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書評とマンガに関するsugimo2のブックマーク (23)

  • 漫画『スキップとローファー』のように俺も親友と「HUG…」したい人生だった - kansou

    色んな人間からさんざん「漫画スキップとローファー』読め」と言われても、なんとなく気分が乗らず後回しにしてきた人生だったんですが、先日ようやく読みました。 俺の今までの人生いったいなんだったんだ 俺はなにをしてた?なに考えてたんだこのクソッタレは?やり直したい…こんな最高の漫画を無視し続けた過去の俺の後頭部をブン殴って気絶させ両手両足を縛り付けて島流しして牢獄に閉じ込めて強制的にスキップとローファーを読ませ続けたい。 デカい事件が起きるわけでも、大恋愛が始まるわけでも、物語をかき乱す悪者が出てくるわけでもない、あくまでもただ「高校生の日常」を描いているだけなのにあまりにも面白すぎる。読み終わったあとの 「イイもん読ませていただきました……」 という充実感と「この続き読むためなら親すら裏切るかも」と思わせるほどの吸引力。とにかく人間を分かりすぎている。高松美咲先生20人いるだろとしか考えられ

    漫画『スキップとローファー』のように俺も親友と「HUG…」したい人生だった - kansou
    sugimo2
    sugimo2 2023/07/20
    “『氷の城壁』を読んだ時にもあった幻覚にも近い異常な没入感。1ミリもこんな学校生活は送ってねえのに「俺の青春はこれだった」となってしまう”
  • 『ゴリラーマン』解題〜いかに『ゴリラーマン』は斬新なマンガであったか〜 | マンバ通信

    『ゴリラーマン』の時代 ヤンマガで『ゴリラーマン40』の連載が始まっている。それで久しぶりに『ゴリラーマン』を読み直してみたら、やはり面白かった……と思いつつ、あの時代の感覚を共有していないと、今の読者には伝わりづらいかもな、と思うところもあったので、『ゴリラーマン』を成立させていた時代背景みたいなものを書いてみたい。 『ゴリラーマン』は、とにかく絶妙なさじ加減のマンガだった。 ヤンキーマンガであるけど、ケンカがメインというよりは「かったるい学校生活を過ごす高校生」という感じのマンガで、青春マンガの要素もあるんだけど、「燃えさかる青春」ということでもなく、どことなくドライなところがあった。なおかつ、妙にオタクっぽいところもある。間口が狭いんだか広いんだか、よくわからないけど面白いという、他にないタイプのマンガだった。 (以下、カッコ書きしてあるのが作品としての『ゴリラーマン』、カッコ書きが

    『ゴリラーマン』解題〜いかに『ゴリラーマン』は斬新なマンガであったか〜 | マンバ通信
  • 北海道への愛とネタが特盛り。マンガ『波よ聞いてくれ』で、「バーチャル札幌市民」気分を味わう(ひらりさ) #ソレドコ - ソレドコ

    知らない街の風景をのぞける「ご当地マンガ」連載。 マンガの沼の住人たちに、「縁もゆかりも、それまで訪れたこともなかったけど、その作品を読んでその地域へ訪れたくなった作品」をセレクトしてもらいました。旅の予習にマンガはいかがでしょうか。 第4回は北海道札幌市を舞台にした『波よ聞いてくれ』を、ひらりささんが紹介。読んでいると、「作中のラジオ番組を聞いている札幌市民の気分になれる」といいます。 【マンガ沼の住人が推す「ご当地マンガ」】連載 「今月の選出者/今月の作品(街)」として毎月1作品を紹介していきます。 ぶちさん/『町でうわさの天狗の子』(奈良県奈良市) 梅ゆうこさん/『そのへんのアクタ』(鳥取県鳥取市) Dainさん/『ぱらのま』(東京都新宿区四ツ谷) ひらりささん/『波よ聞いてくれ』(北海道札幌市)(この記事です) 杉村啓さん/『第九の波濤』(長崎県長崎市) ステイホームが基とな

    北海道への愛とネタが特盛り。マンガ『波よ聞いてくれ』で、「バーチャル札幌市民」気分を味わう(ひらりさ) #ソレドコ - ソレドコ
    sugimo2
    sugimo2 2022/03/02
    “札幌出身の友人も、「ホームシックを癒やすために読んでいる」と言っていたので、このバーチャル札幌を札幌として愛でていても、大丈夫……ですよね?”
  • クソビッチすぎるしずちゃんと、のび太さんのタフネス『ドラえもん』第2巻レビュー | マンバ通信

    ドラえもんの『指輪物語』的部分? ガビン さて、てんとう虫コミックス版『ドラえもん』全45巻を菅俊一さんとレビューしていく企画の2回めです。1巻目の反響結構ありましたけど、どう思いました? 菅 このマンガは『ドラえもん』とは何か?の説明がいらないですよね。 ガビン そういえばなんの説明もしませんでしたね。 菅 それってすごいことだなと思うんですよ。ドラえもんとは何者で主人公は誰でなんのためにやってきたとか、未来の孫の孫から送り込まれてきているから現代にはない新しい道具を持っていますよ、というのが設定としてはあるんですけど、それは常識として扱われている。『ドラえもん』って、こんなマンガあったんだ!とはならないじゃないですか。 ガビン 説明してたらうざいくらいの。 菅 国民マンガですよね。そもそも、これ読まずにすますことって可能なんですかね? ガビン でもアニメしか見たこと無い人はいるんじゃな

    クソビッチすぎるしずちゃんと、のび太さんのタフネス『ドラえもん』第2巻レビュー | マンバ通信
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    sugimo2 2017/07/26
    "これ、日本語に訳すと「キモオタが冗談を真に受けやがったんだけど」ってことでしょう"
  • 面白いけどハード過ぎて人に薦められない作品

    単にグロかったりハードなだけでなく クオリティも高くて面白いんだけど やっぱりハードさで引かれる可能性を考えたら 人には薦めにくい作品てあるよな ・殺し屋1 ・ザワールドイズマイン みたいなの

    面白いけどハード過ぎて人に薦められない作品
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    sugimo2 2017/07/20
    大好きなのに薦めにくいのはパトリシア・ハイスミスと佐藤正午が双璧かな
  • 魔王の首を狙うは幼女?正直幼女とダメ剣士の旅立ち『オオカミの子』佐々木順一郎 – 新しい、おもしろい漫画家見つけた。yomina-hare

    明日発売の新刊レビュー 『剥き出しの白鳥(はくちょう)』鳩胸つるん 異端の「露出狂」漫画は、王道少年漫画だ!

    魔王の首を狙うは幼女?正直幼女とダメ剣士の旅立ち『オオカミの子』佐々木順一郎 – 新しい、おもしろい漫画家見つけた。yomina-hare
    sugimo2
    sugimo2 2016/12/16
    ちょっときになる
  • 本好きあるある『吉野朔実は本が大好き』

    もちろん、好きなを読むことは楽しい。だが、好きなについて語り合うことは、もっと楽しい。 読書は孤独な行為かもしれないが、書を語るのはもっとオープンになると嬉しい。オフ会を開くのはそのため。好きなを持ちよって、ああだこうだと語り合うのは至福のひととき。11月26日に「失恋」をテーマにオフ会をやるので、ご興味のある方は[スゴオフ]をどうぞ。 を読んでいるときも、「これ、あの人に薦めたらこう読むだろうな」とか、「これとあのを合わせたら、面白い化学反応になるだろうな」などと妄想をたくましくする。書を措いて友に会おう。面白いが、もっと面白くなる。 これは、リアルで知り合ってなくてもいい。作品について楽しく語るエッセイやブログ主と、一方的に友達になればいい。吉野朔実はそんな読み友達の一人で、『少年は荒野をめざす』や『ECCENTRICS(エキセントリクス)』を通じ、少女の不完全性について

    本好きあるある『吉野朔実は本が大好き』
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    sugimo2 2016/11/02
    "「けして私が読みそうにないけれど私が好きそうな本」ありませんか?"
  • 超面白いのに売れていない……女たちのゲスい本音が満載の『ラブラブエイリアン』が奇跡の実写ドラマ化 | ほんのひきだし

    『ラブラブエイリアン』が奇跡のドラマ化! 7月から夏クールのTVドラマがスタートしています。「せいせいするほど、愛してる」「グ・ラ・メ!~総理の料理番~」など漫画が原作の番組もいくつかありますが、その中でもぜひ注目してほしいのが「ラブラブエイリアン」です。 原作は岡村星さんの漫画『ラブラブエイリアン』。今回初めてタイトルを聞いたという方もかなり多いと思います。それはなぜかというと、発行部数が少なくそんなに売れていないため、書店の平台ではそうそう見かけないから……(涙)。では、なぜそんなに売れていない漫画が実写ドラマ化されることになったのでしょうか? それはきっと、『ラブラブエイリアン』が“超面白い”からです。 超面白いのに売れていない漫画『ラブラブエイリアン』 『ラブラブエイリアン』はタイトルにもあるように、宇宙人が登場する漫画です。2012年1月から日文芸社「別冊漫画ゴラク」で連載され

    超面白いのに売れていない……女たちのゲスい本音が満載の『ラブラブエイリアン』が奇跡の実写ドラマ化 | ほんのひきだし
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    sugimo2 2016/07/13
    "実写ドラマ化という奇跡の次は、『ラブラブエイリアン』の単行本がバンバン売れて続巻が出るという奇跡が起こることを願っています"
  • 漫画 ダンジョン飯 2巻 感想 島国大和のド畜生

    ダンジョン飯 2巻 (ビームコミックス) 読んだので感想を書く。 ■あらすじ 多くの冒険者が潜り、生活の糧を得る場としてのダンジョン。 深部で妹をレッドドラゴンに飲まれた戦士ライオスは、エルフの魔術師マルシル、ハーフフットの鍵誌チルチャック、ドワーフのセンシと共に妹救出のため急ぎダンジョン深部に向かう。費を浮かすために魔物をべながら。 ■感想 基的には、「ダンジョンに出てくるモンスターをったらどうか。」というセンスオブワンダー一発芸の作品。 これで2巻、3巻と話を進めて読者の興味を持続させるのは困難だろうと感じるが、今のところは失速していない。 、『レッドドラゴンにわれた妹が消化される1ヶ月以内に助け出さねばならない』というタテツケは、『う物語でわれたものを取り返す』という構造を作っていることと、タイムリミットを設けることで、話をダレさせないためだろう。 しかし2巻までで14

    sugimo2
    sugimo2 2015/08/16
    飯マンガとしては難しそうと思ったけど、いざ読んでみたらダンジョンRPGに重心かかってる感じがしたのであんまり心配してない。
  • もっと恋愛漫画を読みたい - インターネットもぐもぐ

    恋愛漫画を読みたいブームがきてる。きてるんだけど、なかなか共有できる人がいなくてさみしい。 20代半ばのわたしの周囲でそれなりにマンガ読む人ってBLを中心に嗜む人も多くて、恋愛漫画についての情報って意外に入ってこない。Amazonレビューも少ないし、雑誌やメディアで特集される機会も比較的少ない……ような気がする。 なんというか、身も蓋もなく言うときっとイタいイメージがあるのでしょう。いつまでも恋に恋してるんじゃないよおまえ……って思われている気がします。「アラサー向け少女漫画(笑)」のイメージのアレさも貢献してるんでしょうか。でもね、年下の男の子に理由なく惚れられて会社休みたくなったり、世を憂いて住み着いた田舎で歳は重ねているけどダンディな魅力あるおじさまと出会っちゃったり、壁ドンされたり足舐められたりを見たいわけじゃないんですよ!!!そういうことじゃないの!!! わたしが会社休む漫画が好

    もっと恋愛漫画を読みたい - インターネットもぐもぐ
  • [書評]あそびあい(新田章): 極東ブログ

    ネットで話題になっていたので読んでみた。『あそびあい(新田章)』(参照)アマゾンで見たら売り切れていたので、アニメイトなら売っているんじゃないかと行って主婦風の店員に聞いたらまるで知らない。検索も大変そうだった。こんなマンガですよとケータイで表紙を示した。 こんなマンガ……いきなり高校二年生がバックでセックスしまくるマンガですよ……とは言わなかった。が、ロリっぽい少女がスカート広げている表紙をかざすおっさんである自分はちょっと気まずい。結局、キンドルで買った。最初からそうすべきだった。 物語は単純と言えばごく単純な恋愛物語である。ある障害があって二人の恋はなかなか進展しない。そこにいろいろ他の登場人物もまじって恋愛の悩みが繰り広げられる。読者はその恋の行方にハラハラとする。それだけである。源氏物語から「めぞん一刻」とか、まあよくある恋愛物語という感じだ。この物語で彼らの恋を阻んでいるのは、

    [書評]あそびあい(新田章): 極東ブログ
    sugimo2
    sugimo2 2014/08/25
    "物語を物語としてたらしめているのは、恋の「幼さ」である"
  • 紙か電子か『ナナのリテラシー』 - 漫棚通信ブログ版

    フィクションとしておもしろく、ルポルタージュとしておもしろく、メタ的におもしろい。 ●鈴木みそ『ナナのリテラシー』1巻(2014年KADOKAWA/エンターブレイン、650円+税、amazon) ●同キンドル版1巻(2014年鈴木みそ、税なし400円、amazon) 書影左が紙の、お値段は650円+税。書影右はキンドル版で、ご存じのとおりアマゾンの電子書籍は日国に税金を払っていませんので税抜きじゃなくて税なし、さらに価格設定がお安く400円となっております。 この二冊、発行/発売が異なってて、紙のKADOKAWA/エンターブレインから。キンドル版は、著者人「鈴木みそ」が販売しています。 書影イラストは、著者のとしてはめずらしく美少女+花が散るバックという、なんてあざといんでしょ、と驚くようなデザイン。ねらってるな。それはそれとして、発行/発売元が違うのに同じデザイン。さて、なぜ

    紙か電子か『ナナのリテラシー』 - 漫棚通信ブログ版
  • [書評]式の前日(穂積): 極東ブログ

    以前ネットで話題になって、おそらくそのせいだと思うけど、アマゾンなどでもしばらく品切れで、今見ると数日待ちの状態。アマゾンの数日待ちは当てにならないので放置し、いずれ読む機会があるだろうと思ったが、昨日出先の書店で平積みだったので買って読んだ。 最初にお断り。 以下、ネタバレがあります。ネタバレと言うべきなのかという、それ以前の問題もあるけど、このコミック未読の方は、以下を読まないほうがいいかもしれません。 それと、この作品を諸手で絶賛している人がいるのは知ってます。けなすとか評価が低いということではまったくありませんが、絶賛以外の感想は許せないというタイプの人は以下、スルーしてください。また帯に「”泣ける”読み切り6篇」とあるのですが、私はそうは読んでいません。 正直にいうと、そう読むことが評価にならないようには思っています。 *  *  * 作者についても、またこの作品の周辺的な話につ

  • [書評]孤独のグルメ【新装版】(久住昌之・著、谷口ジロー・画 ): 極東ブログ

    中年男の孤を描いた漫画「孤独のグルメ」(参照)が電子ブックで売っていた。電子ブックでこの漫画を読むとどうなんだろうかという素朴な興味と、通して読んだことはなかったなという思いがあって、買って読んだ。泣けたというのとは違う、胸にずんとくる感慨があった。中年男の孤というものの、いわくいいがたい微妙な心情をよく描いていることもだが、私自身生きてそしてってきたあの時代が絵の一コマ一コマにそのままにあったのだった。 物語は、個人経営の洋雑貨輸入商・井之頭五郎が、背広姿で見知らぬ町を巡った営業帰りに、いそびれた昼飯をその町の店屋でうというだけの設定が多い。表題にグルメとあるが、普通の意味でグルメといったものではない。下町のさびれた定屋のようなところで、中年男が、がつがつとありふれた事をするだけの短い話。B級グルメといったものでもない。うのは腹がいっぱいになればいいやといったくらい。 だ

    sugimo2
    sugimo2 2012/01/14
    "主人公・井之頭五郎は酒を飲まない。それだけでもグルメといった、うんざりしたうんちくから解放される思いがする"
  • 漫画;犬狼伝説 感想 島国大和のド畜生

    随分前のだが感想を書く。 押井守原作、藤原カムイ作画による漫画映画「紅い眼鏡」「ケルベロス 地獄の番犬」と世界観を同じくする。漫画だけで完結しているので映画は見て無くても大丈夫。むしろ映画は微妙なので押井守の実写が好きとかでなければ避けて通った方が良いかもしれない。(俺は好きだけど) 以下、ネタバレバリバリで。 あらすじ 第二次世界大戦後、ドイツ占領下に置かれた日。 凶悪化する都市犯罪に対抗すべく設立された「首都警」。 過激派集団による反体制デモは武装暴徒化し、首都警の装備も過激化していく。 あまりにも突出した武力を持つ「首都警」は解体を余儀なくされる。 感想 組織、都市、運動、立ち喰い、オッサン。 押井守濃度が大変濃いにもかかわらず、口当たり良く加工されており、お話もテーマも解かりやすい。 映画版の解り難さは何だったんだ、という感想はアヴァロンの「映画」を見た後「小説」を読んだ時も

  • [書評]ヒストリエ 1-6(岩明均): 極東ブログ

    こんな面白い物語を読んだのは何年ぶりだろう。「ヒストリエ(岩明均)」(参照)は、たまたまブックマークコメントで知った歴史物のマンガだった。 扱っている時代は、私が関心を持っているアレキサンダー(アレキサンドロス)大王とおそらくその死後である。主人公は大王の書記官となるエウメネス。面白いところに目を付けたなと思い、とりあえず一巻目(参照)を買って読んでみた。この時点ではそれほどの期待はしていなかった。 冒頭いきなりスプラッタなシーンで始まる上、背景となる物語は一巻の終わりで回想シーンに接続するため、スターウォーズエピソード4から1に戻るような印象もあった。巻頭から登場する主人公エウメネスと他の登場人物の関連も多少つかみにくい。エウメネスのキャラクターもシニカルで冷たく、描画上もいわゆる主人公らしさは薄い。私など、カルディア包囲の指揮官に「あれがマケドニア王だったんじゃないかのかなァ」というエ

  • 漫画:ワンダービット 感想 島国大和のド畜生

    最近、アオイホノオでヴイヴイ言わせている島和彦の、20年ほど前、パソコン雑誌ログインに連載されていた漫画である。 彼の代表作は何かと問われれば、仮面ボクサーや吼えろペンが上がることが多いと思う。 が、自分はこのワンダービットを押す。 ワンダービットは、ほぼ1話完結の世界観とキャラクターを共有する物語の短編集。いや「ショートショート」と言った方が自分にはしっくりくる。 センスオブワンダー。一発芸。思いつきの小ネタ。どういう言い方でもよいけど、作者の思想のコアが見て取れるように感じる。 熱血や、勢いで押し流す芸風に頼り過ぎない、独自の着想とオチ。 物語の始め方、終わらせ方、その間のドライブのさせ方。小手先技が小手先技で済まない作者の上手さが全体に滲んでいて、しかも実験的短編であるが故の、やりたい放題さと、でもきれいにオチをつけないと気がすまない職人気質のせめぎ合いがヘンな化学変化を起こしてい

  • マンガがあればいーのだ。 近況報告/「彼女のひとりぐらし」の一人暮らし感がパネェ

    01<< 1234567891011121314151617181920212223242526272829>>03 ■ 「おたくのヨメちゃん」表紙入稿完了~。 あとは文。毎年ながら修羅場です。 ヨメちゃんなのにヨメちゃんに迷惑をかけているという図。 文入稿完了したら、もう一度告知しますね~(日曜/東 "Q" ブロック 17a) と、久々の更新がこれだけだとアレなんで、今日読んだ作品をちょろっとご紹介。 ■ 「彼女のひとりぐらし」の“一人暮らし感”がすごかった。 26歳独身。 フリーランス仕事を自宅で請け負う、正真正銘の一人暮らし。 主人公である輿水理香の、一人暮らしっぷりをトコトン描いた作品だ。 …と、それ以上でもそれ以下でもない。 26歳独身女性の生活を覗き見てるような感覚が味わえる。 ただそれだけなんだけど、やけに安心するというかホッとするというか。 一人暮らしを体験した事あ

  • 限りなく大きなテーマ『ZOOKEEPER 』 - 漫棚通信ブログ版

    青木幸子『ZOOKEEPER 』が全八巻(2006年~2009年講談社、各514円~533円+税、amazon、bk1)で完結しました。最後まで全力で走りきりましたね。 同じ講談社「イブニング」の『もやしもん』も最初は、菌を見る超能力を持った主人公が農大でおこる珍事件・難事件をたちどころに解決! という設定だったのでしょうか。最近は主人公のカゲがすっかり薄くなってますねー。 『ZOOKEEPER 』も似た設定で始まりました。温度を目視する超能力を持った動物園の新米飼育員(♀)が、動物や人間たちのさまざまな事件をその能力で解決してゆく。 ただしこの能力、ずいぶん地味でして、要は赤外線カメラ/サーモグラフィみたいなもの。主人公の能力でハデな結果を得ることもたまにありますが、通常は動物の病気を早期発見したり、ヒトがウソついてるかとか怒ってるとかを判断できるぐらい。まあ言ってみれば「観察力が鋭い」

    限りなく大きなテーマ『ZOOKEEPER 』 - 漫棚通信ブログ版
  • 素人が脱いだらいくらになるの? 業界人もドン引きするほどのリアルが描かれたマンガ『銭』 - メンズサイゾー

    エロカルチャー 2009年07月28日 『銭』(鈴木みそ著、エンターブレイン発行)は、死にかけちゃった男のコが浮遊霊となり、出会った浮遊霊仲間とともに、この世の中の「カネの流れの仕組み」を覗き見ていく話である。というと突拍子もない話に聞こえるかもしれないし、浮遊霊とかいう設定にひっかかりを感じる人もおられるかもしれないが、もし立ち読み可能な屋さんやマンガ喫茶に行く機会があれば、ちょっと試しに数ページでいいからめくってみて欲しい。浮遊霊うんぬんがふっとぶほどの「銭」の情報量に圧倒されるはずだ。 しかも、その「銭」の流れはうまいこと現代のツボを突いていて、「カフェを起業するときの金勘定の流れ」や「メイド喫茶の値段」、「ペットブリーダー」「ホスト」「葬式」と誰もが一度は「実際内部で何がどーなって、あの値段になってるんだろう?」と思ったことのあるようなネタが満載。しかも「そこまで描くか!?」とい

    素人が脱いだらいくらになるの? 業界人もドン引きするほどのリアルが描かれたマンガ『銭』 - メンズサイゾー