北海道コンサドーレ札幌のFW都倉賢はミハイロ・ペトロヴィッチ監督との出会いを経てさらなる進化を遂げようとしている【写真:Getty Images for DAZN】 自身の公式ブログで何度も公言してきた、無類の読書好きが高じているからか。ユニフォーム越しでもはっきりとわかるぶ厚い胸板と、身長187cm体重80kgの体躯で相手チームを畏怖させる北海道コンサドーレ札幌のFW都倉賢は、ピッチを離れれば哲学的なエッセンスに富んだ言葉を自然と口にする。 たとえば「ミシャ」の愛称で知られる浦和レッズの元監督で、今季からコンサドーレの指揮を執っているミハイロ・ペトロヴィッチ監督と出会ったことで、自分のなかで何が変わったのか。こう尋ねられた都倉は、聞いた側が少し驚くような言葉を残している。 「スペシャルな監督だと思います。いままでのパラダイムシフト(当然と考えられていたものが劇的に変化すること)じゃないで