武器”になるとき | 「ロシアン・ドリーム」を求め、移住を始めた中国人
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